松輪で10キロ

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潜水日誌 54本目 富戸⇒田子

2014年09月28日 | 潜水日誌
 

今日は東伊豆の富戸でダイビングの予定だったのだけれど、小笠原諸島辺りにいる台風の南からのウネリに北東の風が当たって相模湾は大時化。
東伊豆のダイビングサービスは軒並みクローズという事で急遽、西伊豆に変更。
去年行って、伊豆で一番気に入ってるダイビングサービス「SEA LAND」さんから田子の海に行くことになりました。>去年の西伊豆日記

トップシーズンも過ぎて学生さんたちがグッと減り伊豆急もショップも空いてて、やっと落ち着ける季節。ワンボックスで早速出発です。
2時間ほど走って田子へ。東から避難してきたダイバーでDSは大賑わい。今日は謙三イントラに3人のチーム。早速1本目です。

流れも無いということで 沖の浮島根 へ。湾を出ると台風のウネリは若干あるけど、風裏でまずまず。
ここのポイント、ホントに大好き。ボートからバックロールでエントリーすると、海面から覗いただけでも群れ群れ群れ!お魚パラダイス!

 

 

 

天辺から深度を下げながらトンガリ根を周っていきます。とにかく群れ。凄いです。キンギョハナダイ、タカベ、イサギ・・
で、これがログ。いやあ、浮島根、ほんとに楽しい。

 
                                                     Mares Matrix


で、お昼を食べて2本目は白崎。2本目もホントは浮島根がいいんだけどね。水深もあるので間の時間をシッカリ開けないといけないのです。
時間がない我らは2本目は浅場でデザート的なダイビングになっちゃうのは仕方なし。
※今回でいえば、1本目が12:30(EN)-13:00(EX)で、2本目が14:20(EN)-14:50(EX)

 

去年もそうだったけどこのポイントは濁りが凄い。浅いとか以前に、海底の土質が泥っぽくて簡単に巻き上がると透明度1Mになっちゃう。

 

ここの見所は伊豆では珍しいハードコーラルのミドリイシてのが見られるところだそうです。
なんかでも、サンゴの死骸も多く見られて、ここは潜らない方が良いんじゃないかと思えてきたりして。

途中、クマノミの赤ちゃんがいて可愛かったです。

 

で、こちらが2本目。

 
                                                     Mares Matrix

なんか今回は台風のお陰?で思わぬ田子ダイビングが出来てラッキーでした。さて次回はそろそろドライスーツに衣替えかな。
次回は来月。初めての初島でのダイビング予定です。カツヲ、キハダが見られるといいな。食事がたいそう美味しいらしいのでそちらも楽しみです。




「クジラが見る夢」より

ではなぜジャック・マイヨールは素潜りで海に入ってゆくのか。これは彼を理解する上で避けて通れない大事な問題である。
いかに彼の潜水能力が優れていても、呼吸せずに海の中に滞在できるのは五分以下だ。スキューバならば始めたばかりの素人だって三十分は潜っていられる。
差は歴然としているではないか。

「なぜ、スキューバを使わないの?」とぼくは率直にジャックにたずねてみた。

「あれはエレガントでない。」と彼は言った。完璧な答えだ。

ぼく自身スキューバに対しては似たような気持ちで接してきた。素潜りならば普段のままの自分が海の中に行く。
ものものしくボンベを背負うとずいぶん無理をして海の中にいるという気がする。本当はいてはいけないところにいる感じ。・・

「私はイルカのように潜りたかった。そのためには身体を訓練しなければならなかったが、それも楽しかったんだよ。安直な方法は好きではないのさ。」