それでは、あらすじが終わったところで、感想をかきます。
ビートルズのルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズが頭に浮かびました。
その世界の印象が似ています。ちなみに、その歌詞を書きます。(かなり、うろ憶えですが)
想像してみなよ
君はボートの上
タンジェリンの木々
マーマレード色の空
セロファンの草花が7色に
咲き乱れている
でも彼女は行ってしまったよ
楽しげな人々が君を見て
微笑む
砂浜に着くとタクシーが現れて
ドライヴァーは言った
行きたいところへ連れて行こう
君の頭は雲の中
ルーシーはダイヤモンドの散らばった空に
ルーシーはダイヤモンドの散らばった空に
ルーシーはダイヤモンドの散らばった空に
浮かんでる
ジュリアン・レノンがクラスメイトのルーシーの印象を描いた絵を見て、ジョン・レノンがインスパイアされ、書いた詞です。
双方とも、カラフルで人工的な世界でニセモノ的な楽しさに満ちています。
「ケルト」と言うキーワードでジョン・レノンとロアルド・ダールは結びついています。
ケルト人はヨーロッパの先住民族と言うべき人々で、ジュリアス・シーザーがフランスの地で闘った相手は彼らです。また、ストーンヘンジなど各地に残る巨石遺跡を造ったのも、彼らといわれています。
ただし現在は、ゲルマン人やアングロサクソンに駆逐されて、ヨーロッパの端、アイルランド島、ブリテン島のスコットランド、ウェールズ、コーンウォール地方、フランスのブルターニュ半島に住んでるのみです。
彼らの性格の大きな特徴に、神秘的幻想癖があります。
アイルランドの首都ダブリン出身の詩人、W・B・イェイツは「ケルト妖精物語」の序文のなかでこう言っています。
「普通の人々は心に深いきずを負った時にのみ、ヴィジョナリー(幻視者)になる。しかしアイルランド人は生まれながらにしてヴィジョナリーなのです」
幻視者とは、重症の夢想家と言っていいでしょう。
ガリバー旅行記を書いたスィフトもアイリッシュですが、よくわかる話です。
そして、ロアルド・ダールはウェールズ出身です。妖精や魔法使いが飛び交うケルト文化に浸かって成長したはずです。
ジョン・レノンはイングランドのリヴァプールですが、この街は住民の40パーセント以上がアイルランド系という所で、ジョンだけでなく、リンゴとポールもアイルランド移民の子孫です。
ジョンはそのことにアイデンティティーを感じていたらしく、例えば、<もしもあなたがアイルランド人だったら>という曲を残しています。
4人の内、3人がケルトの血を引いていた。
だからビートルズはケルト人のバンドだった、と言っても過言ではない、こともないこともないような気がします。
だから何なんだ、と言うと、まあそれだけのことなんですが、
アイルランドの田舎道には、<レプラコーン・クロッシング(こびと横断注意)>という標識がたってるそうです。
ジョンといい、ロアルドといい、数々のこびとや妖精の物語を生んできた、ケルト人の夢想力は現在進行形で生きているようです。
チャーリーについて、ひとつ思ったのは、良く考えると何もしていないんじゃないか?ということです。
最後まで残って褒められてますが、みんながボケるのを眺めつつ、後から付いていっただけじゃないのか?ブーじゃないのか?
という疑問がわいてしまいますが、もっと考えるとやはりそうじゃなかった。
欲望を制御していたのです。
かれはチョコレート大好き少年です。だから、他の子供たちのように誘惑にかられていたはずですが、かれはそれに勝った。
普段の貧乏な生活によって、欲望を制御する術を身につけていた。
現代の娯楽に満ちた、高度な文明社会を最も楽天的に見た場合、「チョコレート工場」という比喩になるのかも知れません。
チャーリーのような人だけが、そこに入る資格がある、とロアルド・ダールは言いたいんじゃないでしょうか。
ビートルズのルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズが頭に浮かびました。
その世界の印象が似ています。ちなみに、その歌詞を書きます。(かなり、うろ憶えですが)
想像してみなよ
君はボートの上
タンジェリンの木々
マーマレード色の空
セロファンの草花が7色に
咲き乱れている
でも彼女は行ってしまったよ
楽しげな人々が君を見て
微笑む
砂浜に着くとタクシーが現れて
ドライヴァーは言った
行きたいところへ連れて行こう
君の頭は雲の中
ルーシーはダイヤモンドの散らばった空に
ルーシーはダイヤモンドの散らばった空に
ルーシーはダイヤモンドの散らばった空に
浮かんでる
ジュリアン・レノンがクラスメイトのルーシーの印象を描いた絵を見て、ジョン・レノンがインスパイアされ、書いた詞です。
双方とも、カラフルで人工的な世界でニセモノ的な楽しさに満ちています。
「ケルト」と言うキーワードでジョン・レノンとロアルド・ダールは結びついています。
ケルト人はヨーロッパの先住民族と言うべき人々で、ジュリアス・シーザーがフランスの地で闘った相手は彼らです。また、ストーンヘンジなど各地に残る巨石遺跡を造ったのも、彼らといわれています。
ただし現在は、ゲルマン人やアングロサクソンに駆逐されて、ヨーロッパの端、アイルランド島、ブリテン島のスコットランド、ウェールズ、コーンウォール地方、フランスのブルターニュ半島に住んでるのみです。
彼らの性格の大きな特徴に、神秘的幻想癖があります。
アイルランドの首都ダブリン出身の詩人、W・B・イェイツは「ケルト妖精物語」の序文のなかでこう言っています。
「普通の人々は心に深いきずを負った時にのみ、ヴィジョナリー(幻視者)になる。しかしアイルランド人は生まれながらにしてヴィジョナリーなのです」
幻視者とは、重症の夢想家と言っていいでしょう。
ガリバー旅行記を書いたスィフトもアイリッシュですが、よくわかる話です。
そして、ロアルド・ダールはウェールズ出身です。妖精や魔法使いが飛び交うケルト文化に浸かって成長したはずです。
ジョン・レノンはイングランドのリヴァプールですが、この街は住民の40パーセント以上がアイルランド系という所で、ジョンだけでなく、リンゴとポールもアイルランド移民の子孫です。
ジョンはそのことにアイデンティティーを感じていたらしく、例えば、<もしもあなたがアイルランド人だったら>という曲を残しています。
4人の内、3人がケルトの血を引いていた。
だからビートルズはケルト人のバンドだった、と言っても過言ではない、こともないこともないような気がします。
だから何なんだ、と言うと、まあそれだけのことなんですが、
アイルランドの田舎道には、<レプラコーン・クロッシング(こびと横断注意)>という標識がたってるそうです。
ジョンといい、ロアルドといい、数々のこびとや妖精の物語を生んできた、ケルト人の夢想力は現在進行形で生きているようです。
チャーリーについて、ひとつ思ったのは、良く考えると何もしていないんじゃないか?ということです。
最後まで残って褒められてますが、みんながボケるのを眺めつつ、後から付いていっただけじゃないのか?ブーじゃないのか?
という疑問がわいてしまいますが、もっと考えるとやはりそうじゃなかった。
欲望を制御していたのです。
かれはチョコレート大好き少年です。だから、他の子供たちのように誘惑にかられていたはずですが、かれはそれに勝った。
普段の貧乏な生活によって、欲望を制御する術を身につけていた。
現代の娯楽に満ちた、高度な文明社会を最も楽天的に見た場合、「チョコレート工場」という比喩になるのかも知れません。
チャーリーのような人だけが、そこに入る資格がある、とロアルド・ダールは言いたいんじゃないでしょうか。
私はケルト・アイルランドの昔話と、その歴史に興味があります。
>>「ケルト」と言うキーワードでジョン・レノンとロアルド・ダールは結びついています。
凄い
「ルッシインザスヵァ~イウィズダーイャモン」
HYDEのカヴァーで聴いて良い曲!と思っていました。
ちなみに「チャーリーとチョコレート工場」は、T・バートン監督とJ・デップ。
この2人は特別好き
なんだか嬉しくて、コメントしてしまいました。
詳しい説明がとてもおもしろかったです
ありがとうございました。