母は昔から
換気扇掃除に手を抜かなかった
毎年大掃除ではガス台にのぼり
ドラム式の換気扇を必死に
掃除していた
何回か買い換えたりしていて
10年くらい前につけた換気扇は
プロペラの勢いで油がはね飛ばされ
下の油がたまるケースをきれいにすれば
プロペラの中まで掃除する必要がない
と言われていたのに
それでも毎年気になって
必ずよじ登って掃除していた
5年くらい前から
自分でやるには限界を感じたのか
業者さんにやってもらうことにしたと
言っていた
マンションの他の家に入っていたところを
声をかけて
毎年その家に来るときに
一緒にやってもらうように
お願いしたそうだ
母が自分でやるよりも安心なので
「それならいいね」
と私も言っていた
先日母の通帳を探していて
お掃除業者の作業確認書が
クリアファイルにまとめられているのを
見つけた
何年分も同じ業者さんの
半年に1回くらいのペースの確認書
それ多いかな?と思ったが
その業者さんが9月に来てるのに
違う業者のレシートで
10月に来ていることに驚いた
字が汚くてどんな作業をしたのか
読み取れないが
母に聞くと換気扇だと言う
それを見つけたときは
通帳の事でいっぱいいっぱいだったから
それについては一旦おさめたが
少しおちついて考えると
料理もほとんどしてないのに
汚れていない換気扇を掃除して
15,000円支払わされたのかと
不信感がわいてきた
母の様子を見に
実家に行った時
父にも聞いてみると
別の業者は母が勝手に呼んじゃったんだと
言っていた
そういえば
母がその頃ボソッと
「いつもの業者が来なくて
換気扇が気になるからチラシで見た業者に
電話してみようかなぁ」
と言っていたような…
真に受けてたけど
すぐ忘れちゃう母にとっては
いつもの業者さんが前月入っていても
「来てない」
ってなっちゃうよねぇ
父はいつもの業者さんに
「換気扇はきれいなので3年くらいは
お掃除しなくても大丈夫ですよ」
と言われたらしい
昔ほど揚げ物もしないのだから
汚れるはずもないのに
無条件で換気扇が気になるんだなぁ
ならば部屋がホコリまみれなのと
食器がベタベタなのを
もっと気にしてほしいのだが
一緒にいる父の危機管理の甘さに
残念な気持ちがふくらむ