こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、理解することについて書きます。
いくら説明されてもうまく理解できなかったのに、
あるきっかけや違う人の説明で問題を理解できた…
❤︎私たちは、"利き感覚"で理解する
外の世界を理解したり、
学んだりするとき、
五感(聞く、見る、味わう、嗅ぐ、触る)を通して認識しています。
そして、
右利きや左利きがいるように、
それぞれの"利き感覚"
つまり、"一番優位に使う感覚"があります。
その自分の利き感覚を主に使って、
物事を理解して学んでいます。
❤︎"雨"と聞いて、"効き感覚"は
たとえば、
「雨」と聞いて真っ先に何を思い浮かべますか?
雨の音ですか(聴覚系)
雨が降っている情景やしずくですか(視覚系)
雨やrainという言葉や文字ですか(言語感覚系)
雨の匂いですか
濡れたジメッとした感覚(体感覚系)
ですか?
このように自分の優位としている感覚をこちらで知ることができます。
これを自分の"優位感覚(利き感覚)"と呼びます。
❤︎子どもの"優位感覚"にあった教え方
このそれぞれの優位感覚の特徴を知って、
子どもの優位感覚にあった教え方をすることで、
より早く学ばせることができ、
相手の理解力と記憶力を増すことができます。
❤︎親や先生は自分の優位感覚で教えると
よくあるパターンは、
親や先生は自分の優位感覚で伝えて、
学ばせようとしてしまいます。
違う感覚の子どもは戸惑い、
理解しにくく、
お互いがストレスを感じることになります。
❤︎優位感覚ごとの効果的な学習方法
では、それぞれの優位感覚はどんなものでしょう。
❶聴覚系の子ども
聞いて理解することが得意で音声を取り入れた学習方法が良いです。
メモやノートを取っているよりもしっかり聞くほうが大事です。
また、
話の内容よりも声のトーン、大きさ、調子や雑音が気になりますので、
教える側は環境の「音」を注意することが必要です。
❷言語感覚系の子ども
文章や言葉を読み取るのが得意で、
声に出した学習方法が良いです。
メモやノートを取っていることが多く、
書いていると内容が整理されます。
理論的に話し、
相手の話が理論的かどうか気になりますので、
教える側は段階を踏まえて、
言葉の意味をしっかり伝えていくことが必要です。
言葉の意味に引っ掛かりを感じやすいタイプです。
英語学習では、発音記号やテキストや単語帳などを取り入れることが有効です。
❸視覚系の子ども
見て理解することが得意で、
映像や図やグラフなどで学習するのが良いです。
ノートには付箋やマーカーなどで色を入れるとより覚えやすいです。
全体像を気にして、
頭に映像を浮かべて理解しますので、
教える側はまず全体像をイメージしやすいように教えてから細かいこと説明すると良いです。
❹体感覚系の子ども
感じて理解することが得意で、
身体を動かし、
体験や実験する学習方法が良いです。
テキストを読むばかりや聞くばかりの授業は、
理解を「体に落とし込む」ことができにくいです。
急かされることなく、
自分の身体で感覚をキャッチすることが必要なので、
教える側は感情や感覚なども伝えながら相手のペースを守ることが必要となります。
❤︎優位感覚を活かせば能力を発揮できる
実は、
私たちは自分の優位感覚で伝えたり、
教えたりしています。
どの感覚も良いも悪いもなく、
「その人らしさ」です。
自分が良いと思う学習方法を子どもに押し付けるのではなく、
相手にフィットするやり方を探して、
試すことが必要になります。
❤︎優位感覚に合ったコミュニケーションを使うことも大切
また、
それぞれの優位感覚にはコミュニケーションの特徴もあります。
コミュニケーションを変えるだけでも
子どもがわかるようになるケースもあります。
❶聴覚と言語感覚系の子ども
論理的に段階を追って、
長い文章を淡々と話します。
言葉の意味を大事にして、
話を聞いてもらうことを好みます。
「理解できた」「意味がわからない」と言うことが多いです。
❷視覚系こ子ども
映像を見ながら話をするとよく理解してくれます。
頭の中で見ている映像が切り替わると話も切り替わるので話が飛びがちになります。
「話が見えない」「〜に見える」と言うことが多いです。
❸体感覚系の子ども
身体に落とし込んでから言葉にしたり、
行動にしたりするので、
話や行動がゆっくりです。
相手との距離を近くとりがちです。
「モヤモヤする」「ドキドキする」などの擬音を多く使い
「腑に落ちる」と言います。
❤︎まとめ。理解できないのは、子どもに合った"優位言語"を使わないから
子どもが理解できない大きな理由のひとつは、
自分と違った”優位感覚”でのコミュニケーション(感覚言語)を使って教えられているかです。
親自身の優位感覚だけで教えるのではなく、
子どもの”優位感覚”に合った言語を工夫することが大切です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、理解することについて書きます。
いくら説明されてもうまく理解できなかったのに、
あるきっかけや違う人の説明で問題を理解できた…
❤︎私たちは、"利き感覚"で理解する
外の世界を理解したり、
学んだりするとき、
五感(聞く、見る、味わう、嗅ぐ、触る)を通して認識しています。
そして、
右利きや左利きがいるように、
それぞれの"利き感覚"
つまり、"一番優位に使う感覚"があります。
その自分の利き感覚を主に使って、
物事を理解して学んでいます。
❤︎"雨"と聞いて、"効き感覚"は
たとえば、
「雨」と聞いて真っ先に何を思い浮かべますか?
雨の音ですか(聴覚系)
雨が降っている情景やしずくですか(視覚系)
雨やrainという言葉や文字ですか(言語感覚系)
雨の匂いですか
濡れたジメッとした感覚(体感覚系)
ですか?
このように自分の優位としている感覚をこちらで知ることができます。
これを自分の"優位感覚(利き感覚)"と呼びます。
❤︎子どもの"優位感覚"にあった教え方
このそれぞれの優位感覚の特徴を知って、
子どもの優位感覚にあった教え方をすることで、
より早く学ばせることができ、
相手の理解力と記憶力を増すことができます。
❤︎親や先生は自分の優位感覚で教えると
よくあるパターンは、
親や先生は自分の優位感覚で伝えて、
学ばせようとしてしまいます。
違う感覚の子どもは戸惑い、
理解しにくく、
お互いがストレスを感じることになります。
❤︎優位感覚ごとの効果的な学習方法
では、それぞれの優位感覚はどんなものでしょう。
❶聴覚系の子ども
聞いて理解することが得意で音声を取り入れた学習方法が良いです。
メモやノートを取っているよりもしっかり聞くほうが大事です。
また、
話の内容よりも声のトーン、大きさ、調子や雑音が気になりますので、
教える側は環境の「音」を注意することが必要です。
❷言語感覚系の子ども
文章や言葉を読み取るのが得意で、
声に出した学習方法が良いです。
メモやノートを取っていることが多く、
書いていると内容が整理されます。
理論的に話し、
相手の話が理論的かどうか気になりますので、
教える側は段階を踏まえて、
言葉の意味をしっかり伝えていくことが必要です。
言葉の意味に引っ掛かりを感じやすいタイプです。
英語学習では、発音記号やテキストや単語帳などを取り入れることが有効です。
❸視覚系の子ども
見て理解することが得意で、
映像や図やグラフなどで学習するのが良いです。
ノートには付箋やマーカーなどで色を入れるとより覚えやすいです。
全体像を気にして、
頭に映像を浮かべて理解しますので、
教える側はまず全体像をイメージしやすいように教えてから細かいこと説明すると良いです。
❹体感覚系の子ども
感じて理解することが得意で、
身体を動かし、
体験や実験する学習方法が良いです。
テキストを読むばかりや聞くばかりの授業は、
理解を「体に落とし込む」ことができにくいです。
急かされることなく、
自分の身体で感覚をキャッチすることが必要なので、
教える側は感情や感覚なども伝えながら相手のペースを守ることが必要となります。
❤︎優位感覚を活かせば能力を発揮できる
実は、
私たちは自分の優位感覚で伝えたり、
教えたりしています。
どの感覚も良いも悪いもなく、
「その人らしさ」です。
自分が良いと思う学習方法を子どもに押し付けるのではなく、
相手にフィットするやり方を探して、
試すことが必要になります。
❤︎優位感覚に合ったコミュニケーションを使うことも大切
また、
それぞれの優位感覚にはコミュニケーションの特徴もあります。
コミュニケーションを変えるだけでも
子どもがわかるようになるケースもあります。
❶聴覚と言語感覚系の子ども
論理的に段階を追って、
長い文章を淡々と話します。
言葉の意味を大事にして、
話を聞いてもらうことを好みます。
「理解できた」「意味がわからない」と言うことが多いです。
❷視覚系こ子ども
映像を見ながら話をするとよく理解してくれます。
頭の中で見ている映像が切り替わると話も切り替わるので話が飛びがちになります。
「話が見えない」「〜に見える」と言うことが多いです。
❸体感覚系の子ども
身体に落とし込んでから言葉にしたり、
行動にしたりするので、
話や行動がゆっくりです。
相手との距離を近くとりがちです。
「モヤモヤする」「ドキドキする」などの擬音を多く使い
「腑に落ちる」と言います。
❤︎まとめ。理解できないのは、子どもに合った"優位言語"を使わないから
子どもが理解できない大きな理由のひとつは、
自分と違った”優位感覚”でのコミュニケーション(感覚言語)を使って教えられているかです。
親自身の優位感覚だけで教えるのではなく、
子どもの”優位感覚”に合った言語を工夫することが大切です。