日本時間5月5日AM3:00にアメリカの金利発表があります。
経済指標カレンダー/マネックス証券
ここで確実視されている0.5%の金利上昇のあと、次回6月15日のFOMCの利上げまで
私の貯金をどう運用するか、検討中です。
一ヶ月の短期運用なんて、利息が年利8%だとしても、一ヶ月間では0.66%にしかなりません。
(年利と月利の違いに注意。単利計算では月利=年利÷12です)
それでも100万円を外貨定期(一ヶ月)にした場合、利息が6666円(税引き前)となるようで、
私の計算間違いではないのかと疑うほどの利息がつきますね!
日本の銀行預金はATMの手数料負けを考えると実質マイナス金利ですよね。
預けた時点で、損をします。資金逃避で地方銀行は将来潰れるかも。
ただし、外貨預金全般の注意点として、「為替リスク」と「為替手数料」は
押さえておく必要があります。
「為替リスク」について
今回円安になっている最大の要因が米金利の上昇にあるので、
もしも米経済が景気後退して金利政策が変更になると、
円高に逆戻りする可能性が高いです。
例えば、為替が1ドル130円のときに100万円を預けて1ドル114円まで戻ってしまうと、
元金が87万円くらいまで減ってしまいます。
-13%、-13万円の為替損ですね。
景気後退入りが一部で懸念されている米経済ですが、
個人消費+2.7%や設備投資+9.2%、ISM製造業景況感指数55.4
などの経済データを見る限り、
まだ大丈夫だと思います。
ハードカレンシーと呼ばれるドル円の値動きは小さめです。
一方、ソフトカレンシーの新興国通貨、特にトルコ・リラの値動きは危険です。
9年間で6分の1になってしまった
トルコ・リラのチャート
為替チャート トルコ・リラ[TRY/JPY]|エイチ・エス証券
外貨預金の広告でよく見かけるトルコリラですが、
こんなの金融庁は規制したほうが良いと思うんですよね……
金利の高さだけを見ていると危ないですよね……ブラジル・レアルは大丈夫でしょうか……
「為替手数料」について
これも銀行や証券会社によって違うので、注意が必要です。
基軸通貨のドルだと他の通貨より手数料が安くなっているところが多いのですが、
1通貨あたり0.25円でも往復だと0.5円を取られてしまうので
実質0.5%のマイナスです。
特に地方銀行だとドル円ですら片道1円取られたりします。
往復2%のマイナス。
TTS、TTBと表記されている場合もあるので、
その差(スプレッド)をよく見ておく必要があります。
サイトによってはシミュレーション計算機もあるので、
事前にどんな感じになるのか試してみるといいです。
外貨定期預金利息シミュレーション (円からお預入れいただく場合の試算) | 大和ネクスト銀行
(年利8%と言いつつ、元本割れ(笑)でも自社の実質金利をちゃんと示しているので良心的です)
さらに、マイナーな通貨だと手数料がどこも高めです。
メキシコペソ債券の為替手数料がメッチャ高かったので
皆さんは注意してください。
(片道0.27円+債券購入時1円15%? ペソが上昇しているのに7万円の含み損です。買ったあとに知って後の祭り……(;´Д`)
ドルの国債や債券だと、金利が2%~3%なので
外貨定期預金よりも利率が良いです。
流動性リスクについて
他にも外貨建て債券だと、売却に数日かかります。
不動産みたいに買い手が付かない、というレベルでないにしても、
償還日前の解約は利息の一部放棄があるようで、その点も注意が必要。
満期期間の縛りに関係なく売買できるETFのほうが便利と言えば便利。
債券ETFのBNDだと
直近配当利回り(税込)2.23%
短期の外貨定期預金よりも利率は良いですね。
ただ、元本としては値下がりしているので微妙。
私は一番簡単な外貨預金をメインにしようと考えていますが、
今後の勉強のために米国債とBNDも挑戦してみるつもりです。
目指せスリムFIRE!
ファットFIRE……資産1億以上、働かずに豪遊できるレベル(富裕層)
スリムFIRE……資産5千万円以上、贅沢はせず、遊んで暮らせるレベル(準富裕層)
ミニマルFIRE……資産2千万円以上、霞を食って生きる仙人レベル、必要ならタンポポも食う、ただし生活保護は禁忌(マス層)
バリスタFIRE、サイドFIRE……働くのが前提なら、それはFIREじゃぁないッ!
(Financial Independence, Retire Early = 経済的自立、早期退職)