癒しの水辺

ガサガサや釣り、淡水魚飼育のあれこれ。
趣味の車いじりや魚屋の手伝い等の日常も綴ります。

なんてこった・・・

2019-01-24 13:04:09 | 餌捕り
水の渇れた水路を前に、私は立ち竦んでいた。

時刻は深夜2時過ぎ、冬の澄んだ空気に月明かりが輝いている。

暗雲立ち込める私の心と対照的である。

ここのところ、まとまった雨は降ってなく、乾燥した天気が続いた事が影響しているのか?

そう考える私に、風が、諦めて帰れと言わんばかりに吹き付けてくる。

気温は



マイナス1℃

長考している暇はない。

この場所は諦めて、いつもの餌場に向かい、車に乗り込んだ。

今年に入ってから、仕事が忙しく、連日の残業と休日出勤で、餌捕りすら来る事が出来なかった。

その間、魚達には、冷凍アカムシとクリルで凌いでもらっていたのだが、たまには活き餌を与えたい。

夜勤ならば残業はないだろうし、仕事帰りに直行すれば、それほど時間もかからないだろう。

どうせなら近頃見てないポイントを見ておきたい。

そんな欲張った考えが裏目に出たようだ。

仕事帰りに直行した為、格好も作業着にジャンパーを羽織っただけである。

いくら今年が暖冬だとはいえ、真冬の深夜に、そんな格好のままでは長くは出ていられない。

我ながら、自分の浅はかさに苦笑する。

いつものポイントに着き、まずは水量を確認する。

ここもかなりの減水だが、何とか水は残っているようだ。

減水の上、水が澄んでいるので、夜中でもライトの明かりだけで底まで見てとれる。

越冬の為、ものすごい数のフナらしき魚が集まっているのが見える。

肝心のエビの姿は見えないが・・・

身体が冷える前に網とバケツを取りだし、壁際に沿って網を入れる。

間違ってフナの群れまで掬ってしまわないよう、慎重に。



最初の網には少量のエビしか入らなかった。

次は少し奥まで網を突っ込む。



良かった、ちゃんといた。

更に二回、網を入れ



十分な量になったので撤収する。

網を触っていた手の指先が痛い。

久しぶりの感覚だ。

さあ、急いで帰って暖まろう。