気付くとは母は探している
あるときは靴下
あるときは下着
ただたまたま隠れているだけなのに
パジャマのズボンがないと言う
ずっと無いと
見つからないと言う
でもその3秒後
そのパジャマのすぐ後ろから見つけて
あったと言う
先日一緒に温泉施設に行った時
下駄箱のカギを受付に
たどり着く前になくした
受付に預けなきゃいけないのに
幸い私たち身内しかそのフロアにいなくて
母の持っている荷物も少ない
総出で母の身体検査をして
母の持ち物を調べ
母の歩いた場所をたどったが
見つからない
もしかしてと
母の長財布の小銭入れの
チャックを開けると
出てきた
やれやれと
みんなで温泉に入り
出てくるときに再び
母がマスクとロッカーのカギがないと
騒ぎ出す
ロッカーに戻り確認しても
ロッカーには刺さっていない
まだ脱衣所にいた
うちの娘と姪が
「手首に着いてるんじゃないの?」
「マスクはポケットじゃない?」
と言う
全部正解だった
人の目と知恵が複数あることは
なんて心強いんだろう
でもこれが同居してて
毎日繰り返されたら
ストレスハンパないだろう
同居介護の人の苦労は
計り知れない
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