彼是

　彼是考える所が有り、記述をしないでいますが、何とか日々を乗り越えています。
唯、ぎっくり腰から始まって未だに続く「腰痛」には辟易しています。
日々の生活や仕事に・・・と言うか、何もしないでいても辛い。
地震後の停電騒ぎで病院に掛かれなかったからなぁ・・・。

　昨日は御彼岸と言う事で、父と待ち合わせをして墓参りに行って来た。
墓の中に居る人達の中では、祖母以外には会った事が無い。
その祖母でさえ２２～３年前に会ったのが最後だったと思う（うろ覚え）。
昨年が７回忌だったから、最後に会ってから亡くなる迄１５年程は顔を合わせていない事になる。
長期の入院でやつれた祖母の写真を見た事が有ったが、昔の面影は無くまるで別人だった。
私自身も子供から大人になり、姿がすっかり変わった。
仮に街中で擦れ違ってもお互い気付かないと思う。
其れ程に私とは疎遠な状態で祖母は死を迎えた。

　今になって彼是思う事が有る。
今になっては遅いと言う事も多々有る。
其れ等の殆どは、取り返しのつかない事だったり、取り返す事、やり直すとしても、殆ど元通りにならない物事ばかりなのだが、何かしらやらなくては居られない物事も有る。
そう言った物は「必要に迫られている物事」であったり、唯の自己満足であったり、罪滅ぼしであったり・・・。

　健在である祖母の妹さん（Ａさん）とその後家族、親戚筋の方々が今回の地震で被災されている事が判明した。
祖母の妹さんは宮城の石巻で暮らしており、地震後連絡がつかなかった「或る程度の事」は予測していたが、数日前に茨城で暮らす娘さんを介して情報が入ってきたのだ。
幸いな事にＡさんと共に暮らす長男夫婦皆無事だったが、自宅の１階は使える状態ではないとの事。
不便な避難所から数日前に自宅に戻り、２Ｆでの暮らしを再開したそうだが、電話・電気共に復旧していないとの事。
Ａさんの御主人は既に他界しているが、其方の親類に亡くなった方が居られると言う事も分かった。
平屋建ての家で暮らしていたので、津波から逃れる術が無かったとの事。

　石巻には行った事が無く、親戚筋とも会った事が無い。
子供の頃に父から話を聞き、「石巻に親戚が居ると言うのを頭の片隅で記憶していた」だけだった。

　御見舞いを父に手渡し、一緒に送ってもらう事にしたが、
　「向こうが落ち着いたら様子を見に行こうかと思っている」
と言う父と共に行ってみようと思う。
其れは地震の有無が関係しているのではなく、以前から彼是思っている事、感じている事が有るから。
まぁ、其れを成長と言う事も出来るだろうし、自己満足と言う事も出来る。
まぁ、そんな人からの評価も自分から見た評価も、そんな事はどうでも良いや。

　有休は有り余っている。
２ヶ月ぶっ続けで休んでも未だ使い切れない日数だ。
そして５月にはまた新たな有休が其処に加算される。
３ヶ月近く休んでも良い位の日数になる。
まぁ、実際はそんなに休んだらクビになるが・・・。

　仕事は相変らず忙しいけれど、日頃頑張っているから、先輩と休みが重ならなければ大丈夫だろう。
彼是整理を、踏ん切りを付けたい気持ちも有るし、様々な物事を見聞きし、その上で考えてみたい事も有るし・・・。

　でも、懐は・・・・。
独身時代には左程感じなかったが、電車やバスの運賃って高いよなぁ～。
取り合えずその時迄にお小遣いを貯めておこう。