同志社大学司書課程・司書教諭課程主催で「学びの共同体をはぐくむ学校図書館」“Developing Learning Communities through School Libraries”を考える連続シンポジウムが2回にわたって行われます。
第1回は,北米からお二人の学校図書館の研究者をお呼びし,collaboration(協働)とinquiry(探究)をキーワードにお話いただきます。それをふまえて第2回は,日本の2つの学校から,学校図書館における職員の配置と協働の体制,情報活用能力の育成などについて,事例を報告していただきます。2つの会を通して,これからの学校図書館のあり方について考えます。詳細は,シンポジウム特設ウェブサイトをご覧ください。
<プログラム>
第1回:2009年3月5日(木)16:30-20:00 @同志社女子中・高等学校図書館
司会:Dr. アンドリュー・ウエルトハイマー(Andrew Wertheimer;ハワイ大学)
講演1:Dr. バイオレット・ハラダ(Violet Harada;ハワイ大学マノア校情報・コンピュータ科学部,図書館情報学プログラム教授)
「学びのスペシャリストとしてのスクール・ライブラリアン:21世紀の学校における協働の重要性」"School Librarians As Learning Specialists: The Importance of Working Collaboratively in the 21st Century School"
講演2:Dr. ジェニファー・ブランチ(Jennifer Branch;アルバータ大学教育学部遠隔教育によるティーチャー・ライブラリアンシップ准教授)
「すべての児童・生徒にとって意味のある探求の経験:学校における探究の文化の発展に対するティーチャー・ライブラリアンの役割」"Meaningful Inquiry Experiences for All Students: The Role of the Teacher-Librarian in Developing a Culture of Inquiry in Schools"
(ブランチ先生は、探究に焦点をあてた学びFocus on Inquiryの著者です。)
第2回:2009年3月22日(日)13:00-17:30 @甲南高等学校・中学校図書館
司会:足立正治(甲南高等学校・中学校非常勤講師)
実践報告1:家城清美(同志社女子中・高等学校司書教諭)
「学校図書館がカリキュラムに組みこまれるまで」
実践報告2:中津井浩子(甲南高等学校・中学校司書教諭),佐藤敬子(同校司書)
「司書教諭と学校司書が共に専門職として協働する学校図書館」
ディスカッション:コメンテータの発言からフリーディスカッションへ
宇田川恵理(鳥取県立米子南高等学校司書)
河野隆一(関西学院中学部・高等部司書教諭)
児玉英靖(洛星高等学校・中学校教諭;交渉中)
橋本直樹(同志社大学社会学部4回生)
山本志保(清教学園中・高等学校教諭)
<お申し込み>
・それぞれのシンポジウムの4日前(3月1日;3月18日)までに,シンポジウム特設ウェブサイトからお申し込みください。
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