ただ、この方を取上げると、これまたblogの2-3個はできそうな感じなんですわ…。
昔、blogなんてモノがあったら、私たち大変なお祭りになっていましたよねぇ!
(これは、あなたに同意を求めているのですよ~)
稲垣潤一さんの話にもお付き合いくださいませ。(これも「濃い」話が多いんですわ…)それと、現在の稲垣さんについては必ずしも支持してないので…「熱烈ファン真っ只中」の方とは考えが違うところもあるかもしれませんので。
稲垣潤一さんがデビューしたのは1982年1月です。今年は25周年ライブがあります。私は2002年の20周年ライブ(六本木Sweet Basil)に行って以来、ご無沙汰しています。それまで何回ライブに行ったか…なんか、途中まで「数えて」いたんですが…忘れてしまいました。
稲垣さんが気になりだしたのは86年ぐらいだったと思います。デビューから既に数年たっていますね。私の中では、日本の音楽というのは演歌かアイドルかシンガー・ソングライターしかなくて、どれもしっくり来なかった。特に70年代初頭から圧倒的に支持されてきたフォークも「勘弁してよ」状態。(これについては、ここでもしつこく書いています)ま、その後Y-ミンなどは耳障りのいいサウンドを作り出していたけれど「歌唱が…」。すいません…
そんなとき、たまたまTVに出ていた稲垣さんを見て「あれっ、こういう人がいるの?」と思ったのですね。まず「フォーク臭さ」が微塵もなかったこと。これはちょっと驚きでした。それでもって、フツーに70年代の洋楽の香りがするような、親しみやすく心地よい曲を歌ってる。そしてまた、歌っている人は何考えてるんだか分かんない。(ハハハ…でも、実はここが凄く大切だった。)
それで、ちょっと興味を持ってレコードをレンタルしてみて、様々な作家から提供された曲を歌っていることがわかりました。そして、長い下積みを経て28歳でデビューしていることも。
考えてみれば、演歌畑の人は若くして大物歌手に弟子入りした、叩き上げの人も少なくありませんが、それまでの、いわゆるニュー・ミュージック系は学生時代のバンド活動から始まり、コンテスト等で入賞して、それがデビューのきっかけになった人が多かったのではないでしょうか?だから、それなりに個性的で、人にアピールするパフォーマンスの上手い人は多かったと思うんですが…(以下略)
稲垣さんは、本当に叩き上げの職人さんのように、頑固に、人付き合い悪そうに、とびきりロマンティックな曲を歌うのがよかったですね。「曲」と「自分」の間に、微妙な距離があるのも新鮮だった。「歌の世界=自分の世界」じゃなくて…。曲を曲として、ありのままに伝えてくれて、解釈はそれぞれのリスナーに任せてくれるような、そんな「自由」を私たちに与えてくれるようなところもよかった。そしてそれらを全部ひっくるめたものが、稲垣さんの音楽に、一定の「純度」を与えていた。
まぁ、いきなり、ここまで「ベタ褒め」なんですから、その後は当然、とてつもない「ファン道」を突き進むのでした…(トップの写真は当時のライブ記録☆)
to be continued
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