幸せな出会い〰その2〰

2015-12-02 23:58:18 | 日記
続きでございます。

農家民宿かじかさんに電話をしたとき、「食事がなくてもいい」というのは、
もちろん本心でした。…お昼をたくさん食べたしナントカナル。
それには自信?がありました。こう見えて、意外と大丈夫なんですよ♪
でも「できれば朝食がいただけら」とお願いした会話でした。
(それぐらいに導かれました。初めての場所。しかも検索して一時間足らずなのに)

そうしたら、お迎えの車の中で、おかあさんが
「たいしたものはできませんが、お接待させていただきます」と言われました。
さらに「このあたりは(お店が)なにもありませんので」と。思いがけないことでした。
お遍路さんでもない私に『お接待』してくださるということに、とても驚き、感動しました。

そしてお風呂のあとで、出してくださったのがこれです!
きつねうどんにグレのタタキと、新米のご飯とお漬物。
本当にびっくりしました。これをお接待としていただけるなんて!!!


恐縮する私に、おかあさんが「ベジタリアン」だったり、「いらない」という人もいるけれど、
おうどんやお野菜は食べられるでしょう?とお出ししているから気にしないで…ということでした。
ちなみに、グレは息子さんが釣ってきたものだったとか。
グレのタタキは初めて!柚子とにんにくがきいて、とっても美味しかったです。


感激して食べているなか、お庭の柿をデザートに持ってきてくださいました。
あまりの嬉しさのなか、弾む心で「グレのタタキで(冷蔵庫の)お酒をいただきます〰」と言って、
なんとはなしに、三原村のどぶろくの話をすると「うちもあるがよ!忘れちょった!飲む?」と。
えっ〰!?
もちろん「飲む飲みたいっ!」とおかあさん手作りのどぶろくまでいただきました。
「私が甘いのが好きやき。甘いやろ」と言われましたが、優しくて濃くておいしかった〰♪


本来なら、昨夜は、ピタンコ・スリムなお腹になるはずが…逆に近頃ないほどの満腹のお腹に。
これほどのおもてなしをいただいたこと…信じられないほどの幸せをいただきました。
(4時間前は、JRのなかで本を読んでいました!)

お食事などを終えたのは、夜の7時くらいだったかな。
そのあとは、静寂のなか持参していた本を読み、時おり星空を眺め、山影を眺め、せせらぎを聞き…、
幸せに、幸せに12月をスタートさせていただきました。

でも…翌朝もありがたかったんですよ。
まだまだ書き足らないので、もう少し続くことをお知らせいたします。

幸せな出会い

2015-12-02 19:04:19 | 日記
はや12月になったのですね。
和尚さんも走るという師走ですが、今年最後のひと月、
日々を大切に大切に…ことさらそう思う今日この頃です。

そして昨日、大いなる勘違いから素敵な出会いがありました。
冒頭の言葉どおり、「今日の土佐清水での一日を大切にしよう♪」とJRに乗り込みました。
でも…どのあたりからか、違和感を感じ始めました。
いつもきちんとメールをくれる、モアニクラスのあっちゃんからのメールがないなあ。
でも彼女は忙しいのを知っているから、そんなことは大丈夫。それでも…?

はい。
感じた違和感とは、『今日はレッスン日じゃないかも』というものでした。
ほぼ確信を持って、荷物棚のバッグのスケジュール帳を開いたところ、大正解〰!
あらま。やってしまった。

さて、どうしようかと少し考えて、決定しました。
どこかで泊まろう!それもお街ではなく、自然の中のお宿で。
そこからは、下を向いてひたすらケータイと格闘。
どこにする?中村?大方?佐賀?
それとも戻って中土佐とか(気がついたのが中土佐あたり…ノンビリすぎっ☆)?

黒潮町の数件の民宿情報に思いを乗せて、土佐佐賀駅で「えいやっ」と下車、
隣接する公園で再度ケータイの画面を眺めて、やっぱりここ!
と、決めたのが昨日の幸せな出会いとなった、民宿でした。

【農家民宿かじか】さんです。

通常はチェックインする時間に、「今日泊めていただけませんか」の電話…。
「(食事など)準備かできていませんから、今日は…」というところを、
食事なしでもかまいませんから、という私を受け入れてくださいました。
旧佐賀町は漁師の町ということで、漁師の家の民宿も検索の際にヒットしましたが、
どうしても山里に行きたかったのです。ありがたくて、嬉しくて、ほっとした瞬間でした、

で、土佐佐賀駅から普通車で最寄りの駅『伊与喜駅』に。
上り下りの電車の可愛いこと。車内の明るいこと!
     

駅まで車で迎えにきてくださった、農家民宿かじかのお母さんの優しい笑顔と
可愛らしい声に迎えられて、民宿に到着しました。
すぐそばを流れる川のせせらぎの音、山懐に抱かれた里、田んぼ、そしてお父さんの温かい笑顔。
 

電話して、1時間後には民宿でお茶をいただいている幸せ、そして不思議さを
かみしみつつ、明日までのここでの時間にワクワクでした。
民宿かじかさんの素敵さは、またあとでご紹介いたします♪