満天の星空が見たい!

温泉旅がメインの生活。酒とグルメとミステリ小説、ごくたまに失恋の話。

山陰のローカル電車、グルメ旅

2016-01-17 08:49:33 | 旅行


久しぶりに旅をした。先輩5人との「6人会」である。皆さんは年金受給者であるが、
過去の栄光で、非常勤役員などの報酬があるらしい。非常勤役員?なんじゃそれ?と
聞くと、会社を組織するには役員の数が必要で、そこに名前を連ねている。給料は新
入社員並だが、それでもちょっとした小遣いになる。なんともうらやましい限りではない



俺は海外旅行よりも国内旅行が好きで、2年前、会社からご褒美の台湾旅行をパスした
ことがある。総務の方は、「辞退するのですか?もったいない。無料で、小遣いもつい
ていますよ(3万円)…」と聞き返してきたが、パスポートが切れており、申請するのが
煩わしかった。別に意固地になっているわけではなく、今でも、フランス旅行が無料と
言われても辞退すると思う。外国には興味がないのだ。



今回は、一泊目が島根県の温泉津(ゆのつ)温泉で、二泊目が山口市の湯田温泉だった。
初日は大阪から新幹線で岡山へ、そこで特急やくもに乗り換え出雲へ。さらにローカル線
で温泉津へ、なんと5時間半の電車旅である。これは少し長すぎるかなと思ったが、まった
く車を使わない旅程が好評だった。特に、出雲から温泉津の一両ワンマンカーに揺られ、
日本海の荒々しい海を眺めての旅は、「いいねえ、情緒があるねえ」と、好評だった。




宿は「輝雲荘」で蟹のフルコース。日本海産の蟹を食べられる最西端の宿だと思うが、温泉、
料理、おもてなしと最高だった。宿に到着すると、すぐに着替えて温泉マニア垂涎の「元湯」
に入浴したが(他の5名は薬師湯に行った)、そこに地元の漁師さん6人が入っていた。俺はほと
んど人見知りしないから、「熱い湯ですね~」と言うと、「こっちへ来て。ここが比較的ぬる
いから~」などと親切にしてもらった。地元の方たちとの語らいが国内旅行の醍醐味である。



蟹三昧のコースは22、000円だったが、見た感じは、刺身、ゆで蟹は地元ブランドで、焼き蟹、
鍋は外国産だと思った。しかし、値段を考えれば、大満足で、しばらくは会話の少ない(笑)
宴会となった。この宿の一番の売りは「おもてなし」ではなかったか。スタッフの気遣い、
奉仕は心がこもっており、本当に気持ち良く滞在できた。



おもてなしの素晴らしさ…これが国内旅行が好きな要因である。---次は津和野、山口湯田温泉、秋吉台へ。