Yさんコメントありがとうございます。孤独じゃないんだ、と勇気がわきます。
ケルト文化に興味を持たれてるなら、朝日文庫の司馬遼太郎著、街道をゆくシリーズの中の愛蘭土紀行1・2をお勧めします。
僕の知ってる限り(かなり狭い範囲)、1番詳しく分り易くケルト文化が紹介されています。僕の書いたビートルズに関することも、ネタ元はここです。
もっとも僕は司馬遼太郎の大ファンなんですが、女性に勧めた場合、常に反応はよくありません。どうも感性が合わないらしいです。
しかし買って損は無いと思います。なぜなら、催眠効果が抜群だからです。眠れない夜に司馬遼太郎!
特にこの街道を行くシリーズは、情報量が膨大な上に持ち前の和み系の文章で、頭が心地よ~く疲労させられ、良く眠れます。お勧めです。
今回はサンテグジュペリの<星の王子様>を読みました。
岩波書店が所有していた版権が50年経って切れたとかで、去年の秋に各出版社から新訳ラッシュがありました。
イオンの本屋でワゴンに山済みになってるのを見たときは、「え!何で今?」と思ったものです。
その時、なんとなく手にした宝島社版のを気合でその場で立ち読みし、なかなか良い印象が残っていたんですが、今回は正式に読み直そうと、唯一の文庫本だった集英社、池澤夏樹・訳を値段で選んで買って来ました。
その結果、外国文学と言うものは翻訳者によって、非常に印象の違ったものになるんだ、ということが良く分りました。
僕は良し悪しを判断する能力はありませんが、好き嫌いで言えば、宝島版、(たしか)倉橋由美子・訳の方が好きです。説明的でなく、詩的な感じがします。
具体的なことでは宝島の方は、王子様が小惑星で暮らしてた時に火山にフライパンをのせて目玉焼きを作る描写があったけど、池澤・訳にはない。重要じゃないけど可愛いエピソードなのに。
また、王子様がきつねに一緒に遊ぼう、と呼びかけたときにきつねはいったん断るのですが、宝島は普通に「まだ仲良しじゃないから」と言うのにたいし、池澤・訳は「俺は飼い慣らされてないから」というのです。
やたらと「飼い慣らす」を連発します。
「お願いだ、俺を飼い慣らしてくれ!」とか、
王子様も、「彼女は僕を飼い慣らしたんだけど」などと言います。
どうも、こちらの方が原文に忠実で、宝島以外は皆「飼い慣らす」派らしいのですが、明らかに日本語として変です。
このきつねの場面は王子様がコミュニケーションとは何かを学ぶ大切なところなのに、やたらとこの馴染まない日本語が飛び出すので気になってしょうがないです。
ケルト文化に興味を持たれてるなら、朝日文庫の司馬遼太郎著、街道をゆくシリーズの中の愛蘭土紀行1・2をお勧めします。
僕の知ってる限り(かなり狭い範囲)、1番詳しく分り易くケルト文化が紹介されています。僕の書いたビートルズに関することも、ネタ元はここです。
もっとも僕は司馬遼太郎の大ファンなんですが、女性に勧めた場合、常に反応はよくありません。どうも感性が合わないらしいです。
しかし買って損は無いと思います。なぜなら、催眠効果が抜群だからです。眠れない夜に司馬遼太郎!
特にこの街道を行くシリーズは、情報量が膨大な上に持ち前の和み系の文章で、頭が心地よ~く疲労させられ、良く眠れます。お勧めです。
今回はサンテグジュペリの<星の王子様>を読みました。
岩波書店が所有していた版権が50年経って切れたとかで、去年の秋に各出版社から新訳ラッシュがありました。
イオンの本屋でワゴンに山済みになってるのを見たときは、「え!何で今?」と思ったものです。
その時、なんとなく手にした宝島社版のを気合でその場で立ち読みし、なかなか良い印象が残っていたんですが、今回は正式に読み直そうと、唯一の文庫本だった集英社、池澤夏樹・訳を値段で選んで買って来ました。
その結果、外国文学と言うものは翻訳者によって、非常に印象の違ったものになるんだ、ということが良く分りました。
僕は良し悪しを判断する能力はありませんが、好き嫌いで言えば、宝島版、(たしか)倉橋由美子・訳の方が好きです。説明的でなく、詩的な感じがします。
具体的なことでは宝島の方は、王子様が小惑星で暮らしてた時に火山にフライパンをのせて目玉焼きを作る描写があったけど、池澤・訳にはない。重要じゃないけど可愛いエピソードなのに。
また、王子様がきつねに一緒に遊ぼう、と呼びかけたときにきつねはいったん断るのですが、宝島は普通に「まだ仲良しじゃないから」と言うのにたいし、池澤・訳は「俺は飼い慣らされてないから」というのです。
やたらと「飼い慣らす」を連発します。
「お願いだ、俺を飼い慣らしてくれ!」とか、
王子様も、「彼女は僕を飼い慣らしたんだけど」などと言います。
どうも、こちらの方が原文に忠実で、宝島以外は皆「飼い慣らす」派らしいのですが、明らかに日本語として変です。
このきつねの場面は王子様がコミュニケーションとは何かを学ぶ大切なところなのに、やたらとこの馴染まない日本語が飛び出すので気になってしょうがないです。
早速、司馬遼太郎、探してきます!
訳者によって、本はとても変わりますよね。
私は瀬田貞二さんの、古風な訳が、味があってとても好きです。
「星の王子様」と関係なくてごめんなさい。