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And This Is Not Elf Land

Uptown Girl

Yahooニュースに「ビリー・ジョエルの娘、アレクサ・レイさんが薬物過剰摂取で病院に搬送される」という見出しが出ていて驚きました。


そういえば、ちょうど3年前の今頃、ビリー・ジョエルはジャパン・ツアーの真っ最中でした。私も、暮れの忙しい時期だというのに、全てを放り出してビリーを追っかけていましたからね。あれ以来、今頃の時期になると、あのときのビリーのライブを思い出してしまいますよ。

アレクサ・レイさんは現在23歳で、ビリーと前々妻(だよね?)のクリスティ・ブリンクリーの一人娘。自身もモデルをしたり音楽活動をしたりしていたようですが…記事によると、恋人との別れに、父母それぞれの離婚後の恋愛問題も加わってストレスを抱え込み、意図的に過剰に摂取したと見られるとのこと。しかし、幸いなことに大事には至らなかったようです。


しかし、このニュースを読んで、まっ先にフランキー・ヴァリの娘さんのことを思い出してしまったのは私だけではないはずだ(…)フランキー・ヴァリの娘のフランシーンさんは24歳でしたから、年齢も近い…二人ともスーパースターを父に持ち、父と同じく音楽の道を歩む…何というか…私などがコメントをはさんでも仕方がないでしょうが…それにしてもやりきれないニュース。とにかく、最悪の事態にならなかったのが幸いでした。



ところで、私は、付き合いの長い友人(そして音楽もミュージカルも好きな友人でもある)に、最近盛んにJBの話をしているんですが(!)フランシーンさんの死の場面の話になると、彼女はどうしても「ミュージカルで観客が泣く…というのはよく分からない」と言います。「少なくとも、自分はミュージカルで泣いたことはない」と…。そうですか~、いや実は、私も(告白しますと)このシーンで泣いたことはないのです。っていうか、私は最近じゃあ「ちょっとやそっとのことでは泣かなくなってきた」だけなのであって(?)

それでも、あそこのシーンの雰囲気だけは分かってほしいな~と思いまして「う~ん、例えるとね~…そう、稲垣潤一さんのバラード曲『言い出せなくて』を亡くなった娘に向かって歌うような感じ!」

どこかで、傷ついたなら まるで 何も なかったように
どこかで 傷ついたなら そっと ここへ 戻っておいで ひとり


「あ~、それなら泣けるかも!」

おお、これで通じましたか!?
       さすがは我が友
          ちょっと感動だ(笑)


例によって、話があちこちに散らばってしまっていますが…

ビリー・ジョエル、クリスティ・ブリンクリーそしてフォー・シーズンズと来ましたら、83年のビリーのヒット曲『アップタウン・ガール』に触れておきましょう~まぁ、これは代表的なヒット曲の一つであって、最近でもCMで使われていたりしますし、非常に親しみやすく心地いい曲でもあります。

そしてこれは、アメリカよりもイギリスでヒットしている曲でもありますね。日本ではオリコン・シングル・チャート60位という記録がありますが…こういう、いかにも「アメリカン・ポップスばんざ~い!」な曲は日本では受けないのだろうか(?)やっぱ「泣き」が入った『ストレンジャー』の方が受けるか~

Uptown Girl

で、実はこの曲…
ビリーが、フォー・シーズンズへのトリビュートとして作った曲でもあります。ドゥワップを意識したアップテンポにファルセット唱法、そしてリードの声を被せるテクニック(we double Frankie’s voice…とボブ・クリューが言った、アレですよ)(また、殆ど世間に通じないことを言ってマス)確かに、Sherry~Big Girls Don’t Cry~Walk Like a Manの例の三連続ヒットと「同時進行で歌っても」全く違和感がない感じ(笑)

「高音域で攻め続ける」この曲は、喉への負担が大きいということで、ビリー・ジョエルは近年のライブでは歌っていないようです。(3年前も歌わなかった)その点、フランキー・ヴァリは、例の3連続ヒットを、ややキーを下げてながらも、元の曲調を損なうことなく、今なおライブで歌い続けていますから…ここはヴァリ氏にゴールドスターをあげておきましょう

このプロモーションビデオには当時の恋人だったクリスティンが登場しています。突然、意味不明なブレイク・ダンスが入ったり(笑)時代を感じさせる映像ではありますが、際立っているのはビリー・ジョエルの「身のこなしの美しさ」ではないでしょうか。ライブを見ると実感するんですが、この人、歌が素晴らしいだけではなく、パフォーマーとしても際立っていますよ。ご本人は背も低いし、決して美形でもないんですが、人を魅了する「動き」ができる人です。(ま、直立不動で不器用そうに歌う人もいいですけどね…)世界のトップに君臨する人というのは、最初っから持っているもののスケールが違うような感じですね。


とにかく、娘さんも最悪の事態は避けられたようで何よりでした

ホリデ・シーズンでもあることですしね…みなさまお幸せに

コメント一覧

bobby
いえいえ、こちらこそ宜しくお願いしますね、有難うございます(^^
Elaine's
bobbyさま、
年越しのお返事になってしまいましてスイマセン。まずは「あけましておめでとうございます」
今年もよろしくお願いいたします!!
bobby
最初にElaine'sさんのブログを拝見したときはぶっ飛びましたよ、こんなにも情熱を込めて(私はそう感じました)フォーシーズンズのコトを語ってますからね。
しかも実際にミュージカルを見ていらっしゃる!いろいろ参考にさせてもらっています(^^
Elaine's
Bobbyさま、すでに季節外れの感がありますが、Jersey Boysオーストラリアのキャストも、あれと同じアレンジの「サンタが町にやってきた」を披露していました。やはり、フォー・シーズンズあってのJBです。私は来年こそ、もっときちんとフォー・シーズンズの情報も伝えられるようになりまいと思っています!
bobby
「書き散らかしているだけですから」、え~!何を仰いますか、こういう読んでいて楽しい文章を参考にしたいのですが、やっぱムリだろうなぁ(笑)
Elaine's
このUptown Girlは私的には「典型的なアメリカンポップス」な感じがしますが、そういうサウンドの開祖的存在がフォー・シーズンズなのでしょうか…
いやいや、Bobbyさまのブログこそ、緻密な分類と正確な記述、お人柄が表れているようで、素晴らしいです!私など書き散らかしているだけですから(汗)「日ごろの生活態度」がバレバレですよ
bobby
今晩は~、先ほどは有難うございました。
この「Uptoen Girl」、最近CMでよく耳にしますね。この曲が4 Seasonsへのオマージュだということは数年前に知りました。確かに言われてみれば4Sファンには思わずニヤリとさせてしまう作りになっていますね。
「同時進行で歌っても」全く違和感がない感じ..う~ん、なるほどぉ(笑)
しかしElaine'sさんの文章は面白いですねぇ(^^
ためになります!
master of my domain aka Elaine's
Kotoさま、こんにちは!
えっ…ビリーが「ルックス的にも」好みのタイプだと自覚したことはありませんでしたが~しかし、考えてみれば…昔のマーク・ボランに始まり、ビリーを経てジェリー・サインフェルド、現ブロードウェイのフランキーsなど…確かに私には「あるタイプの容貌を好む」という傾向はあるようです。しかし、私は(自分が背が高い方なので)本当は185センチ位の人が理想の「はず」なのです。
Koto
http://ryanmolloy.at.webry.info/
Elaine'sさん、こんばんは~
そこで泣いた私が通りますよ~~(笑)
出だしを見て自分もフランキー・ヴァリの娘さんを思いました。助かってよかったですね。
ビリー・ジョエル、なるほどElaine'sさんの好みのタイプだわと再確認しました(ルックス的にも)
先日スカパーで偶然「ブロードウェイ♪ブロードウェイ」をやっててみましたよ!!
Rickは最終までいったんですね、さすがです。内容も興味深く見ました。
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