つれづれブログ

日常のちっちゃなことをつれづれなるままに・・・

知っている曲

2013-12-10 09:22:18 | Weblog
発表会の選曲が、ほぼ決まりました。
毎年悩む、この季節。
今年は4年生にCDを渡して、たくさんの曲を聴いてもらい、その中から弾きたい曲を選んでもらいました。

発表会。私の理想は、誰も知らないような埋もれてしまっている曲を、発表会で美しく演奏して、多くの皆さんに知っていただくこと。つまり、知っている曲を増やして欲しいのです。そして、その演奏を聴いた人が、来年はこの曲を弾いてみたいと思って欲しいのです。

ところが、多くの生徒さんは「みんながよく知っている曲」を希望されます。
じゃあみんなが知っている曲って?
エリーゼのために
トルコ行進曲
バッハ ト長調のメヌエット
小犬のワルツ
人形の夢と目覚め

あとはテレビで流れてくる曲や、童謡、学校の音楽の授業や音楽会で演奏した曲。
先日は校歌といわれて驚きましたが・・・

英雄ポロネーズやノクターン、ベートーヴェンの3大ソナタ(悲愴、月光、熱情)なども知らないそうです。

私は、小学生の間は全く練習をしないダメダメちゃんでした。
でも、中学校の親友がとてもピアノが上手で、いつも「今、何弾いてるの?」と聞くと、ショパンのワルツ、シューベルトの即興曲、ベートーヴェンのソナタ等々、当時の私の知らない曲がどんどん出てくるのです。そして、知らないと話が進まないので、学校帰りに楽譜を買って(昔は北千住にも楽譜を扱っているレコード店があったんですよ)すぐにピアノに向かって練習していました。その時に、知らない曲を楽譜から起こしていく作業が身に付いたのだと思います。当時は、簡単に音源を聞くことが出来なかったので、それが良かったのですね。
そして次の日には、話に加わって、あそこはどうやって弾くの?とか、あそこが難しいよねとかしゃべっていました。
この友人とふたり、はまったピアニストがポリーニです。
その頃の化学の先生(女性だったのですが)がそっくりだったんです、ポリーニに。
もう先生に釘付け。二人でポリーニのレコードを聴きあさり、あこがれました。
あのミスの無い厳格な演奏がたまらなかったのです。
そして、ポリーニのレコードに入っていた曲も私の知っている曲になりました。

こんな風に、きっかけは色々でしょうが、皆さんが数多くの曲を聴いて、知っている曲を増やしてくださることが私の願いです。

外山啓介 ピアノ・リサイタル(後編)

2013-12-10 09:11:57 | Weblog
続きが遅くなりました。
後半は、ショパンオンパレード。
知る人ぞ知る、あまりショパン好きではない私。
でもやっぱり、ピアノ曲として素晴らしい曲ばかり。
特にソナタ。今回は2番でしたが、私はショパンの中で一番好きな曲です。
弾いてみたくて、何度かチャレンジするたび難しくて挫折する曲です。

外山さんの魅力は何と言ってもあの音色だと思います。
初めて聞いたのですが、やわらかく丸い音でした。
以前はもっと硬い印象があったのですが気のせい?
時々音がすっぽ抜けた気がするのですが、私の耳のせいなのか、ピアノのせいなのか?
また聞いてみたいと思い、来年のチケットを取ろうかと思ったらもう完売でした。
ザンネン。

そして、いつものように、影響を受けやすい私は、ピアノの練習に没頭しているのでした。練習好きな私に取っては、幸せな一日でした。(本番は嫌い・・・)

外山啓介 ピアノリサイタル

2013-12-08 15:59:16 | Weblog
久々にリサイタルに足を運んでおります。
まだ前半が終わったところなんだけど、何だか良くて思わず、携帯から投稿中。
特に最初のシャコンヌ。私ってやっぱりこの曲好きだと再認識。
そしてラヴェルのラ・ヴァルスでは寝るなんてとんでもない。感動。

後半始まるので、続きはまた。