ユキさんは仕事なので、1人で山に行ってきました。
今回はJR中央本線の相模湖駅から小仏城山(こぼとけしろやま)への行程。
今迄何度通った事が有るけれど、ここ2~3年は通ってなかったと思うコースです。
相模湖駅から登山口である千木良(ちぎら)集落へ向かうのですが、丁度バスが来ていたのでバスで行く事に。
本数が少ないのであてにならないのですが、バスに乗れるかどうかで大きく時間が変わって来ます。
途中の小原宿等、宿場町や風景を楽しみたい時は別ですが、そうでなければバスがお薦めです。
千木良で降り、バス通りを離れて山に向かいます。
視線を感じて道の右手を見ると、ガレージから私を見る者が。
「ニャンダ、おミャえは?」
と言われている感じ。
逃げたり距離を取る訳ではないけれど、ジッと私を見ていたニャンコ。
日蔭のガレージのコンクリートがひんやりして気持ち良いのかな?
「挨拶も通行料もニャしか?」
「申し訳ありません。ニャン様がいらっしゃると知っていれば、マタタビを持ってきたのですが、」
目と目でそんな会話をし、挨拶をしてその場を去りました。
『キノコその1』
昔訪れた時は、山の彼方此方で沢山のキノコが見られたのですが、その後の台風の影響で気が倒れたり、地面が枝で覆われたりしてキノコが出なくなってしまった山です。
全く出ない訳ではないけれど、最初の時の様な「山がキノコ祭り状態」には程遠いものでした。
数年間同じ時期に通って様子を見ましたが、「これは元の様な状態になるのにまだまだ何年もかかるな」と思い、時間を空ける事にしたのです。
今回は
「あれから数年が経って、少しは回復したかな?」
と思って訪れたのですが、山に入って直ぐにタマゴタケを発見。
「おお、幸先が良い🎵」
と上機嫌に。
捕食中のトカゲも発見。
コオロギの様なバッタ類ですね。
『キノコその2』
『その2のアップ』
『キノコその3』
『キノコその4』
『キノコその5』
アカヤマドリに似ているけれど、それなら食用のキノコ。
コナラやクヌギ、ミズナラ、シイ等の森に発生するキノコなので、コナラが多いこの森に発生してもおかしくはない。
山の様子。
広葉樹の中を行く時間の方が多いです。
『キノコその6』
ホウキタケの1種だよなぁ。
ハナホウキタケとかキホウキタケとか色々有るけれど、毒キノコが何種類も有るので、確信が無い限り手を出せないキノコです。
『きのこその7』
タマゴタケ。
『キノコその7と同種』
周囲にタマゴタケが複数顔を出していました。
こちらの方が新しくて状態が良いですね。
艶々していて輝いて見えます。
これは食用のキノコ。
ひと際目立つし、覚えやすいキノコ。
『キノコその8』
シロオニタケ
毒の有無は不明で、食用不適のキノコ。
いぼと言うか、棘、突起だらけのキノコ。
『棘だらけの雪だるま』と言う感じ。
もう少し大きくなると、こんな具合に姿が変わって来ます。
更に大きくなると、こうなる。
結構傘が大きなきのこ。
大きさの比較。
『キノコその9』
ナギナタタケ。
食用のキノコだけれど、見た目は「食欲が湧く」物ではないなぁ。
道の脇で道行く人を見守っていくお地蔵さま。
でも、足元に生首が…Σ(゜∀゜ノ)ノ!!
お地蔵さまには首が有るし、生首の方が明らかに新しい。
はて、この生首は何なんだろうか?
途中の分岐に小さなお社が有ります。
此処から麓に下る道が有り、其処に位置しているのですが、この小道は歩いた事が無いなぁ。
此処で休憩を取ったり、昼食を摂る事が多い場所です。
前から見るとこんな感じ。
今日もお参りをして…と思ったら、お社の中に「縄?紐?」の様な物がおかれていることに
「ん?・・・」
「紐じゃないよね・・・」
「蛇だ~~ \(◎o◎)/!」
毒蛇もマムシやヤマカガシでないのは、模様から明らか。
横線の縞々が有るからシマヘビかな?
お地蔵さま2体目。
ベストを着用し、背後には彼岸花が咲いています。
アンズタケかな?
ウスタケだと毒キノコなのだけれど、大分痛んでいるキノコなのでどっちかな?
お地蔵様3体目。
こちらは頭巾のみ。
頭巾も大分年季が入っているけれど、どなたが付けられたのだろう?
シロヨメナかな。
漢字で書くと『白嫁菜』。
シオン属の本州~九州に分布する植物。
花が白くてヨメナに似ていると言うのが名の由来。
お地蔵さま4体目。
ショウマの1種。
イヌショウマ、オオバショウマ、サラシナショウマの何れかな?
花だけだと分からないなぁ。
蕾は真ん丸。
先程のアンズタケ?ウスタケ?の密集を発見。
高尾山の麓の民家でアンズタケと書かれてこのキノコに似たキノコが売られていたのを見た事が有るけれど、どうだろう?
因みにアンズタケはフランス料理でジロールと呼ばれる高級食材。
杏の実のような香りがすると言うのが名の由来だけれど、嗅いでみなかったなぁ。
ヤマハギも咲いています。
何度も通っている山なので、「此処にこの花が生えていたな」とか「此処にこのキノコが出ていた」とか「此処に倒木が有って、この先に特徴のある形の岩が」…等、覚えているコースです。
シロヨメナに泊まる蝶。
蝶の図鑑を購入したのだけれど、ちょっと使いづらい。
なかなか種類の特定がしにくいんだよね。
城山山頂直下に生えているツリガネニンジン。
花は小さいけれど、イワシャジンやベルフラワーを思い出すなぁ。
ツリフネソウ。
細い糸の様な物で花が繋がっています。
山頂直下の草原には日向の草原を好む草花が咲いています。
ワレモコウも咲いています。
ユキさんが大好きな花。
気持ちの良い青空の1日。
雲1つ無いのも良いけれど、点々と小さな雲が浮かんでいるのも良いなぁ。
ウメバチソウ(梅鉢草)。
調べたけれど、ちょっと分からないなぁ。
山頂の木彫りの天狗と。
下りは日蔭沢へ下りました。
このコースは初めて通るコース。
登山道と林道が有りますが、今回は林道を通って下山しました。
満開の萩の花には蜜を求めて何匹もの蜂が群がっていました。
たわわに実ったアケビの実。
道の横に滝が有りました。
パイルがささっていてカップが有り、水を汲める状態になっています。
水を汲んで翌日にコーヒーを入れてユキさんと頂きました。
スッキリとしたコーヒーになり、この味の差が水道水に含まれる物の味なのだと毎度のごとく認識させられました。
湧き水をお茶や紅茶、コーヒーに利用して「水道水との差」を感じた事は有るけれど、お米やその他の料理で使用した事は無い。
お米や味付けされた料理でもその「差」が分かるかなぁ?
「違いの分かる大人」
う~ん、自信無いなぁ。
滝の下には蟹さんも。
沢蟹ですね。
ホトトギスの花。
キツリフネソウも咲いていました。
日蔭沢はかつて多く見られたニリンソウが「踏み荒らしによって数が減少している」と言う事で、道沿い、川沿いに立ち入り禁止の縄が貼られていました。
バスには乗らず、歩いて高尾駅に向かう事に。
途中、摺指(するさし)に有るお豆腐屋さんでお土産に豆腐とおからドーナツを購入。
小仏の関所跡を歩きながら見て、先を行く。
おからドーナツ。
甘さ控えめのさっぱりとした味のドーナツでした。
でも、高尾山口の駅でも売られていましたね。
長々歩いて手に入れたドーナツなんだけれど、駅構内のお店で売られているのを見た時にはちょっとガッカリっしたなぁ~。
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