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『よし』・『ゆき』、我が家に住むペンギン?の「ペン太」の散策記です!

矛盾と危うさ

2006-08-16 21:19:24 | 夢・コラム等々

2006.8.16終戦記念日と靖国問題

小泉総理の靖国訪問、加藤紘一議員の実家への放火、自民党総裁候補の靖国参拝への考え方・・・等、終戦の日を前後して国の元首や国会議員と其れを取り巻く人々の考え方、社会の風潮・・・等に付いて報じられる事が多い。

 だが、私から言わせると「何、馬鹿な議論をしているのだ!」と不愉快でしかない。
靖国が戦中の軍人達の「精神の拠り所」だったとしても、何故今この時代にこの地で国の式典(国会議員が行くのは式典でしかない!)をしなければならないのか?
遺族が靖国に集まろうが、右翼が集まろうが其れは個人の自由だが、国の式典や国会議員が集まる場、想いを表明する場は靖国である必要は無い。
そんな場所よりも「あの戦争を繰り返さない」、「過ちは繰り返さない」、「同じ道を歩まず、歩む恐れの有る事を避ける」と言う教訓を生かす為の子供や大人向けの施設(資料館)と同じ敷地内に「平和」と心に誓うシンボルとなるモニュメントを建設し、其処に議員や役人、旧軍人、遺族、戦争を知らない世代、他国の戦争被害者とその御遺族、子孫、他国の要人・・・を招いて過去の歴史、現在の日本や世界情勢、今後の事とやらなければならない事、目指さなければならない事について考える場、機会にするべきである。
そう言った場は「右翼思想の象徴」であったり、「軍国主義」へ傾倒する場であってはならないし、唯単に過去の犠牲、損害と今の平和、問題点、未来への希望を考える場であれば良いのだ。
そう言った点で靖国は相応しくないし、靖国に参拝したければ各自が勝手に行けば良い。
公共事業が大好きなくせに「そう言った施設」の建設が出来ない自民党の国会議員達は、矢張り「右翼主義者」であると言えるのではないだろうか。
 マスコミも右翼と皇室報道、暴力団の事はタブー視され、積極的に論じようとしない。
そんな腰抜けなマスコミにも今回の責任は有る。

 国会議員や一部評論家、マスコミの「アジア諸国が批判するから参拝するべきではない」とか「そんな意見で参拝を中止すべきではない」と言う考え方にも納得しかねる。
問題は其処ではなく、この参拝が真に過去の事を悔やみ、考え、「平和」を構築する為への強い意思を持つ為の物なのか、戦中・戦前の国家、差の戦争を美化する為の物(儀式)なのかが問題であり、この日が何なのかを論ずるべきである。
其処に様々な矛盾と現在と今後のの日本の危うさを感じてならない・・・。



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