Faithful

ミュージカルCUTMANより

私も、そろそろやるべきことに戻る


実はわたくし…数年前の「予定」では、今ごろは、こんなことをしているはずではありませんでした。「こんなこと」というのは「こんなこと」のコトです、はい(汗)

私は、死ぬまでにやっておきたいことがあったのです。ま、まことにささやかなことではありますが…それでも、生きているうちに修めておきたいテーマがあったのです。で、それなりに環境も準備していたのです…

しかし

私は、本格的に歩みださねばならないはずだった時期に、碧眼のフランキーに魅せられてしまって（！）予定が滅茶苦茶になりました！もう、それ以来ミーハー・オバちゃん道まっしぐら！ですよ～いや、これも、わたくしのもう一つの「真実の姿」ではあるんですが。

それでもって、ときには、黒い瞳のフランキーにも浮気をしてみたりとか（？）ああ、もう、ここまで来ちゃったら、後戻りする自信は無いな…などと気弱（？）になりそうになったとき


そう、碧眼のフランキーの方の期待の新作ミュージカル（先だってから、お祭りしておりますCUTMAN）からの曲が、私をどついてくれました！

私の「ミーハー」はいまさら治りそうにもないだろうから、それはそれとして…でも、やるべき課題に戻らねば！と



私は、ずっと…これまで、ささやかながら見聞してきたことの中で、そして、自分の経験の中で…常に、心に引っかかっていたことがありました。人というのは、自分の「外側」にある真理を求めて生きようとします。それは「信仰」「思想」などのように、確固としたかたちを取っていないとしても、たとえば「自分が一番大切だと思うのはコレ」というような、ちょっとした感覚でもいい…

でも、多くの場合、「外側」に求めるものと、内なる「自己」のバランスを取ることは困難を極めます。ある者は「見えなく」なる。ある者は「囚われの身」となる。ある者は「逃避」する…しかし、いつの日か、揺れ動いている指針が、きっちりと真理を示すようになるまで、人間は、もがき苦しみながらも、進化の道を歩み続けるのでしょう。


そして、外側にあるものが「信仰」という、明確なかたちをとっていて、且つ、「自己」というものが、とりわけ強固なものとして発展を遂げつつある世界で生きている場合は、その相克がよりわかりやすかったりします。そういう面で、昔から、アメリカ文学は面白いと思ってきたのでありました。


まぁ、とにかくですね…この素晴らしい曲（そして、コーリーの珠玉の歌唱♪）を聴いていると、今やらなければならないことは何なのか!?…いま一度、身を引き締まる思いがするのです。しかし、一方では、ますます、CUTMANが観たくなります!!もう、心はコネチカットへ飛んでいます！

それでも、今後は、ちょっと戻りますよ。
(ま、一抹の不安はあるなｗ）






（ミュージカルCUTMANより"Faithful"　抄）

…
僕は敗れ
自分の罪の代償として
タイトルを失いました

僕は地に叩きつけられ
神の恩恵は
この手から、すり抜けていってしまいました

でも、リングの上で
勝ち続けたのも
僕ではなかったでしょうか？

神よ、僕たちはまだ対等の関係ではないのですか
神よ、僕は、まだ、あなたに借りを返してはいないのですか

僕は生きかたを変えました
僕は、試合もお金もあきらめました

それでも、何もかもが、うまくいかないのです

世界中が僕の敵にまわってしまって
だから、僕は新しい自分になろうとしたのに…

神よ、お導きください
どうしたら、あなたに対して
そして、自分自身に対しても
忠実でいられるのでしょうか

…
僕は、いつもあなたを信じてきました
でも、ボクシングも自分の信じる道だったのです

僕はどうすればよかったのでしょうか
いや、そうではなくて！
あなたの思し召しとは何だったのでしょう！
いや！
どうすることが、僕の定めだったというのでしょう!?

世界中が僕の敵にまわってしまって
だから、僕は新しい自分になろうとしたのに…

神よ、お導きください
どうしたら、あなたに対して
そして、自分自身に対しても
忠実でいられるのでしょうか

どうすれば…

僕は懸命に努力してきました
でも、このようなやりかたで
あなたを敬い信じようとすれば
そこには、苦しみがともなうのです

神よ、
僕に、このようなかたちで
愛をお与えになったのはあなたです

どうしたら、あなたに対して
そして、自分自身に対しても
忠実でいられるのでしょうか