倉橋由美子さんのあとがきによると、星の王子様は聖書とコーランの次に売れているそうです。
そして、倉橋さんは他の二つはあまり良くない本なので一緒に並べるのは好きじゃない、と書かれてました。
結構、危険な発言だと思います。倉橋さん度胸あります。
また、表面的には難しくないけど、一歩踏み込むと謎と矛盾に満ちている、と言う点でも聖書と共通性があります。
そこで僕なりに謎解きに挑戦してみました。
念のために言っておきますが、文学作品は解釈に自由度があるのがいいところなので、今から書く解釈を強要するつもりはありません。ただ一つのアイディアとして提案するだけです。
王子様は大蛇の絵を描いたころの<ぼく>そのものだと思います。
そう考えるといろいろな事がうまく説明できるのです。
まず、最初に登場したときに「羊の絵を描いてよ」といいます。
王子様の星に行くと絵の羊が実体化してバオバブの芽を食べてくれるらしい。
絵、つまりイメージが実体化する世界・・・それは心の中に他なりません。
誰の心かといえば、<ぼく>しかいません。
王子様が最後に死んだかどうか良く分らない消え方をしますが、あれは、<ぼく>が通常の世界に戻ることになったので自分も通常の居場所である、心の中に帰っていったのです。
蛇に噛まれたのは別れの悲しみを表現した、とゆうことだとおもいます。
人のいる場所から1000マイルも離れることによって水圧が消え、心のなかの住人が出てきたのでしょう。
とすると、王子様がいた宇宙は<ぼく>の心の内宇宙であり、<うぬぼれや>や<酒飲み>なども、<ぼく>のこころを構成する一員だとゆうことになります。
そう言えば<ぼく>が修理に夢中になってる時に、「君はまるで一日中机に向かって仕事してる男みたいだ!」と王子様に怒られてますが、その時まさにその男が<ぼく>の心の前面に出てきていたわけです。
王子様が子供のころの<ぼく>なら、王様は年寄りになったときに現れるであろう、<ぼく>なのかもしれません。
そうゆう、特に根拠は見当たらないのに、自分は偉大だと思い込んでる老人とゆうのは良く見かけるものです。
無意味な規則に縛られる点灯夫
問題から逃げることしか知らない酒飲み
知識だけで全て分った気になってる地理学者
などなど、これら愚かな人たちは誰の心にも住み着いているものです。
このように考えることは、人のオカシイところをあげつらって笑うよりも、僕は好きです。
では6歳の自分は砂漠で遭難している<ぼく>になにをいいにきたのでしょう?
そして、倉橋さんは他の二つはあまり良くない本なので一緒に並べるのは好きじゃない、と書かれてました。
結構、危険な発言だと思います。倉橋さん度胸あります。
また、表面的には難しくないけど、一歩踏み込むと謎と矛盾に満ちている、と言う点でも聖書と共通性があります。
そこで僕なりに謎解きに挑戦してみました。
念のために言っておきますが、文学作品は解釈に自由度があるのがいいところなので、今から書く解釈を強要するつもりはありません。ただ一つのアイディアとして提案するだけです。
王子様は大蛇の絵を描いたころの<ぼく>そのものだと思います。
そう考えるといろいろな事がうまく説明できるのです。
まず、最初に登場したときに「羊の絵を描いてよ」といいます。
王子様の星に行くと絵の羊が実体化してバオバブの芽を食べてくれるらしい。
絵、つまりイメージが実体化する世界・・・それは心の中に他なりません。
誰の心かといえば、<ぼく>しかいません。
王子様が最後に死んだかどうか良く分らない消え方をしますが、あれは、<ぼく>が通常の世界に戻ることになったので自分も通常の居場所である、心の中に帰っていったのです。
蛇に噛まれたのは別れの悲しみを表現した、とゆうことだとおもいます。
人のいる場所から1000マイルも離れることによって水圧が消え、心のなかの住人が出てきたのでしょう。
とすると、王子様がいた宇宙は<ぼく>の心の内宇宙であり、<うぬぼれや>や<酒飲み>なども、<ぼく>のこころを構成する一員だとゆうことになります。
そう言えば<ぼく>が修理に夢中になってる時に、「君はまるで一日中机に向かって仕事してる男みたいだ!」と王子様に怒られてますが、その時まさにその男が<ぼく>の心の前面に出てきていたわけです。
王子様が子供のころの<ぼく>なら、王様は年寄りになったときに現れるであろう、<ぼく>なのかもしれません。
そうゆう、特に根拠は見当たらないのに、自分は偉大だと思い込んでる老人とゆうのは良く見かけるものです。
無意味な規則に縛られる点灯夫
問題から逃げることしか知らない酒飲み
知識だけで全て分った気になってる地理学者
などなど、これら愚かな人たちは誰の心にも住み着いているものです。
このように考えることは、人のオカシイところをあげつらって笑うよりも、僕は好きです。
では6歳の自分は砂漠で遭難している<ぼく>になにをいいにきたのでしょう?
今朝は雪。仕事も休み。
ゆっくりと<星の王子さま>1から9を
読ませていただきました。
わたしが初めてこの本に出会ったのは
中学生2年だったと思います。
一番好きな本で感想文をという宿題が出て、
この本を選んだので、覚えています。
大それたことをしたなあ、と思います。
心の深いところに触れた本だったので、
読んで何度も涙ぐみ、うまく書けないまま
しめきりがきて、提出しました。
いま改めてこの本と出会えて、うれしいです。あのとき、表現できなかったことは、
今もやっぱり上手くコトバにできません。
本のやまびこさんは、すごいです。
ていねいにこのように本に向き合って。
ナルニアの<ライオンと魔女>を読み返そうと思っています。いつか、この本のことも書いてくださったらいいな。