教室は今週から営業自粛でお休みしています。
ビル&ボビー・アービンのLEGACYがつまった一冊。
そのせいか、私のブログを覗いてくださる方が増えていまして嬉しい限りです。
今日は少し、真面目なダンスのお話。
ダブルリバーススピンです。実は、私はこのステップが1番っていうくらい好きなんです。
上手く踊れた時は、体がフライトしている感覚を感じることが出来るからかなー。
さて、
このダブルリバーススピンはワルツのベーシックステップですが、男性は左足、右足と2歩のステップで360度回転し、女性は右左右左と4歩で360度回転するステップです。
リバースという名前がついているので左回転のステップです。
社交ダンスでは、男性と女性の歩数は同じなのですが、このステップは女性のほうが2歩多い稀なフィガーです。
女性は1歩目と2歩目でヒールターンをするので、苦手な方が結構いるのではないでしょうか。
でもコツさえつかめば素敵に踊れるようになりますよ!
コツはというと。。。。
どういうステップなのかまずその仕組みをおさえておきましょう!
前半は女性がヒールターンをするので、女性を中心に回ります。後半は男性が右足一本で回転します。つまり回転軸が女性だったり男性だったりするということですね。
ではその踊り方ですが、私はこんなことに気をつけて踊っています。
前半のヒールターンでは、左に回るのでどうしても左へのシェイプが強すぎて左肩が下がりがちになってしまいます。そうするとコネクションしている右サイドが倒れてしまい、男性を引っ張ってしまう原因になってしまいます。女性は、自分が思っているよりも左サイドを上げて踊ると良いですよ!
そして後半の左足を右足に交差させるステップでは、男性が右足一本で回転するので女性は男性のバランスを支えてあげるようなイメージで踊ると良いと思います。
これ、女性。
では男性ですが、女性をヒールターンさせるのって凄く難しいんですよ。
ヒールターンの説明だけで結構かかっちゃうのですが、一言でいうと、女性をよけないで踊るのがコツです。女性が正面にいるのでどうしても右側によけて踊ってしまいがちなのですが、そうすると女性はヒールがそろわず、ヒールターンになりません。
女性の右肩の方に向かって一気にライズすることがポイントです!徐々にではなく『一気に!』です。徐々にだと体重が左足から右足に移行してしまい、女性の足が揃いません。そして狙うのは女性の右肩であって左肩じゃないですよー。
それから2歩目の右足の回転+ロアですが、垂直に螺旋階段(らせんかいだん)を降りるようなイメージで踊ってみてください。
長々と書いてしまいましたが、このダブルリバーススピンの名前の由来をこの本を読んで最近知りました。
ビル&ボビー・アービンのLEGACYがつまった一冊。
昔はこのダブルリバーススピンを必ずと言っていいほど2回連続で踊っていたんですって。多い人では4回連続で。そこから『ダブル』という名前がついたそうです!
なーるほど。
今は1回しかしなくてもダブルリバーススピンと言います。言葉だけ残ったんですね。
これは面白い!
ということで私の好きなステップ
『ダブルリバーススピン』
でした!
たまには真面目な話もしますので、お楽しみに!