And This Is Not Elf Land

「恋のやせがまん」(Big Girls Don’t Cry)

この曲の日本語バージョンがあったのか!!

今夜11時~、NHKFM「北山修のレクチャー&ミュージック」という番組で、フランキー・ヴァリ&フォーシーズンズの特集をやるという情報をゲットしまして、久しぶりにラジオのFM放送にかじりつきました(笑)


だいたい…同居人に「ねぇ、家にラジオとかあったっけ!?」「あるやろw」「どこに!?」から始まりまして、長い間使われていなかったラジカセを発見、チューナーをチェック。

…ところで、番組を録音したい時はどうするの!?(昔はよくやったけど)これはラジカセだし…カセットテープってある?(笑)(ないよ!)じゃあ、ラジオの傍にICレコーダーを置いて録音するか~(手法が古いのか新しいのか分からないよ…爆)

この日のゲストはやはり精神科医の香山リカさん、鬱病についての話を交えながら、フォーシーズンズの曲を流していくというものでした。北山さんは元ミュージシャンですからね、短いコメントも的確なものでした。当時、高い声がもてはやされたのは、トランジスタラジオに高い声が合ったのだとか…(ナルホド)

また、お二人の鬱病との付き合い方のお話も興味深いものでした。香山さんがおっしゃるように、多くの人が鬱病に関心を持つようになったのは良い変化だと考えるとしても、最近は「病名の独り歩き」が気になる…というのには実感がこもっていました。

「病名」が本来の病気の症状を表す語にとどまらず、その言葉に様々なイメージが反映されて文学的な意味まで持つようになると…これはどうしようもなくなりますね。

似たような話で思い出すのは…某S文庫から出ているテネシー・ウィリアムズの戯曲の解説なんですけどね(偉い先生がお書きになっていらっしゃいます)あの中に「はぁ?」な表現があります。かつては、編集に投書すべきじゃないかとかつて思ったものですが…(今は改められているのかどうか、確認してないので分かりません)でも「文学」の世界というのはそういう制限を受けなくていいものなのでしょうか?私は分かりません。ただ、周囲を見渡した限りでは、「文学の人」というのは、こういうことに異議をはさむことをとても嫌うということだけは分かりました(苦笑)


ちょっと話ズレすぎ!!!


そうなんです!Big Girls Don’t Cryに日本語バージョンがあったんですよ!!Sherryは知ってましたけどね、九重ユミコさんが(ダニー飯田とパラダイスキングというグループの中で) 歌ってたの…その九重ユミコさんがBig Girls Don’t Cryもカバーしてたのですね!?知らんかった!!…で、初めて聴いたよ~!!

(ちなみに「恋のやせがまん」というのはフォーシーズンズの曲の邦題です。故に、このタイトルは受け入れるしかありません…笑!でも、私は嫌いじゃありません)

しかし、凄いのは歌詞の方ですよ~!これ、漣健児さんの訳詞なんだろうか!?「シェリー」もかなりのものがありますが、この「やせがまん」はその比じゃありませんぜ!!でも、音はそれなりにきれい。オリジナルがビート・コンシャスだとしたら、日本語バージョンはメロディー&ストリングズに拘った作りになっている。

で、番組では、JERSEY BOYSのサントラからWalk Like a Manが流されましたが、当然「恋のハリキリ・ボーイ」というタイトルで紹介されました(!)そ…そうですよね…でも、わたくしは、この曲しょっちゅう聴いておりますが、これを「恋のハリキリ・ボーイ」だと思ったことはありませんでした(汗)そんなタイトルをつけたら、トミーがどんな突っ込みを入れるかわかりません~で、ボブ・クリューは小指を立ててどう答えるというのでしょうか!?…だいたい、今のお若い方に「ハリキリ」という言葉の意味は分かるのでしょうか!?「針を切る」ということではありません(はいはい)

なんか、この番組を聴いたおかげで、今夜はJBの「日本語翻訳上演」の悪夢を見そうです。

もう「来日すべきと考える10の理由」もへったくれもなくなりました(汗)

北山さんは番組の最後に「今日のこの放送を聞いても、面白くもなんともないと感じられた方は、心が健康な状態ではないかもしれない」という内容の話をされましたが…私は、この放送を聞いて、すっかり元気をなくしてしまいました!私が現在嵌っているのは非常に「古い」「過去の遺物」のようなものなのだと思い知らされたからです(…)「そんなはずはない!」と思いたいけれど…暫くは無理っす!!!


とりあえず、コレ置いときます!

メドレー(シェリー~電話でキッス~トラブル)


この曲を初めて聴いた時、子ども心に(←ここを強調したいらしい)シェリーというのは猫かナンかだと思ったものですよ。猫がどっかに隠れているわけね…で、「さぁ出ておいでよ~」とか「忍び足でyay yay yay yay~」とか(笑)

コメント一覧

master of my domain aka Elaine's
野外でのライブ
ブラウンポットさん、こんにちは!

近いうちにシカゴでもブロードウェーでも、先日のWEST END LIVEのようなライブがあってJBのキャストが出演する予定ですけど、先日のロンドンのように、無数の動画や写真がアップされるようなことはないと思います

シカゴなど「動画ナシ」となる可能性は高いですネ(涙)もちろん、JBの人気がないわけではないんですが「キャ~♪」というミーハー的熱狂度に欠けるんですね(笑)私などは物足りなくて仕方がない(!)ブロードウェーでも先日のロンドンほどの熱狂はないと思われます。

とにかく、アメリカは、イギリスや日本ほどの「マニア的なファンベース」はないような感じ。

とは言っても、アメリカのプロダクションもキャスティングについてはあそれなりに戦略を持っているとは思います。JBのストリーはとてもハードボイルドで男性的、女性には「置いてきぼり感」が残るような話ですなんですが、一方では、俳優は線の細い女性受けするタイプを選んで、上手くバランスをとっていると思います。

客層は50代~60代が多くて男女比は半々ぐらいだと思いますが、なんだかんだ言っても4人の魅力的な若い俳優が出ているショーなのだから、若い層も呼び込みたいのは山々なんではないでしょうか。
brown_pot
考えてみると…
>このJBロンドンの、アメリカとはまた異質の盛り上がりというのは、そういうイギリスのショービズの伝統(ボーイズバンドのプロデュースの上手さ)も反映されているんじゃないかと

これはとても参考になるお話でした。
なるほどなあ…と、過去に思いを巡らせれば、ビートルズ以降にも英国発のアイドル系ポップス&ロックバンドが人気を博した時代があったことも頭をよぎったりして…

確かに、アメリカでのプロダクション展開の延長上にロンドン版があるというわけではないということを意識して考えると、ロンドン版ではキャスト選びについてもブロードウェイとは別の、英国特有の方向性があるかもしれませんね。

昨年のWest End LiveでのJERSEY BOYSの映像を観て、ロンドンでは意外に若者の姿も目立つことに私も驚きましたが、これは受け手側の持つベースの違いが現れたということなのでしょうね…
master of my domain aka Elaine's
お仕事のお疲れをいやすお手伝いが出来て嬉しいですやはり「恋のハリキリボーイ」の日本語版はありそうですよね(汗)おかげで私はJBのサントラ版を聞いていても「悲しき朝焼け」「瞳の面影」「あの素晴らしき夜」…という邦題が頭をよぎって仕方がありんせん。(そのうちに、セリフも日本語になってしまうんじゃないかと)
あ…私の書き方が不十分だったかも知れませんが、もちろん、名の通った人「だから」ということではありません。
イギリスも日本と似ているところがあって、60~70年代を見ても、(日本と同じく)ボーイズバンド人気が高く、アイドル性のあるボーイズバンドのプロデュースも上手かったと思います。アメリカでは一時、ビートルズを真似て(対抗して)モンキーズが世に送り出されましたが、比べるべくもありませんでしたよね…
私は、このJBロンドンの、アメリカとはまた異質の盛り上がりというのは、そういうイギリスのショービズの伝統(ボーイズバンドのプロデュースの上手さ)も反映されているんじゃないかと思っているのです。日本でやるとしても(あんまり想像したくないですけどやはりイギリスのようなやり方になると思います。(日本こそ、人材は限られていますから)
brown_pot
あると思います(笑)
こんばんは。ブラウンポットです。
仕事疲れで元気をなくしていたのですが、

>♪Big girls don't cry~が
や~~~せ~~~~が~~~~~まん~~

>「どんだけ、間延びしとるんや!」
    ↑
こちらのコメントを読んですっかり元気が出ました


それから、ハッとしたのが

>イギリスではもともと人気のあったミュージシャンをフランキー役に起用

う~ん、これは新しい視点でした。
ライアン・モロイという人はそれなりに下積みはあったと思うのですが、英国内ですでに名の売れた人だったかというと、少し違うような気もするのです。
ごく一部の人たちには知られた存在だったかもしれませんが・・・

中堅の舞台俳優であるグレン・カーターにしても、オーディションした中で、たまたま条件に合ったため起用されたのだと思っていました。

アメリカの役者層の厚さと比較すると、ロンドンあたりではどうしても顔触れが限られてしまったりするのかもしれないな、とも思います。

しかしこれは、乏しい知識から導き出した私の勝手な解釈でして、実際の事情は違うのかもしれません・・・。

master of my domain aka Elaine's
もしかして?
bobby様、こんばんは!

いや~「シェリー」も凄いですけど
「恋のやせがまん」は更なる破壊力でしたよ!
冒頭の…
♪Big girls don't cry~が
や~~~せ~~~~が~~~~~まん~~
でしたからね(汗)

「どんだけ、間延びしとるんや!」

私…更なる嫌な予感があるんですけど
もしかして
「恋のハリキリボーイ」の日本語版も
あるんじゃないんでしょうか?

普通、①-②と続けば…③も「アリ」ですよね

bobby
初めて聴きました
http://blogs.yahoo.co.jp/bobby_sideup/19174584.html
Elaine'sさん、こんばんは。
実は「シェリー」の日本語カヴァー、初めて聴いたんですよ、いやぁ~、ある意味強烈でしたね、正直見ていてこちらが赤面状態(笑)。めちゃホノボノしてるじゃないですか。
「恋のハリキリボーイ」のくだりは、笑わせていただきました。たしかにスゴイ邦題ですが、これでも担当者は真剣に考えたのでしょうね。
master of my domain aka Elaine's
コメントありがとうございます
kotoさま、再びコメントありがとうございます。

わたくしも、思わぬ形でライアン・モロィさんファンのkotoさまとお知り合いになれてあらためていろいろ考えてみました。

そちらのブログの参考になれば幸いです。

まず、コーリー・グラントは全然歌は上手くありませんよ(きっぱり)どっかにも書いていると思うんですが、私は彼の歌を「上手い」と思って聴いたことは一度もないのですあの人の凄いのは演技力だと思っています。

先のコメントにも書きましたが、アメリカのJERSEY BOYSに起用されるのは殆ど無名の若手俳優ばかりで、フランキー・ヴァリ・ブート・キャンプで(笑)
みっちりしごかれてからオーディションを受けさせられるそうです。

オリジナルキャストで今やカリスマ的存在になっている初代フランキー、ジョン・ロイド・ヤングも、現フランキー役で歌のうまさでは定評のあるジャロッド・スペクターも殆ど無名でしたし、もちろんシンガーとしてCDなどをリリースしていたわけでもありません。ブロードウェーでオープンして4年になる現在も、このように、元々ネームバリューのあるスターを使わないやり方を貫いています。これは「本当のスターは作品そのもの」という考え方で、日本でも劇団Sなどはこういう方針のようですね。

ですから、私も本ブログでJB記事を次々とupしてコメントをいただいたりしておりますが、少なくとも日本では、ジョン・ロイド・ヤングにしてもジャロッド・スペクターにしても、JBに出る前から知っていた…という方にはお会いしたことがありません。

しかし、ロンドンはちょっと違っていました。JBをご存知なくてもグレン・カーターさんのファンだ…という方は日本にもたくさんいらっしゃいますし、同じようにライアンさんのファンもいらっしゃいましたこれは、キャスティングの方法が異なるからなのでしょう。イギリスではもともと人気のあったミュージシャンをフランキー役に起用していたからだったのですね。

あとは、アメリカのフランキー役たちは「ミュージシャン出身」という方は少ないと思います。詳しく調べたわけではありませんが…オリジナルのジョン・ロイド・ヤングも「俳優」として優れていました。

私自身も、純粋に音楽を楽しみたければ、ライブコンサートを楽しめばいいし…JBはあくまでも「プレイ」だと考えているので、やはり演技の上手い人に魅力を感じます

まぁ、私もkotoさまと知り合いになれたおかげで、またまた深く(笑)JBを見つめることができました。よろしくお願いします。
Koto
さっそく観ました
http://ryanmolloy.at.webry.info/
Elaine's様、どうもです~
さっそくコーリーさんのフランキーを観ました。
やっぱりライアンと違うんですね、安定したまま高く声を出せるという感じでしょうか?(詳しくなくてごめんなさい)ライアンの声は悪く言えば甲高いんですが、ファンにしてみるとそこがいいんです…(汗)
Jersey Boys について、少しずつ知ることができて感謝します、ブログで紹介させていただいたらお知らせしますね。
今後もよろしくお願いします
master of my domain aka Elaine's
kotoさま、いらっしゃいませ~
いやいや、そんな「勇気」を出してきていただくようなブログでもございませんよ…しかし、まぁ、ここも無法地帯と化していますから「勇気」がいるかも知れません(汗)
トニー賞のパフォーマンスも「解説」などというたいそうなものではございませんから、まぁ戯言だと思ってお受け止めくださいませ。
私はJBのロンドンキャストについてはあまり詳しくなかったのですが、ほとんど無名に近い俳優をキャスティングしている北米プロダクションと違って、ロンドンは、グレンさんやライアンさんを始め、名の知れたスターを起用しているのですね…それに気づいておれば、暴走しなかった(?)(×10)
コーリーのYoutubeですが…kotoさまはとりあえず未成年ではいらっしゃらないようなので一安心しておりますますがちょっとヤバいのもヒットするかも知れません(汗汗)
あの方はちょっと変人なので(笑)あんまりネット・フレンドリーでもないんです(!)JB関連でもあまり動画はありませんが、シカゴプロダクションで最近上がったのがこれです
ttp://www.youtube.com/watch?v=qIe4Mdb2fUk&eurl=http%3A%2F%2Fshowbizbuz%2Ecom%2F&feature=player_embedded
インタビューに答えているのはマチネのフランキーのジョン・マイケル・ダイアスですが、b-rollではコーリーの姿が見られます。
このブログでよければ、どうぞご紹介ください。
こちらこそよろしく。
Koto
勇気だしてきました(笑)
http://ryanmolloy.at.webry.info/
Elaine's様、ブラウンポットさんのブログでどうもでした~
レス読ませていただきました(笑)
トニー賞の解説、YouTubeを見ながらなるほど@@と思いながら読みました。
こんなにたくさんのFrankie Valliがいるとは・・・
厳しい世界なんだろうなぁと改めて実感しています。
(プロの世界はどこもそうなんですが)
ライアンしか知らない私にはとっても参考になります。
どうぞ、今後もよろしくお願いします~
もしよろしければブログで紹介させてください!
ロンドンの怖いおばさま達は来ないと思いますので(笑)
ではまた訪問させていただきます♪
(YouTubeでコーリー・グラントさんのがなかなか見つけられないのでぜひ教えてくださいね)
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