以前視そびれてしまい、今回も危うく視そびれるところだった。
かなり重たい内容のドキュメンタリーでしたね。
舞台はリオデジャネイロ最貧地区のファベーラ。
失業率70%のこの地区では、サッカー選手を夢見る子供達が懸命にサッカーボールを追いかけている。
しかしその穏やかな日常は麻薬組織の抗争によってある日突然戦場へと変化する。
ここの若者達は10代半ばで3つの選択を強いられる。
プロのサッカー選手となって町から出るか、サッカーを諦めてギャングになるか、ファベーラに埋もれて年老いるか。
多くの少年達はサッカーを諦めてギャングとなり若くして死んでゆく。
3才年下の親類とスパイクを共用している19才の少年は、名門チームから誘いがあったにもかかわらず片道300円の交通費が工面できずに入団を諦めた。
本来18才で卒業しなければならないサッカー学校に残り、スカウトの目にとまるチャンスを待っている。
ワールドカップ決勝トーナメント オランダ戦の日。
将来結婚を考えている彼女と一緒にテレビで応援するはずだったが、少年はその場に現れなかった。
ブラジルが負け、そして少年は髪を染めギャング頭となって帰ってきた。
サッカーを諦めギャングへの道を選ぶのか?
しかし少年はサッカーを諦めることができず、ギャング頭でボールを追いかけ続ける。
こういうドキュメンタリーは、沢山の人達に視ていただきたいですね。
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