And This Is Not Elf Land

もうすぐオープン②


ブログ開設7年目にして、初の「汗臭い画像の連打」になっておりますが(笑)

私としてはですね…汗臭そうに見えて、実は近寄ってみると、やはり「花園」の香りがした…という世界を、今なお期待しておりますよ(はいはい)

いきなり、ウマシカなことを噛ましてしまいましてスイマセン…


さて、このCUTMANのワールドプレミアに向けましては、Goodspeedはかなり力を入れてくれているようで(というか、このショーそのものに、異例のたくさんのスポンサーがついている。ボクシング器具メーカーから、ボクシング・ジム、ユダヤ系メディアまで)いわゆる「鑑賞ガイド」資料もたくさんアップされております。今回は、そんな中から、少し紹介していきましょう。

まず、こちら

ストリー、脚本を手掛け、監督も務めるジャレッド・マイケル・コセリアのエッセイが載っています。

ことの起こりは、2006年の夏、親友であり、仕事上のパートナーでもあるコーリー・グラントが「THE CONTENDERを見てみろよ。胸をかきむしられるよ!」と電話をしてきたそうです。

THE CONTENDERというのは、2005年から始まったreality TVで、ボクサーたちが熾烈な勝ち抜き戦を繰り広げる様子を、本人や周囲の人々の人間模様を織り交ぜながら描いているもの。そこに描かれているものはアメリカンドリームそのものだったとジャレッドは語っています。

もともと、「ボクシング」と題材にした脚本を書いてみたいと思っていた彼は、その後、自らボクシングのトレーニングを始め、今では、ボクシングなくして自分の存在はありえないと実感するまでになりました。

ボクシングはまた、ユダヤ系アメリカ人の歴史とも切り離せないものであると言われます。無一文でアメリカにやってきた彼らにとっては、ボクシングは富と名声を得る方法のひとつでもありました。大戦前には、ユダヤ系ボクサーのチャンピオンがたくさんいました。ジャレッドを含め、CUTMANのクリエイティブチーム(コーリー・グラント、ドリュー・ブロディ)は全員ユダヤ系であり、夢の追求のみちすじに、伝統と信仰が介入してくるストリーとして、「ユダヤ教」と「ボクシング」のぶつかり合いを描くというのは、土台として「完璧」でした。

また、この作品に着手したのは、クリエイティブチーム全員が20代後半で、それは少年から大人の男性に移行する年代であり、家庭を持って安定する前の段階でもあり、人生の中で、「夢」というものが最も高揚する時であるはず…20代後半で、この作品を手掛けた意味は大きい、とも言います。

ジャレッド・マイケル・コセリアは、「アメリカ的な作品を作りたかった」と述べています。これについては、私がこちらで、いきなりクダクダ語らせていただきましたが…私も、この作品について知ったとき、まず「非常にアメリカ的」、ある意味「王道的」な作品だな、と思いました。富と名声を求めてひたすら頑張る、そこに、信仰と家族の問題が絡む…まぁ、ジャレッド君も似たようなことを言ってくれているな、といった感じでしょうか?

で、実際に、これを、どこまで普遍性を持った作品として昇華させているのか、興味がありますね。

まぁ、日本に住んでいると「夢と信仰のはざまで悩む」ということは、ちょっと稀かもしれませんが…「信仰」に代わるものとして「古い制度や考え」の狭間で悩むというのは、21世紀の今でも珍しいことじゃありません。ただ、人生において、そういう柵を全て断ち切ってしまうということは、どういうことなのでしょう?そのあたりは、この作品でも深いところを描いてくれそうなので期待しているんですけど…FAITHFUL


さて、このCUTMANについて、Goodspeedはこのような鑑賞ガイドも出してくれています。AUDIENCE GUIDEここにはキャラクター紹介のほかに、ボクシングの歴史や、ボクシング用語の説明。ユダヤ教についての解説などが含まれています。

いやでも期待が高まります♪国外運転免許も交付も受けましたし、最近では、普段も「左ハンドル、右側通行」をシュミレーションしながら、運転しております(笑)
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