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リトル 文楽劇場へ出かけるの巻

2006年07月29日 | masudaizumi.com
あ~~~美しい入道雲、夏休み~って感じですね。

産後うつもなんのその、よく寝たらなおってきたみたい。秋田からの優しいコメントありがとうね。
いまみたら、また新しいコメントも。ありがとう、ありがとう。ゆっくり大阪で頑張っていきま~す。


さて、リトルはついに首が座りました!!
それにしてもあかちゃんって、本当に天使みたいな体格なんですね。
リトルは最近、様々な西洋美術で描かれているキリストの横に飛んでいる天使の絵と似て、真ん丸に太ってきました。

お腹がすくのも4時間ごとになってきて、ついにお出かけモード全快。
新米ままは早速ベビーカーをタクシーに積んで、文楽劇場へ

ただいま文楽は、夏休み特別公演中でございます。
三部制になっていて、一部は10時から親子劇場と題し、柔らかい内容となっておりますよ。やはり小さい時から芸術だ、と高尚なものとして感じるのではなく、自然に肌で感じないとね、今のスピーディな世の中と古典芸術は、日本でも西洋でもリズム感違いますから。

チラシをみると、副題に「武者と鬼との大スペクタクル!」?

なんだ?スペクタクルって!!なんだよ~惹かれてしまう。なんだろ~、なんだろ~、このびっくりマーク「!」も期待感を膨らませるじゃないの、本当にどんな戦いなんだ!ピーターパンのように飛んでくるんだろうか、、、うむむむ、そそられてしまう。

二部は夏の演目、「夏祭浪花鑑」と「連獅子」
「夏祭・・」は実際に文楽劇場の裏手で起こった事件をフィクションで舞台にしたてたものだそう。私が初めて観劇したのは昨年の京都南座。会場はとっても雰囲気があって、人形さんがすごく大きく見えて、かっこ良かったなあ。文楽は、演目と季節が同じだから空気感が同じで感情移入しやすいんですよね。ジトッとした暑さと汗。舞台での夕暮れや水の質感がこの季節ならではで感じられました。
「連獅子」ってよく親子で赤と白のなが~いふさふさの髪の毛をぐるんぐるんまわす、お正月に、中村勘三郎親子三人で稽古風景を特集してたあれかしら・・
人形でやったら、首は大丈夫なんだろうか

三部なんて吉本の演出家の方が、人形さんを演出されるんだとか、「夫婦善哉」というタイトルで黒門市場やら法善寺横町やら、いつも自転車で走り回っている土地の名前がはいったお題。宮川大助&花子師匠みたいな漫才になるんやろか~。・・・などなど、いろいろ期待感がふくらみ、文楽初心者のわたしは、一人妄想してまいます。はい。

土曜日だったので、東京からのお客様も多く、たくさんの方にお会いしてリトルは緊張している様子。いつも思うのが、絶対人前では泣かないんですよね。首と肩を固くして顔がこわばっているんですが、皆様にご挨拶をすませると、ぐったりと寝てしまいました。

緊張しているのは、リトルだけではありません。そうそう、この私です。
お願い、泣かないでね~とヒヤヒヤしながらの3時間。終演後は名古屋からいらしたお客様とコーヒーの美味しい黒門市場の喫茶店まで。そこでもリトルは気を利かせて寝てくれたので、私もほっと一息でした。

この名古屋からのお客様のひとり、四月に6歳になったばかりのかなちゃま。ちょっとおませになって恥ずかしがるお姉さんになっていましたが、リトルもどんな風に変わるのかしら~とうれしくなってしまいます。

数え6歳の6月6日は御稽古初めの日。6歳の夏のリトルは、なにがしの御稽古に通い始めていることでしょう。