山奥の鍛治工房

趣味でやっている鍛冶作業の記録

砥石2

2008-09-07 18:32:14 | Weblog
実家にある砥石の実画像である。
番号順に
1。荒砥石(大村砥石)と中砥石(人工砥石)
2。青砥石(産地不明)
3。面修正した大村砥石(両端のみを削っただけで、あとは少しずつ使いながら
直してゆくことにした)
4。凍結して割れた天然の中砥石(備水)
5。凍結して割れた天然の中砥石の側面(備水)

 どれも共通していること。
 真ん中で刃物研いでおるがゆえに凹んでおる。(人工の中砥石を除いて)
1面ならまだしも4面とも(爆)
 これでは途中でまっ二つに折れてしまうのは道理。
 要は使い方が下手。

 いずれをも面修正しようかと考えたが、とどめを刺しそうな気がしたので
大村砥石だけを面修正。
 ぼこぼこになりました(汗)
 砥石の画像に何やら赤茶けた部分があるけど、アレがハリと呼ばれる部分。
 青砥にも茶色っぽい筋があるけど、これは石英(チャート層)がハリとなって
邪魔をしている部分。
 凍結して割れた備水であるけど、結構きれいに長手方向に割れとります。
 片割れを探したけど、いつのまにか消えてた。
 
土曜日の早朝に更新した方法で包丁を実際に研いで、メンテナンス。
ステンレス系はどうも天然砥石には不向きのようだ。
変に引っかかってしまう。
 切れ味が戻ったところで終了。

 鍛冶作業。
 鍛接うまく行かず。
 鍛接剤に大量の汗をたらし込んだ結果と思われ、
くっつかぬ。
 ヤケクソになって、熔解ぎりぎりに温度を上げるも
温度が上がらん。
 炉にも問題が出て来たか?
 
 鍛冶屋の女神様より、ちと作業を休め、って言われた気がする
作業でありました。