以前、庄内中通し竿を購入したという記事を投稿したことがあったが、今回はニガタケで作られた本物の庄内中通し竿を入手した。
これまでは
「ニガタケって結局はメダケでしょ」
くらいにしか思っていなかったのじゃか、いざ現物を手に取ってみるとこれまで自分が扱ってきたヤダケ、メダケ、スズタケ、ホテイチクとは明らかに違う竹だとわかった。
昔、鶴岡のサクラマス釣り名人宅で見せていただいた時には、まだ竹竿に関する知識や経験が乏しかったので竹の種類がどうだこうだはあまり思わなかったのじゃが、やはり違う。特に穂先のテーパーや節間を見ると、
「こんな竹こっちじゃ生えてないでぇ」
の一言しか出ない。一見するとメダケっぽいんじゃけどね。
とりあえずリールシートを木綿糸でラッピングしてダイソーエポキシでコーティングしてリールを装着できるようにしたのは良いが、この後の糸通しが難儀した。
とにかく1セクションが長いんよね。竿中とおる君は1.5mしかなく、それに対して1セクションが1.7m。こんなんじゃ通せません。きれいに節抜きしてあるわけじゃなく、穂先なんか0.6mmの針金がなんとか通るくらいの穴しか開いてないんですよね。しかも節でクランクしてるし・・・・。カーボン振出の中通し竿に糸を通すような訳にはいきません。
っで、0.3mmの針金を3mほど切り出してまっすぐに伸ばしてこの小さな穴を探りながら、なんだか途中に糸詰まりした残骸を感じながら貫通させて、その針金にPE1号を結んでガイド糸にしてこのPE1号にタイコリールから引き出したナイロン2号を結んで竿の中を通すというやり方でなんとか糸を通し終わった。
クロダイも産卵から戻ってきているようなので、この庄内中通し竿を使ってクロダイでも狙って見るかな?
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