6 森のなか
4人の子供たちは、冬の昼間の明るみの中に目をぱちぱちさせて立っていました。
4人のうしろにはコートかけにコートがずらりと並び、4人のまえには雪をかぶった木々がたっていました。
ピーターは、すぐルーシィにむかって、「きみのこと信じないでごめんよ、握手してくれるかい?」
「ええ、もちろんよ、」ルーシィはいってその手をとりました。
それからみんなはエドマンドを厳しい目で見ました。
ピーターはため息をはき、「この間、お前はここに来た。そしてルーを陥れるために嘘をついた。そうだな。」
恐ろしいほど静まり返ったなかで、ひと呼吸して、
「まったく、腹黒いケダモノ・・・」と言いかけて肩をすくめました。いまさら何を言っても始まらないように思われたのです。
「ルーシィが言ってたフォーンさんに会いにいきましょうよ、」と、スーザンが雰囲気をかえようといいました。
4人はルーシィを道案内にして、洞窟へ歩き出しました。
エドマンドは後ろから顔を真っ赤にしてピーターを睨み、ぶつぶつつぶやきながら付いていきました。
ところが、洞窟に着くと、めちゃめちゃに壊されていたので、みんなはたまげました。
半分壊れた入り口のの扉に張り紙がありました。
<当家屋の住人、タムナスはケア・パラベルの城主にして、ナルニアの女王、ジェイディス陛下に対する反逆の罪により身柄を拘束されるものである。 女王秘密警察長官 モーグリム 女王陛下万歳!>
「わたし、こんなところ、とても好きになれそうにない」とスーザン、がいいました。
ルーシィはみんなに、タムナスさんは私を助けたのがばれて捕まったに違いない、放ってはおけない、みんなで助けに行こう、と説得しました。
エドマンド以外は皆、賛成しましたが、どこへ助けに行けば言いのか見当もつきません。
そのとき、ルーシィはさっきから自分たちの周りの梢を飛び回ってるコマドリにきづきました。
真っ赤な胸のコマドリはおしりを振って誘っているようにみえました。
4人が近づくと、森の奥へ飛びました。また近づくと奥へ飛び、そのようにして見失われない程度に距離を置き、みんなを導いていきました。
4人の子供たちは、冬の昼間の明るみの中に目をぱちぱちさせて立っていました。
4人のうしろにはコートかけにコートがずらりと並び、4人のまえには雪をかぶった木々がたっていました。
ピーターは、すぐルーシィにむかって、「きみのこと信じないでごめんよ、握手してくれるかい?」
「ええ、もちろんよ、」ルーシィはいってその手をとりました。
それからみんなはエドマンドを厳しい目で見ました。
ピーターはため息をはき、「この間、お前はここに来た。そしてルーを陥れるために嘘をついた。そうだな。」
恐ろしいほど静まり返ったなかで、ひと呼吸して、
「まったく、腹黒いケダモノ・・・」と言いかけて肩をすくめました。いまさら何を言っても始まらないように思われたのです。
「ルーシィが言ってたフォーンさんに会いにいきましょうよ、」と、スーザンが雰囲気をかえようといいました。
4人はルーシィを道案内にして、洞窟へ歩き出しました。
エドマンドは後ろから顔を真っ赤にしてピーターを睨み、ぶつぶつつぶやきながら付いていきました。
ところが、洞窟に着くと、めちゃめちゃに壊されていたので、みんなはたまげました。
半分壊れた入り口のの扉に張り紙がありました。
<当家屋の住人、タムナスはケア・パラベルの城主にして、ナルニアの女王、ジェイディス陛下に対する反逆の罪により身柄を拘束されるものである。 女王秘密警察長官 モーグリム 女王陛下万歳!>
「わたし、こんなところ、とても好きになれそうにない」とスーザン、がいいました。
ルーシィはみんなに、タムナスさんは私を助けたのがばれて捕まったに違いない、放ってはおけない、みんなで助けに行こう、と説得しました。
エドマンド以外は皆、賛成しましたが、どこへ助けに行けば言いのか見当もつきません。
そのとき、ルーシィはさっきから自分たちの周りの梢を飛び回ってるコマドリにきづきました。
真っ赤な胸のコマドリはおしりを振って誘っているようにみえました。
4人が近づくと、森の奥へ飛びました。また近づくと奥へ飛び、そのようにして見失われない程度に距離を置き、みんなを導いていきました。