まっしゃんの雑事記

 日々の興味のある出来事などを、気ままに書いていきたい。
特に、郷土史には力を入れたい。

トビイロウンカの被害その後

2020年10月08日 | 日記
今年の奈良県のトビイロウンカの被害は凄まじい。7日では奈良盆地の中部では半数ぐらいのたんぼでは稲刈りが終わっているが、残されている田んぼには「坪枯れ」ならぬ「反枯れ」と言っていいくらいほぼ一反前後の田んぼが全面茶色く変色してしまった所も多数見られた。大和高田市から葛城川の堤防を川西町方面へ北上すると、広陵町では南郷、百済周辺が非常に深刻だ。それから三宅町も酷い所があり、隣町の田原本町多数の田んぼで被害が見られる。慌てて、もう収穫寸前だというのに薬剤散布をされてる農家も見られたが、正直残留農薬は大丈夫なのか心配だ。今年は8月の初めに農水省から西日本にウンカ注意報が出されていて、奈良県は例年より非常に多いと注意予報が農協を通じて出されていたようだが、長年被害がなかったせいで誰もが用心を怠っていたようだ。過去も江戸時代の享保17年(1732年)に西日本でウンカ大発生により大凶作になり、江戸期三大飢饉の一つに数えられている。余談ではあるが川西町内の字上吐田の春日神社内の本殿裏に実盛塚が祀られているが、それは昔虫送り(ウンカ退散)の行事が行われていたのであろう。


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