急流を下り、トンネルを抜けると、<発明室>についた。
部屋に入れられると、そこは様々な機械、錯綜するパイプ、沸騰するフラスコなどでごったがえしていた。
生き生きし出たワンカ氏が開発中の商品について、語りだしす。
いくら舐めてもなくならない「永久飴」。
全身に毛がはえてくる、ヘアトッフィー。
噛むと、フルコースディナーの味が楽しめる、チューインガム、
「アタシ、それ噛む!」と言うなり、バイオレットは口の中に放り入れた。
ワンカ氏は制止したが無駄だった。
シチュー、ステーキ、ブルーベリーのデザート、と味が変化したところで異変がおきた。
肌が青紫になり、胴体が丸くふくらんで、バイオレット自身がブルーベリーになってしまった。
「いつもこうだ、何故かさっぱり分らんが、最後でブルーベリーになってしまう!」
「うちのバイオレットをどうしてくれるんだ!」
「大丈夫!ジュース搾り機にかければ一発です!」
そして、アゴストロング一家はジュース室へ、ルンパッパ人に案内されて連れていかれた。
次に一行はピンク色の廊下を走って、<くるみ室>の前に来た。ワンカ氏は言った。
「窓からのぞくだけです!入ってはいけません。リスたちが驚いてしまうから!」
窓から見ると、何十匹ものリスが一生懸命働いていました。
クルミを叩いて、空ならそのままダストシュートへ、詰まっていれば中身をだして籠のなかへ、
「パパ、あのリス欲しい!買って!」と、イボダラーケ。
「ワンカ君、いくら出せばあれを売ってくれるかね?」
「リスたちは売り物ではありません」
「ならアタシ、つかまえてやる!」
と言うなり、イボダラーケは部屋にとびこんだ。
リスたちは一斉に襲いかかって、彼女を床におさえつけた。
その内の一匹が、頭をコンコンッ。首を横にふってダストシュートへ。
「あたまが詰まってなくて良かったですな」
ワンカ氏がつぶやいた。
慌ててダストシュートをのぞきに行った両親も同じ運命をたどった。
残った5人は壁がすべてガラスのエレベーターに案内された。ズラッと行き先のボタンが並んでいる。
好きなのを押してごらん、といわれ、マイクは迷わず<テレビ・チョコレート室>と表示されたボタンを選んだ。
凄いスピードですっ飛んでその部屋に着いた。
何か、緊張感が漂っていた。
作業をしているルンパッパ人が皆、真剣で、防護服を着ていたからだ。
「では、試しにやってみましょう」
とワンカ氏が言うと、数人のルンパッパ人がテーブルみたいに大きないたチョコを持ってきて、カメラの前に置いた。
一人がスイッチをいれると、閃光がチョコを照らし、フッと消えた。
そして部屋の反対側にあるテレビに映った。
「チャーリー、引っ張ってみなさい。」
言われるままにすると、なんと本物のチョコが出てきた。ただし、かなり小さい。
テレビに映すと、たいていの物は小さくなるものです、とワンカ氏。
「スゲー!俺、テレビで送られる最初の人間になりたい!」
部屋に入れられると、そこは様々な機械、錯綜するパイプ、沸騰するフラスコなどでごったがえしていた。
生き生きし出たワンカ氏が開発中の商品について、語りだしす。
いくら舐めてもなくならない「永久飴」。
全身に毛がはえてくる、ヘアトッフィー。
噛むと、フルコースディナーの味が楽しめる、チューインガム、
「アタシ、それ噛む!」と言うなり、バイオレットは口の中に放り入れた。
ワンカ氏は制止したが無駄だった。
シチュー、ステーキ、ブルーベリーのデザート、と味が変化したところで異変がおきた。
肌が青紫になり、胴体が丸くふくらんで、バイオレット自身がブルーベリーになってしまった。
「いつもこうだ、何故かさっぱり分らんが、最後でブルーベリーになってしまう!」
「うちのバイオレットをどうしてくれるんだ!」
「大丈夫!ジュース搾り機にかければ一発です!」
そして、アゴストロング一家はジュース室へ、ルンパッパ人に案内されて連れていかれた。
次に一行はピンク色の廊下を走って、<くるみ室>の前に来た。ワンカ氏は言った。
「窓からのぞくだけです!入ってはいけません。リスたちが驚いてしまうから!」
窓から見ると、何十匹ものリスが一生懸命働いていました。
クルミを叩いて、空ならそのままダストシュートへ、詰まっていれば中身をだして籠のなかへ、
「パパ、あのリス欲しい!買って!」と、イボダラーケ。
「ワンカ君、いくら出せばあれを売ってくれるかね?」
「リスたちは売り物ではありません」
「ならアタシ、つかまえてやる!」
と言うなり、イボダラーケは部屋にとびこんだ。
リスたちは一斉に襲いかかって、彼女を床におさえつけた。
その内の一匹が、頭をコンコンッ。首を横にふってダストシュートへ。
「あたまが詰まってなくて良かったですな」
ワンカ氏がつぶやいた。
慌ててダストシュートをのぞきに行った両親も同じ運命をたどった。
残った5人は壁がすべてガラスのエレベーターに案内された。ズラッと行き先のボタンが並んでいる。
好きなのを押してごらん、といわれ、マイクは迷わず<テレビ・チョコレート室>と表示されたボタンを選んだ。
凄いスピードですっ飛んでその部屋に着いた。
何か、緊張感が漂っていた。
作業をしているルンパッパ人が皆、真剣で、防護服を着ていたからだ。
「では、試しにやってみましょう」
とワンカ氏が言うと、数人のルンパッパ人がテーブルみたいに大きないたチョコを持ってきて、カメラの前に置いた。
一人がスイッチをいれると、閃光がチョコを照らし、フッと消えた。
そして部屋の反対側にあるテレビに映った。
「チャーリー、引っ張ってみなさい。」
言われるままにすると、なんと本物のチョコが出てきた。ただし、かなり小さい。
テレビに映すと、たいていの物は小さくなるものです、とワンカ氏。
「スゲー!俺、テレビで送られる最初の人間になりたい!」
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