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毎日がおしゃべりな町

2008年05月23日 | masudaizumi.com
子供を授かって感謝すること。

大阪では、子供がいると、本当にたくさんのかたから、話しかけられます。
私は、自分から話す、ということが、もともと恥ずかしい性格のため、知らない人がいると、堅くなってしまうのですが、リトルがいると、いつも出かける先で、誰かと話しています。

タクシーや電車のなかで、運転手さんや、廻りの乗客のかたと子供の話をするのは、もうあたりまえ。
混んでいる電車に乗ると、本当にびっくりするくらいすぐに、数名のかたが席を立って、どうぞと言ってくださいます。

知らぬ間に、リトルも、この環境でおしゃべりになっていくのがわかります。
そして、私にとっては、この町になじむ、という意味では、リトルには感謝せずにはいられません。

先週、通園の送り迎えに、ついに買った電動自転車。
私はまだ乗り馴れなくて、どきどきしているのに、リトルがうたた寝した状態で乗っていて、赤信号でとまっていると、必ず、「よ~寝てるな~~。紐しっかり締めてな、大丈夫か?」と声をかけられます。

電車に乗って「ややこしや===ややこしや、あ、ややこしや~~、あ、ややこしや」とテレビで覚えた野村萬斎さんの狂言のまねをしていると「ややこしいのは、あんたや」とおっちゃんに笑われたり。


そうそう明日はね、リトルの幼稚園の遠足です。

「明日はね、お弁当もってね、先生と、お友達とね、動物園なの、明日よ、明日、、、、」とつい話してしまったが最後、リトルは、今日、いまからいく、といって聞かず、気温28度の大阪の恐ろしい紫外線の嵐のなか、手袋して動物園へいってきました。


なんという暑さ。動物たちも、ぐったりと寝ているか、小屋の中に入ってしまっています。

でも今日は平日の金曜日。

週末とはうってかわって、人が閑散として、いつもの混雑では見えない、この動物園の事情に博識のおっちゃんたちが、たくさんいてて、、、ちょっと驚きました。

ペンギンさんとこにいくと、丁度えさをあげる時間。「これからな、あじと、ししゃもと、生きたお魚を、池にほおるんやで、みててみ、おもろいで」と解説してくれはりました。


観ていると、アジはあまり人気がなく、ししゃもに食いつくべんぎんちゃん。そして最後の締めがペンギンとお魚との、水の中での追いかけっこ。

ほんまや、、、

「かばさんはな、二時半になったらな、歯を磨くのにあがってくるからな、もうちょっとここで まっとき。びっくりするで~」、といってくれたおじさん。

本当にすごいカバの巨体が、水面から定刻に陸にあがってきたの。
よ=知っているな===と思うと、もうそのおじさんはいませんでした。


キリンさんとこでは、かなり本格的なカメラを抱えたおっちゃん。「お~~賢い子、いくつや?」と声をかけられ、「わたしんとこも一歳半になる孫がいてますねん、そっか、二歳いうたら、こない なんねんな」、と、ご自慢のお孫さんの写真を見せてくれました。

売店では、私が動物のシールを買うと「ぼく、賢く待ってたから特別に一個動物君あげるわ」と、ちいちゃなカバくんをいただきました。

ソフトクリームを買うと、売店のおっちゃんが、、、、


とまああ、書ききれないくらいの会話。

ゲートを出ても、「なにがオモロかった?」と話しかけられ、大阪という町は、本当に、いつも人間が明るい素敵な町です。




さて、夕方、私は、日焼けした肌にローションを塗りながら、明日も動物園か、、、、と思っていると、「明日は雨のようなので、動物園の遠足は延期します」と連絡網がはいりました。


は~~~~良かった。
二日続けての動物園ではなくなり、ホッとしているところです。






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1 コメント

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広がる世界 (ミニトマト)
2008-05-24 11:29:31
大阪の皆さんには遥かに及びませんが、無心の子供の瞳の周りは温かい声が流れています。
子供を育てながら新しい世界に気が付いてく。
私は人とうまく関われなくて、うまく会話が出来る
人にコンプレックスを感じていつも心に不安な気持ちがあって、こんな気持ちを手紙で伝えられたら~とずうーと思っていた子育てでした。
でも息子を育てていく月日にいつの間にか何気ない
会話も少しずつ出来るようになった。
自分で自由に出来る世界で分からなかったことが、
自由にならない世界で少しずつ未熟なママだったけど
分かったことがある
どんな道にも素晴らしいプロがいるとか、うまく話せなくても素直な言葉は通じるとか、いろいいろ、もろもろ。

今、私の目標はサリー母さん、サリーばあちゃん。
さりげなく必要な時に魔法のように包んであげられる
そんな戻らない時間のちょつと未完成ママのゴメンネをこめて。
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