会社からの帰宅後、実家の父から電話が有った。
今日は父の精密検査の日。
その報告だろうと思って電話に出た。
結果は来週に分かるとの事。
色々な事をを考えなければならない、考えてしまう日々は続く。
そして、父から知らされた「悪い報せ」は他にも有った。
「シロが死んだ」
と言う事。
父の体調が優れない為、
「動物病院に預かってもらった」
と言う事は、お盆休みに実家に行った際に聞かされていたが、先月の28日(日)に死んだという事。
「老衰」と言う話だったが、どうなのだろう?
6月26日(日)に1人で実家に行ったのが、シロに最後に会った日になった。
動物病院ではずっとケースの中だったのだろう。
最後は家で過ごさせてあげたかった。
毎週病院にかかってはいたけれど、普通に日々を過ごしていた。
「ケースの中に数週間入れられっ放し」
と言う慣れない生活の中で、急速に衰え、体調を悪化させたのではないだろうか?
何だか納得しかねる別れとなった。
昨年の11月に母、12月にシロの母猫であるナナ、今年は8月にシロ・・・。
父の体長は、厄介な状態で、「可能性が大」と言う疑いでの精密検査となった。
・・・気分が優れないなぁ。
シロは、実家で生まれた。
3匹生まれ、3匹の中のどの子か分からないけれど、生まれた子猫がナナと繋がっている状態から見てきた。
シロは3匹の中で1番体が細くて、1番先に立ち上がって歩ける様になった。
唯一尻尾が長い猫だったが、尻尾は骨が曲がっていて真っ直ぐでは無かった。
喧嘩っ早い子で、未だ子猫なのに、近所の野良猫に喧嘩をしていた。
1993年末 チビが生まれる
1994年1月4日 仕事始めの日に会社近くで、先輩が昼休みに家に戻る際に子猫達が捨てられていたのを発見。
昼休み明けにその事を会社で話し、私が「飼っても良い」と言うと、子猫を見に行った。
その時には1匹しか居らず、其れが寅猫のチビだった。
1998年4月30日 私の実家で、私の腕の中でチビが旅立つ
1999年4月30日 母が野良猫を捕まえて飼い主を探す団体が「飼い主を募集している場所」の前(近所のスーパーの前?)
を通り、ナナを家に連れてくる
1999年5月5日か6日 私が帰宅すると、1階の和室の隅、段ボール箱と段ボール箱の間でナナが子猫を生んでいる最中に遭遇。
最初潜り込んでいる理由が分からず、ナナを引っ張って持ちあげたら、子猫がぶら下がっていた。
ナナに繋がっていたので、状況を理解し、慌てて元に戻した。
1999年夏 3匹の子猫の内、最も毛が長くて体格が良く、ナナにそっくりな子が貰われていった。
何処の方かは知らないので、その後の事は分からない。
2000年?2001年頃
キジ寅柄の子が夜中、母が外に出したっきり家に戻ってこない。
シロが他所の猫と喧嘩をしても、後ろで見ている大人しい子だった。
事故なのか、他の猫に追いやられたのか、あの子の意思なのかは分からない。
2015年11月12日 母死去
2015年12月9日 夜、ナナ 推定17歳、実家で父に見守られて旅立った。
2016年8月28日 シロ 17歳3カ月で旅立った。
1994年の1月から22年半以上、チビが亡くなり、ナナが来る丁度1年間を除き、21年間半以上…実家には猫が居た。
父の歳や体調の事も有るし、現状の我が家の状況も考えると、シロが最後のペットになる。
最後の息子であり、弟であった。
声をあげて泣き叫び、涙溢れて・・・とはならないけれど・・・寂しいなぁ~。
父の体調の事を考えると、
「実家に頻繁に顔を出さないと」
と思うけれど、シロが居ない事を考えると、
「行く気が起きない」
と言うのも事実。
「虚脱感」
かな。
一緒に過ごせた事を感謝する気持ちも有るし、うちで生まれてくれた事、長生きしてくれた事に
「ありがとう」
「また、会えるのであれば、思う存分遊ぼう」
と言いたい。
こんな感じで1日休んで、来週は早出当番か。
体以上に気持ちの上できついなぁ。
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