Ombra Mai Fu ~ 優しい樹の下で

POP ♡ OPERA SINGER 
 増田 いずみ ~ OFFICIAL BLOG

happy バレンタイン

2006年02月15日 | masudaizumi.com
今年はバレンタインデーという日を、祝ってみることにしました。

小学生のとき、大好きだった男の子にフラレて以来、「あんな日はチョコレート会社の陰謀さ!」と性格のゆがんだ私だったのでありました。


昨年2月といえば、3枚目のアルバムの打ち合わせなぞしていたし、その前の年は、2枚目のアルバム[RED SWAN]の制作でNYにいました。

二年前の2月14日なぞは、これといって出会いもなく、レコーディングが楽しくて、スタジオでスタッフと夜遅くまで曲つくりに明け暮れていました。

「女一人暮しなんだから、いっちょマンションでも買うか!」とやる気をだして新築マンションのチラシなぞ覗いていた気がします。

それが、ま~皆さん。人生って、ある日突然、思ってもいない方向に、ぐわわわ~~~っと変わるんですっから、本当にびっくりです。



今年は結婚して、初めて、時間的にも気持ち的にも余裕がでたのでしょうか?
純粋な気持ちで、本命&お世話になった方へのチョコレートを買いにデパートへいってみました。


ネットで調べると、シャンパントリュフってのがどうやら美味しいのかな?と。トイスチャーってブランドでした。

さらに今年はイタリア産のBABBIがすごいらしい。

ふむふむ。あとはキャビア?え~五万円?これはすごい・・・・などととりあえず頭に入れていざ大丸へ。

おおおおおおおおお~~~?


デパ地下に続く一階からのこのくだりの階段の列は????

うわわ~っとぉ~

BABBIだぁっ

さすが!!

ネットで見たとおり。並んでました。こちらが最後尾のプラカードまででていました。

そんなところ妊婦は無理。

諦めてキョロキョロしていると、あちらこちらから、「当店で一番人気のクリームショコラです」「おひとついかがですか?」と試食のお誘い。

すすすすす・・・
すごいですね。

これはきっとこの時期だけなんでしょうけど。ひとつぶ、300円から500円のチョコを、どのブランドも食べ放題状態。びっくりしました。


結局迷いましたが、今年はEk Chauhというブランドを選びました。
http://www.ek-chuah.co.jp/



ホワイト、エスプレッソ、抹茶、レギュラーの4種入りで、石畳のように小さく刻んである口解けのよい生チョコです。


そういえば、私は2年前まで大のチョコレート好きでした。

いつの頃からか、チョコ依存症がなくなっていたことに、今日、気がついたのです。あれも、ストレスから来るなにか病気だったのかしら?

歌う前はお腹がいっぱいだと全然集中できないし、歌えない。だからいつも録音のときはチョコを食事代わりにしていました。
1枚目、2枚目のアルバムのレコーディング中は、毎回必ず、高級チョコレートをもって、スタジオへ。

それが今じゃタフになったものです。

こだわっているのは、水くらいでしょうか?あとは紅茶?かな

コントレックス。

これはレコーディングに欠かせません。あとはあったかいストレートの紅茶。
でも、チョコレートをやめたにしては、この数年痩せも太りもしなかったですね。
また、これを機会に、美味しいチョコレート探しをしてみようかしら。


ハッピーバレンタイン!!素敵な夜を・・・・

いずみ

KOKIAさん

2006年02月14日 | masudaizumi.com
私のコンサートでは、塩入俊哉さんというアレンジャー&ピアニストさんをバンドマスターでお迎えしています。

そんな塩入さんが、大阪で、KOKIA(コキア)さんのツアーでバンドで参加しているとのこと、我が家から歩いて3分の距離のライブハウスでやっているとのこと・・・・「いま近くにいるんだけど・・・」と電話がかかって話している間に、我が家に到着してしまい、遊びにきてくれました。

我が家の並びは実はライブハウスだらけ。

なんと、大昔、塩入さんが我が家の隣りのライブハウスでも演奏したことがあるとのこと、O~ MY GOD!!なんという縁のつながりでしょう。

そして、KOKIAさんのライブ。妊婦にはキツイスタンディングだったけど、頑張って聴きにいきました。


KOKIAさんって、特に意識していなかったのですが、気がつかないうちにたくさんの曲を聴いていたようです。

ライブでは「あ?これ知ってる」という曲ばかり。

しかもKOKIAさん、本当に珍しいのですが、歌詞を歌っているときより、伸ばしている声「う~~~」とか「あ~~~~~」のときの言葉にならないときが、異常に味があっていいのですよね。

歌詞ももちろんいいんだけど、歌手の一番の根源の声のメッセージってとこね。

あ?勘違いして欲しくないのですが、つまり「美声じゃん!!すごい!」って言いたいのですが。褒めてるんだけど・・・伝わっているかな?

なんだかいつも隣りで目を合わせながら演奏している塩入さんが舞台の上で、ワタシは観客席。なんだか引退して復帰する森昌子さんの気分がわかるわ~。

久し振りにいいライブを観て、舞台が懐かしくなってしまいました。


KOKIAさん、バイオグラフィをみたら、実は桐朋音楽大学のオペラ科出身なのね。

オペラを勉強しすぎると、つい、発声法やら美しく声をだすことばかりに、神経がいってしまって、本当に伝えたいメッセージや、言葉、その人の個性味なんかがなくなってしまう傾向があるのですが、KOKIAさん、そんなことから脱却してました。

すごいパワフルで、いままでの曲をメドレーに25分間歌い続ける、など、かなり刺激をうけた、素敵なライブでした。


早く身が二つに別れて、復帰ライブしたいよ~~~~



いずみ






大阪食道楽 <天カレー饂飩>

2006年02月13日 | masudaizumi.com
ご覧下さい。天ぷら+カレー+饂飩ざんす。

鶴橋駅前で、1200円。天ぷらもサクサク、カレーも、お出汁も美味しい。
イチゴ大福発祥の地・名古屋に似て、かなりなんでも混ぜたらいいのか?って発想ではありますが、これは大成功の例。(写真載せてみましたが、、見ただけじゃ~わからないかな~)



でも、実は、今日は、久々に浮気をして、レギュラーなきつね饂飩をたべに「つるとんたん」へいきました。

え?つるとんたん、ご存知ない?

大阪文楽劇場近く、または東京なら、六本木のドンキホーテの横に昨年出店しました。


きつねうどん、またはしゃぶ肉カレーが美味しいです。

以前にもこのブログで書いたことありました。饂飩は関西では欠かせない食文化。私も、宮崎出身ということで、むりやり関西人という側に入りたい気分ではあります。

どうも蕎麦っていうと、よそ者を食べてる感じなんですよね。






そうそう名古屋の方、先日パンフレットみましたよ。栄のサンドイッチ屋さん。

納豆クリームサンド!!!!!!

あれ食べた人、是非感想を教えてくださいませませ。


今凝っている「わかぎゑふさん」の大阪文化シリーズ本の中で、興味があったのがイカスミモダン焼き。これもたべに行きたいね。


ああ~初めてのおいしい食べ物がたくさん。関西ってたのし~い。


いずみ


市川海老蔵<信長>

2006年02月11日 | masudaizumi.com
今日は暖かい休日でした。

お昼から着物の着付けのお稽古に行き、16時から松竹座で市川海老蔵さん主演の現代劇<信長>を観にでかけました。

まるで勝新太郎さんのような存在感。立ち回りや、舞の美しいこと。やはり風格が素晴らしかったです・・・が、全体をとおしての音楽が全部カラオケで・・・。

松竹さん、ちょっとたのんまっさ。せっかく大舞台なんやから、いい音でやってくださいよ~。なんか、衣装もセットも頑張ってるのに、音が悪いと、格ががたっと、金稼ぎっぽくなって、残念やったです。

これって、東洋の舞台の特徴でもあるのですが、視覚重視なんだそうです。東洋人は視覚が、西洋人は聴覚が発達している、よってその部分を満たす欲求が強くなり、文化として発達する、、とテレビのドキュメンタリー番組でみたことがあります。

オペラなんて、その象徴的な例で、舞台に立っているひとが細かく演技するのではなくて、心理描写は全部音で創られているから、オペラ歌手はあまり動いちゃいけないのです。

ただ、今回のようなお芝居・つまりストレートプレイでは、どうなんでしょう。
海外ではNYでしか観たことがないので、ヨーロッパのお芝居での音楽の位置みたいなものをご存知のかたがいたら、伺ってみたいな・・・と思いました。

NYではブロードウェイでハリウッド俳優がお芝居に出演するので、是非これを見ないなんてことはないでしょう!と思って、語学学校から大学に移るときは演劇科を選び、少~~~しだけ台本や、演技、舞台の色使いの効果や照明での心理演出などを勉強しました。

特に覚えているのは、「バス・ストップ」「欲望という名の電車」「サラリーマンの死」の三本。台詞がいろいろな意味を含んでいて、会話にリズムがあり、とても早口。映画と違って、シーンの展開もほとんどなくて、舞台転換もものすごい早くて簡素。つまり脚本がすごくだいじなんだな~と感じました。「オイディップス」「メデイア」など古典ローマのものも観劇しましたがさっぱりわからず、難しかったのを覚えています。

それはそうと、今日の舞台、時代の奇人を思い起こさせました。

ハムレットとモーツアルト、そしてジャンヌ・ダルク。

神様からの啓示があって、突き進んでいく。あの声は自分が作り出したものなのでしょうか?そうでなければ、いったい誰なんでしょう。


いずみ








悪夢

2006年02月09日 | masudaizumi.com
皆さんにとって、夜みる夢とはどんなものでしょう。

私にとっては、想像力の源、いろいろな感情をそこで体験するバーチャル体験の世界です。

セカンドアルバム「レッドスワン」は、ほとんど私の夢でみた世界を形にしたものです。

森の中に差し込む月の光、自分が紫の蝶に変身して、空を飛んでいたり・・・

夢判断のフロイトにいわせれば、空を飛ぶ夢というのは欲求不満らしいです。

私の夢で多い三大パターン、「迷路」「ドアを開ける」「カラフルな自然を眺めながら、空を飛ぶ」


毎朝起きると、現実で起っているものがミックスしてひとつのドラマになってしまうのが、笑ってしまうのです。

今朝の夢は、私はエジプト綿をつくっている白いターバンを巻いたエジブト原住民。土壁の病院の昼下がり。なぜか天皇の病床で、タオルやらシーツを持ってきて、取り替えていたり、汗を拭いたりしていました。

ところが、先日は、恐ろしい夢をみて、朝起きて、大泣きしてしまった悪夢を体験しました。

日本があと3日で戦争に巻き込まれるのです。真夏8月の暑い日。蝉の声がうるさい宮崎の祖母の家。畳の部屋。

テレビではいろいろな情報が錯綜していて、アメリカとイギリス、ドイツ軍は既に参戦している映像がながれ、政府から軍服を届くのをまっている間、主人は「もうこんな格好もできないだろう」とTシャツにタンパンから、スーツに着替えて買出しをしようとしているところ。

私は荷物は二つまでと自治体からいわれ、体育館に移動する為の荷物をつくっている。昨日までのあの朝の穏やかな風景はいったい夢だったのか・・・・と思いながら、涙もでず、みな作り笑い。なるべくにこやかに笑おうと努めている。

あと三日したら爆弾が日本の空から降ってくる。いま夫婦がこの部屋にいて、こうやって生きているのは最後の、一握りの現実。なんでもないナツの日なのに。私はタオルをリュックにつめている・・・・。

そこで、目が覚めました。


良かった・・・・・戦争ではないんだ。

その日は朝8時に起きてから4時過ぎまで落ち込んでしまいました。

テレビでは世界中の貧困で悲しむ人々、宗教戦争、タイタニック号ばりの舟の事故。

その当事者の悲しみは自分に降りかからないとわからないものだ、と、夢のあまりのリアルさに、つくづく感じました。

お金まみれの狂った人達を国会で問いただすテレビ中継、どこかの道端で大根が頑張って育っていたのをもぎ取った人がいて、蘇生しようとしている神戸の実験室からの報道・・・。

なんて幸せな国、日本。


いずみ