夫の主治医が着ている ポケモンのドクターウェア
小児科ではないけれど
茶髪の小柄な先生によく似合う。
『今日は 紺色のピカチュウだったね』
『今日は フシギダネだった』
『今日は 洗濯してるのかポケモンじゃなかったね』
・・・主治医先生のポケモン達のウエアに 随分癒やされました・・・
クリスマスの病室
コンビニのイチゴショートケーキ
1個 食べられました
「メリークリスマス!!」
ベッドの上でクリスマスパーティー
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主治医:
「年末年始に 家に帰れないのは残念ですが、
年が明けたら、様子を見て1度家へ帰ってみますか?
一泊だけですが お試しで帰りますか?
うまくいけば、自宅療養の方向に向けて調整しますか?」
私:
「酸素吸入しながら帰れますか?
車椅子に座ることも出来ないのに 大丈夫ですか?
可能なら ぜひ帰らせてやって下さい!!」
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12月18日に HCUから一般病棟へ戻ってからは
水分補給の点滴もなくなり、
主治医から
「水分も食事も 自力で
口から摂れる物を頑張って摂って下さい。
何でも食べたいもの飲みたいものなんでも!」
という指示。
この頃には 主治医は
家へ帰れる準備を考えてくれていたのかもしれない
と、思う。
もう、夫に残された時間は
とても少ないことがわかっていたのでしょう。
朝はヨーグルト1個
10時に分子標的薬2錠を服用
面会時間が始まる15時に
私がサンドウィッチや、あんパンなど
食べられそうなものを聞いて持参
頑張って ほんの一切れか二切れを食べる。
夕方17時過ぎに
又、なんとか入りそうな物を口に入れる。
どんどん食べられなくなって、
毎日毎日 体重が減っていった。
75㎏あった体重が 50㎏になった。
ベッドの上に身を起こすのも
電動ベッドのリモコン操作なしでは出来なくなって、
一人で立つことは出来なくなっていた。
こんな状態で
ホントに家へ帰ることは出来るのだろうか・・・???
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年が明けて
私は今の医療機関、看護師さんだけでなく患者家族と各所を連携してくれる方、
介護に携わる関係の方々に、
大きな驚きと、深い深い感謝を抱くことになった。