銀座新聞に掲載されました。
ヤマハ銀座で原口摩純が震災で延期したコンサート、1年ぶりに
【銀座新聞ニュース=2012年3月11日】ヤマハ銀座店(中央区銀座7-9-14、03-3572-3171)は3月17日16時から6階コンサートサロンで原口摩純さんによるピアノサロンコンサート「名曲の輝き」を開催する。
ピアノ奏者の原口摩純(はらぐち・ますみ)さんがブラームス、モーツァルト、ベートベンをはじめ、クラシックの名曲を演奏する。この「名曲の輝き」は2011年3月12日に予定されていたが、東日本大震災により延期され、およそ1年ぶりに開催にこぎつける。
主な曲目は平井康三郎(ひらい・こうざぶろう、1910-2002)の幻想曲「さくらさくら」、ブラームスの「インテルメッツォOp.117.No.1」、ブルグミュラーの25の練習曲より「アラベスク」と「牧歌」、「狩」、「小さな嘆き」、貴婦人の乗馬」など、モーツァルトの「トルコ行進曲」。
ショパンの「ノクターン 嬰ハ短調 遺作 KKIVa Nr.16」と「スケルツォ 第2番」、ベートーベンの「ソナタ ト長調 Op.49 Nr.2」、ショパンの「幻想曲」より「第3楽章」、ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」(ピアノソロバージョン)」などを演奏する予定としている。
原口摩純さんは愛知県名古屋市生まれ、名古屋芸術大学を卒業、オーストリアに留学、オーストリアの3大国立大学のひとつ、グラーツ国立音楽大学ピアノ科を1等賞で卒業、グラーツ市より奨学金を得て、ウィーン国立音楽大学大学院を修了、ピアノ室内楽においてマギスター称号を授与された。
イギリス・ロンドン王立音楽大学演奏家試験に合格、ロンドン協会会員(A・R・C・M)、ベルギー・デユエ国際コンクールで特別賞、イタリア・イブラ・グランプリ国際コンクールで入賞、ドイツ・ワイマール国際音楽際セミナーで1位合格により、ドイツ国立イエナ交響楽団とシューマンのピアノ協奏曲を共演した。
1999年に初のソロアルバム「ウィンナ・ピアノ」を発売し、2002年に「ベートーベン・ルネッサンス」と「ベートーベンの贈り物」を同時発売し、いずれも音楽之友社「ステレオ」誌の優秀録音に選ばれた。その後、ウィーン国立音楽大学大学院より修士を取得、現在、東洋英和女学院大学講師で、同大学で年間を通じて「コンサート&レクチャー」を開いている。
料金は全席自由で一般3500円、ヤマハ会員3000円、学生2500円。予約、問い合わせはピアノ売場(03-3572-3132)まで。(2012-03-11)