タイトルのとおり、知識も乏しいなか、いきなり『小字地図』は難しい。
また、参照元資料の江戸川区史第三巻P921の小字について
区史編者が自ら「資料が不完全なので精粗のきらいがある」※1とあって
なかなか小字一つ一つの場所の特定は難しそうである。
出典:江戸川区史三巻第一章「産業と経済」P3
とりあえず出来るところから何でもやってみようということで、
区史に掲載されている『明治5年各村の農産物と生産額』を
表に落して、グラフ化することを思い立った。
各村の特徴が可視化され、小字名の検証に役に立つかもしれない。
で、取りかかったわけだが、資料を見てて
漢数字縦書きが読みにくく、目がちかちかしてくる
というのと
「石」「斗」「升「駄」「荷」など、農産物の単位がややこしい
まぁぼちぼちやろうかと思い始めて、はてな?
各村で単価計算すると金額が違いすぎることに気付いた。
たとえば、お米を例にとると・・
小岩田村 758石4斗(265円48銭)
伊与田村 157石6斗4升(551円74銭)
上小岩村 405石1斗8升(1,418円13銭)
以下、略
※参照資料:江戸川区史三巻第一章「産業と経済」P3
明治5年に東京府下の地史編集のため村別調査されたものを
掲載とのこと。
※石・斗・升・・ウィキペディアによると
10升が1斗、10斗が1石となる。日本では、明治時代に1升=約1.8039リットルと定められたので、1斗=約18.039リットルとなる。
生産量の単位についてはわかったけど、生産量と生産額の相関関係がわからない。
この時代、こういうものなの??見当違いな表の見方してるとか??
考えてわかることでもないので、もう寝よう。
※1 新川葛西史談会検証では江戸川区史にある小字の由来について
一部伝聞誤りがあるとのこと。
作物の作柄別にグラフ化するアイデアは面白い発想ですね!当時の地域の様子が観えて来る様です!大変でしょうが、楽しみにしています。
それにしても東京区部には良い歴史資料が残されているのですね!横浜などは郊外の旧村地域の記録などどこにも残っていないのです。港周辺のみが横浜の歴史などです!!
小字名についてですが、江戸川区史に今となっては探すのが難しそうな膨大な数の小字とその分析の頁があり、貴重な資料だと思いました。由来は確かに難しいです。特に水害の多い地域で、多くの貴重な資料が流されてしまったとのこと、やはり文献が少ないのはきびしそうです。素人ですので、ぼちぼちわかるところからやろうと思っています。(^-^)