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まんやま独歩

太宰府の観世音寺 九州西国霊場第三十三番

福岡、大分、熊本、佐賀、長崎の北九州5県にまたがる九州西国霊場、第三十三番清水山観世音寺は本来ならば巡礼の最終地点なのですが、私は順不同で廻っています。

それは西の朝廷といわれていた太宰府にあります。


江戸時代に再建された講堂

講堂の礎石



金堂



鐘楼


ここに吊されているのは白鳳時代に作られたという日本最古の鐘(国宝)なのですが…


残念

天平石臼



宝蔵(収蔵庫)




ここには平安から鎌倉時代の仏像16体が納められているのですが、中の撮影はできませんでした。
残念

入場券

馬頭観音ですが、実物は5mを越える巨像です。
次の写真は入り口にあった看板です。仏像の下に小さく人が写っていますので、これから仏像がいかに大きいかがわかります。



パンフ



観世音寺には天平時代に戒壇が設けられました。唐僧鑑真によって設置された東大寺のそれと並ぶ「天下の三戒壇」だそうです。このことからも観世音寺が西海道第一の寺院だったことが分かります。
江戸時代に再建された戒壇院は観世音寺の西側にあります。

戒壇院


門前に立つ戒壇石

不許葷酒肉入境内 (くんしゅにくけいだいにいるをゆるさず)
臭いの強いニラやネギ、酒、肉を食するものは境内に入ってはならないとのこと。
さすがは「天下の三戒壇」





盧舎那仏座像


境内の石仏




鑑真和上の供養塔(右側)



岩屋城跡から見た太宰府

(岩屋城跡から撮影)

緑に囲まれた広大な太宰府政庁跡、その左手にこれまた広大な観世音寺と子院の跡、現在は講堂と金堂しか残っていますが、創建当時は七堂伽藍を備えた大寺院だったことが頷けます。
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