みゆきな日々

チワワのチェリー女の子&私・年金暮らしのジッちゃんに絶賛親孝行活躍中

屑な女の1人芝居(6)

2009年03月02日 | インポート
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         『もういいよ』

      静江が静かに言った!!

多佳子のする事なす事の全てをとがめない義男に放心状態の静江に

   義男はポツリ『ごめんよ・・・・・』

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                泣きながら     

 『奈津子ママ、こんな所に居たくない』

      急に笑い出した多佳子

    『義男さんは、私を選んだのよ』

       勝ち誇った言い回し

『多佳子さん、そう言う貴方の目的は何なの?』

『だから、子供達の待ってる、この家に戻りたいだけよ』

『借金の話しがあったけど、義男さんに押し付けたいだけじゃないの?』

         声を荒げて

      『そんな事はないわ』

                                                       

    奈津子は多佳子に思わず

      『裁判にしましょうか?』

『あら奈津子さん裁判なんて経費が掛かるだけだわ、それに長い時間も掛かるし疲れるだけでしょ』

身勝手な好き放題の言葉に沸騰点な奈津子

 『多佳子さん、貴方には天罰がくだるわ』

   

  『何と言ったって私が子供達の母親よ』

  静江の代わりの代弁も疲れてきた

『一度は子供を捨てて他の男に走ったのにね』

『だから言ったでしょ、義男さんが仕事ばっかりで構ってくれなかったのが原因よ』

   『だからって子供まで捨てたの?』

   奈津子の鋭い言葉が刺さったか?

      『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』

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『ところで義男さん、静江が妊娠してる責任は、きっちり取ってもらいますから』

           『えっ?』

      驚いた多佳子だった!!

静江が妊娠していた事だけは誤算だったようだ。

 義男は『ここ数日の間に考えてました』

『ちょっと、義男さんの子かどうかも解らないでしょ』

 多佳子の言葉に奈津子も我慢の限界

こんな男とは静江は別れた方が良い、元妻とどうにでもなれと思った。

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奈津子は多佳子に現在の苗字を聞いた。

『鈴木多佳子よ、義男さんが許してくれたから、現在の男とは直ぐに籍を抜くわよ』

     『籍は入ったままなの?』

      苗字を聞いた義男は

 『離婚してきたんじゃなかったのか?』

『離婚したも同然でしょ、出てきたんだもの』

     後は二人で勝手にどうぞ

二人を残し静江を連れて義男の家を出た

          そして数日後

奈津子は、知り合いの探偵事務所に多佳子の事を調べてもらっていた調査結果が届いた。

それは何かの為の切り札として取っておくだけだが、最悪の結果の内容だった!

 『静江、辛いだろうけど行かなくちゃ』

調査結果をもって静江を連れて義男の自宅へ

義男に調査結果を出す前に静江が一言

『義男さん、貴方と一緒だった時間、今は悲しい結末だけど、少なくとも幸せでした。』

     義男は下を向いて無言だ

     そんな義男を静江が見つめる

『義男さん、静江は貴方とは離婚する決意で今日ここに来ました、だけど、お腹の子の為にもきっちり保障してもらいますよ』

 『お腹の子、本当に義男さんの子なの?』

  最後まで多佳子は静江を傷つける

       静江は顔を強張らせている

 そんな静江を見て義男も言葉が出ない

      『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』

『義男さん、長引かせたくないので単刀直入に話します、 キッパリと静江と別れて多佳子さんと寄りを戻すと言う事は静江をお腹の子と一緒に捨てるって事、貴方達は同じ穴のムジナよ!この際、裁判とも思ったけど、最後の義男さんの良心に免じて金銭で解決します』

『ちょっと待ってよ、お腹の子が義男さんだって保障はあるの?』

       この女は・・・・・・・・・・・

      キレそうな気持ちを押し殺し

『多佳子さん貴方は今、何も言えない立場でしょ』

   ムッとした顔をして更に毒づく多佳子

  『義男さん黙ってないで何とか言って』

  やっと重い口を開いて義男は言った

        『静江・・・ごめんな』

『もういいです、子供達には本当の母親が1番ですから』

それを聞いた義男は預貯金の全額を引き出し用意していたお金を静江に渡した。

  それを見るなり多佳子は金切り声で

 『なんでお金を渡すのよ、私の借金は?』

多佳子の頭の中はお金しか無い、無一文になれば義男を捨てる・・・・目に見えていた

離婚届けを渡し、金額も確認せず静江はバックに閉まった。

『それじゃあ二人、仲良くね、2度と顔を見たくないわ』

     静江が言い放ち立ち上がった

  未練など、これっぽっちも無いようだ

          

                                         

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       涙の展開だね、だけど若さがあるさ

       登場人物とチーママは関係ありません

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靴を履いて去ろうとしていると多佳子の

    『いくらお金を渡したの?』

    言い争う声が聞こえてきた

      *:・'゜☆。.:*:・'゜続く゜'・:*:.。.:*:・'゜:*

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