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息子と野球。

2014年09月03日 | 日記
正直、運動神経が良い!なんてとても言えない長男。

小学校低学年の時はドッヂボールは逃げ専門。

運動会の競争なんて1~3位の旗の所に並んでるのは見た事がないし、

身体も大きくないのに組立体操は土台。

そんな彼も4年生の時に転機が来て、

運動神経が悪く運動系の遊びの時は友達から『いらない』と言われていた彼が、

野球チームに入り、自主練習で努力してレギュラーを勝ち取り自信が付いてから変わった。



中学校に進学する時にクラブチームに行くか?それとも学校の野球部にするか?の選択で、

結果、私の病気の事や顧問の先生が熱心な事、友達から「一緒に」と言われた事、

などから公立中学校の軟式野球部に入る。

そこで肩の強さを買われてキャッチャーを3年間。

「キャッチャーなんてしたくない!」「ピッチャーがやりたい!」と言い続けながら、

キャッチャーで3年間を過ごし、少し大きめの大会で優勝する事になる。



その大会で優勝した事で強豪校では無い私立高校のいくつかから推薦をもらうのだけれど、

「キャッチャーとして欲しがられてるがもうキャッチャーはしたくない!」なんて理由や、

その他モロモロの理由から全てお断りした。




そして、公立高校の野球部に進むのだけれど..........

どこからか情報が行って、結局彼はキャッチャーをしている(笑)




この前、秋季高校野球大阪大会の予選大会があった。

とある私立高校と対戦。

息子に推薦を下さった学校だ。

息子は有り難い事に背番号『2』を付けて出させてもらった。

結果はコールド負け。

コールド負けをする様な試合は彼には初めての事だった。

勝つ楽しさを多く知っている彼は今回の試合で、

守備の悪さからのエラーで点数がドンドン入れられて行く様は耐えられなかったようで、

ものすごく苦い顔をしていた。




家に帰り愚痴を言う息子。

「守備が下手くそだ!」「中学校の野球部の方がみんな上手かった。」

仕方の無い事をツラツラと.........

そして、

打てなかった自分は棚に上げている。





私立高校はスポーツ科やアスリートを育てる為の科を用意して推薦枠を作り、秀でた子を揃える。

だけど、公立高校は蓋を開けるまでどんな子が来るかわからないし、

野球をメインで考えた子は公立高校にはまず来ない。

そして、集まった中でチームを編成するしかない。

そこには未経験者や経験した守備の偏りがあり、

指導者に恵まれ、基礎をしっかりと教えられ、試合経験豊富なんて集まりじゃない。

レベルの違いなどがあっても仕方の無い事なのだ。




「クラブチームに行ってたら」

「私立高校の推薦を受けてたら」

今更、そんな事を言いだす始末。

公立高校でだから背番号ももらえただけで、

行った所で確実に試合に出られるか、

ベンチに入れるさえ怪しい。

だけど努力でレギュラーを勝ち取って来た息子。

自分の力はどこまで通用するのか?

知りたい気持ちはわからなくはない。




『無いモノを考えても無駄なので考えるな!』と言った。

今、有るモノの中でどうやってベストな状態に持って行くか。

これしかないのだ。





起床時間が1時間早くなった。

学校に早く行って、チームメイトと自主練習をするらしい。



私の睡眠時間が短くなった(T0T)

しかし、

高校野球もあと2年。

それもあっという間の出来事になるんだろう。

しばし、付き合うとしますか(*^-^*)