3月5日に行われた とかち シニアネット 『フォト クラブ撮影会』に参加し網走流氷・和琴白鳥・鶴居丹頂を撮影して来ましたので、その一部を御紹介します。(参加者20名1泊2日天候にも恵まれ流氷観光船オーロラ号にも乗船でき流氷もまばらではありましたが眺めることができ、摩周湖の樹氷もカメラに収めることができました。)
昨年の丹頂鶴の生息調査では全道で計1065羽のタンチョウが確認されているそうです。道東各地で繁殖していたタンチョウは、冬が近づいてくると子育てをしていた湿原を離れ、給餌場のある鶴居村などに移動して冬を越します。 11月後半から、サンクチュアリの給餌場にも多数のタンチョウがやって来ます。例年12月下旬~1月上旬に最も飛来数が多くなりますが、ピークを過ぎた2月~3月でもまだ200羽近いタンチョウが姿を見ます。特にねぐら入りを控えた14時~15時ごろに数が多くなります。
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鶴見台給餌場↑
この地で給餌場を↑始めて約40年という渡部トメさんは、私有地を開放し給餌場に朝夕2回、一輪車に満載したトウモロコシをまいて餌付けしてきた功労者です。80歳を越えているとは思えないほど元気なおばーちゃんです。
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丹頂鶴への給餌は、1975年、上阿寒の山崎定次郎さんが自分の畑に舞い降りたタンチョウにトウモロコシを与えて初めて給餌を成功したと聞いております。定次郎さんが故人となられた後は長男の定作さんがこれを引き継ぎ、1996年には山崎さんの自宅付近に阿寒国際ツルセンターが開設されて給餌を行っている。給餌内容は、毎朝タンチョウが現れる前にデントコーン(飼料用のトウモロコシ)を約60kgほど。自然のエサが少なくなる12月中旬~3月中旬までは、午後2時になると10kgのウグイがまかれています。
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鳥インフルエンザ
タンチョウ 感染 の 危機
餌場にオオハクチョウ
先日こんな記事が、大きな見出しで新聞に出ておりました。丹頂鶴の撮影から帰った翌日の新聞に出ており驚きました。優雅に飛び交う丹頂鶴の近辺に危険が押し迫って来ている新聞を興味深く読み返えしますに、最近どこの鶴の給餌場にも、たくさんの白鳥が飛来して来ているとのことです。万一渡り鳥の白鳥が 国外からウイルスが持ち込まれれば、丹頂には大きな被害が及ぶ恐れありとのことです。
もとより丹頂鶴は留鳥として、国内で主に道東を拠点に生息している鳥ですので危険度は少ないにしても、冬場の給餌場で白鳥と同居することによって感染がより広がる恐れがあるようです。この白鳥の飛来増加は道内各地で白鳥の餌やりを自粛し始めたことに起因するようです。こうした影響で餌に困った白鳥が丹頂鶴の人工給餌をしている場所を格好の餌場として飛来しているのです。日本野鳥の会では白鳥が給餌場に集まるシーズン初めに集中的に追い払い定着させない方法を検討して居るとのことです。 1日も早く対策を講じて欲しいものです。
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