個人的な事情で20年ほどアメリカに住んでいた。
最初は英語になじもう、ここでの生活になじもうと必死だったが、少し落ち着くとやはり沖さんのビデオに手が伸びた。
観始めるともう止まらない。
本放送ではそれほど面白いと思っていなかった「俺たちは天使だ!」にハマり、アメリカ人にも見せた。
日本語がわからなくても、いつもオープニングで曲が始まる前のキャプテンの表情はわかりやすいらしく、「ほーら、彼はまた有頂天だ」とか「悪い考えが浮かんでいるんだね」という感想が聴こえた。
一番ウケたのは死体を三人四脚で運ぶシーン。
同じように死体を運ぶシーンがハリウッド映画にもあったというので、俺天を観た脚本家が真似たのだという指摘もあった。
このハリウッド映画のタイトルを忘れてしまったのだが、「いとこのビニー」だっただろうか???
そしてキャプテンが名乗る時にいつも大爆笑が起こった。
「麻生です」
あそう… 「asshole」(ケツの穴)という相手を侮蔑する時に使う呼び方があるのだが、それを自ら名乗っているように聞こえるのだ。
ののしり言葉に聞こえるので有名なのは「帽子」→「Bull Shit」(牛のくそ)だが、まさかキャプテンがこんなことに…。
しかし覚えやすかったらしく、そのビデオを見せた人には「あそう」という名前が定着し、他の番組をみせても「あそうが出ている」と言われるようになってしまった。
やがてその人が言った。
「あそうは今も俳優をやっているの?」
今の若い世代の人がテレビでたまたま沖さんをみつけて両親に質問した時に起こるようなこと。
一から説明するのは切ないが、中途半端な知識を持っている人に説明されるよりは自分で説明した方がマシだ。
だが、日本人同士で沖さんが話題になる時は、なるべくそっと場を離れていた。
私がファンと知らないので、中途半端な知識で説明しはじめる人がいて、それはもう聞くに堪えない話と化していた。
一般的に沖雅也というと、こんな風に思われているのかと思うと哀しくなった。
今なら前に出て説明出来る。
胸を張って沖さんの話をして、話しながら沖さんの笑顔を思い浮かべて、一人うっとりとして引かれるのもまたよし。
大事な大事な沖さんのことを、大事に大事に話したい。
最初は英語になじもう、ここでの生活になじもうと必死だったが、少し落ち着くとやはり沖さんのビデオに手が伸びた。
観始めるともう止まらない。
本放送ではそれほど面白いと思っていなかった「俺たちは天使だ!」にハマり、アメリカ人にも見せた。
日本語がわからなくても、いつもオープニングで曲が始まる前のキャプテンの表情はわかりやすいらしく、「ほーら、彼はまた有頂天だ」とか「悪い考えが浮かんでいるんだね」という感想が聴こえた。
一番ウケたのは死体を三人四脚で運ぶシーン。
同じように死体を運ぶシーンがハリウッド映画にもあったというので、俺天を観た脚本家が真似たのだという指摘もあった。
このハリウッド映画のタイトルを忘れてしまったのだが、「いとこのビニー」だっただろうか???
そしてキャプテンが名乗る時にいつも大爆笑が起こった。
「麻生です」
あそう… 「asshole」(ケツの穴)という相手を侮蔑する時に使う呼び方があるのだが、それを自ら名乗っているように聞こえるのだ。
ののしり言葉に聞こえるので有名なのは「帽子」→「Bull Shit」(牛のくそ)だが、まさかキャプテンがこんなことに…。
しかし覚えやすかったらしく、そのビデオを見せた人には「あそう」という名前が定着し、他の番組をみせても「あそうが出ている」と言われるようになってしまった。
やがてその人が言った。
「あそうは今も俳優をやっているの?」
今の若い世代の人がテレビでたまたま沖さんをみつけて両親に質問した時に起こるようなこと。
一から説明するのは切ないが、中途半端な知識を持っている人に説明されるよりは自分で説明した方がマシだ。
だが、日本人同士で沖さんが話題になる時は、なるべくそっと場を離れていた。
私がファンと知らないので、中途半端な知識で説明しはじめる人がいて、それはもう聞くに堪えない話と化していた。
一般的に沖雅也というと、こんな風に思われているのかと思うと哀しくなった。
今なら前に出て説明出来る。
胸を張って沖さんの話をして、話しながら沖さんの笑顔を思い浮かべて、一人うっとりとして引かれるのもまたよし。
大事な大事な沖さんのことを、大事に大事に話したい。