原口摩純(Masumi HARAGUCHI) ブログ

ピアニスト原口摩純のオフィシャルなブログです。プロフィール、コンサート情報、CD情報、レッスン、日記が掲示されています。

ベートーヴェン・シリーズ第1回 無事終了

2005-06-26 | 原口摩純日記
「ベートーヴェン・シリーズ 第1回」が無事終了いたしました。
たくさんの皆様にご来場いただきまして、本当にありがとうございました。
主催者、関係者の方々、そして私を陰でささえてくださった方々に深く感謝致します。
また、別の作曲家ではオール・ショパンでのコンサートも計画しております。名古屋では10月に。
音に関してはずいぶん違う感性を持つ二人の作曲家ですが、ピアニストにとっては大切な2本の柱のようなもの。じっくりこのふたりの作曲家と向き合いたいと思っております。

ベートーヴェン・シリーズ-名古屋公演

2005-06-26 | 原口摩純日記
名古屋公演ではベートヴェンのソナタのほかに、ロマン派の代表的な作曲家の作品を演奏しました。
まずはベートーヴェン、その後シューベルト、リスト、ブラームス、ショパンと演奏し再びベートーヴェンに戻るプログラミング。
これらのロマン派の作曲家はベートーヴェンとそれほど時代が違うわけでもなく生きていた年代が重なっている作曲家もいます。そういったきら星のごとく輝く作曲家達の後にもう一度ベートーヴェンを演奏するとその個性や魅力がさらにはっきりと胸に迫ってきます。

「ベートーヴェン・シリーズ」受難記-Ⅱ

2005-06-26 | 原口摩純日記
東京公演の行われた旧奏楽堂は日曜日の公演は4時に調律開始。5時からピアニストのリハーサルが開始でき、6時開場、6時半開演、したがってリハーサルの時間が短いので別の日にすでにリハーサルはすませておく、と段取りはだいたい決まっています。そしてその日は5時少し前に会場に到着しました。
しかしナント調律師がまだ到着していません。なんでも前の仕事の都合で遅れているとか。結局、調律師が来ないままリ5時にハーサル開始。すると開始したとたん調律師のご到着。曰く「一時間調律させてほしい。そしてその後でリハーサルしてほしい」 しかし、もちろんそんなことをしたらリハーサルの時間はすでに6時の開場の時間、私のリハーサルは全く出来ません。
結局30分だけ調律させてほしい、とのことなので仕方なくピアノを調律師にわたしました。 そして30分後の5時半にやっとリハーサル開始。
会場は主催者さんに言って6時45分に繰り下げていただきました。しかし6時になると調律師が待ってましたとばかりにやってきて「さぁ6時です。開場の時間で、お客様がたくさんロビーに待っていらっしゃいます。さぁ、リハーサルの時間はおしまいです」 と、せきたてられて私は楽屋へ。
どうやら調律師は残り開演までの30分間、調律をしたかったようです。そして6時半開演しました。
調律師の遅刻。二度とあってほしくない出来事でした。しかしどんなに開演前になにかあっても不思議とこういう時は度胸がすわって心が動じません。いえ、動じなくしている、とでもいいましょうか・・・。

「ベートーヴェン・シリーズ」受難記-Ⅰ

2005-06-26 | 原口摩純日記
ついに「ベートーヴェン・シリーズ」が始まりました。
6月は東京と名古屋での演奏会です。
まずは東京。その日はハプニングの多い日でした。
少しおくれての出発で会場に車で向かい、高速にのる時でした。なんとETCのゲートが上がらず、ETCの棒につっこんでしまいました。
急ブレーキで後ろの座席にいた私は前のめりに。フロントガラスを見るとぐにゃりと曲がったETCのバーが。
クラクションを鳴らして係のおじさんを呼んでもなかなか来てもらえず、時間もなかったのであせっていました。 やっと来てくれましたがチケットを渡され「このチケットでもう一度入り直すように」と言われました。 しかし後方にはすでに別の車が並んでいましたし、高速道路にいったん入っているのにどうやって「入り直す」ことができるのか全く検討もつかず、再入場の入り口も見あたらず仕方なく先に進むことにしました。 何故バーは開かなかったのか。 後に判明したところでは、ETCカードの銀色に光っているところに指紋がついてカードが読み取れなかった、とのことでした。