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咲花温泉、「碧水荘」の内風呂から阿賀野川は目の前。
グルメ旅であるはずの新潟旅行の初日ランチ、すなわち最初の食事が街角の焼き鳥屋だったのはショックだったが、気を取り直して磐越西線に乗り、咲花温泉に向かった。新潟駅15時46分発の新津行きに乗り、新津で会津若松行に乗り換える。約1時間のローカル電車旅だったが、いつも同様、のんびりした雰囲気で心が癒された。
咲花駅に降りると、どこかの温泉宿の浴衣を着たむ若いカップルが、駅をバックに写真を撮っていた。いきなり温泉街モードである。ただ、咲花の宿は阿賀野川に沿った、10軒ほどの温泉街でこじんまりしている。もちろん、それでいいのだ。鄙びたところだからこそ、ここまで来たのである。今夜の宿の「碧水荘」は、温泉街の一番奥ということだったが、7、8分も歩けば宿の前に着いた。
おお、いいではないか。その宿は阿賀野川の一部のように建っていた。河畔の宿として、風景に溶け込んでいる。いつも通り、絶対相手が感激するお土産(伊勢の赤福餅)を手渡し、部屋に案内されたが、思った以上にいい部屋だった。窓の下は日本有数の大河・阿賀野川。この川は水量が多いことで有名だが、まさに満々と水をたたえ、威風堂々と流れていた。しばらくその流れを見ていたが、飽きることはなかった。
この温泉のもう一つの売りは、素晴らしい温泉力である。薄い緑色の硫黄泉で、源泉掛け流し。規模が小さいので全国区ではないが、知る人ぞ知る名湯である。まずは食事の前にひと風呂浴び、そして貸し切り露天風呂に9時半に入り、明朝7時と、3度入ったが、ほんのり薫る硫黄に魅了された。
2日目は咲花発9時58分の電車で、10時41分に新津へ着いた。ここで、温泉通として、必ず訪れなければならない場所がある。その名は、そのまま「新津温泉」だが、いわゆる日帰り温泉。建物は荒れ放題のあばら家風(失礼)で、玄関で400円払って家の中に入り、そのまま奥に行くと男女ひとつずつの内風呂がある。
なぜここが有名なのか、それは独特の泉質にある。新潟の地下は石油系統の地盤であり、古来から掘削が続いていたようだが、量産的には微々たるものだったらしい。だが、その影響で県下には石油臭のする温泉がいくつかある。その中で有名なのがこの新津温泉なのだ。新津駅から、グーグルマップを頼りににその地を見つけ、温泉に入ったが、なるほど、石油系の臭いが強かった。ただ、湯船が狭く、肌荒れの治療(効果があるらしい)に来ている人が数人いたので、早々に退散した。
ランチは新津のどこかで…と思っていたが適当な店がない。こうなれば少し時間はかかるが、村上市に行った方が良さそうだ。新津から新発田に行き、そこから特急に乗って村上に着いたのは13時過ぎだった。まだ、石田旅館のランチには間に合う。その店は村上駅前だから~。(続く)
グルメ旅であるはずの新潟旅行の初日ランチ、すなわち最初の食事が街角の焼き鳥屋だったのはショックだったが、気を取り直して磐越西線に乗り、咲花温泉に向かった。新潟駅15時46分発の新津行きに乗り、新津で会津若松行に乗り換える。約1時間のローカル電車旅だったが、いつも同様、のんびりした雰囲気で心が癒された。
咲花駅に降りると、どこかの温泉宿の浴衣を着たむ若いカップルが、駅をバックに写真を撮っていた。いきなり温泉街モードである。ただ、咲花の宿は阿賀野川に沿った、10軒ほどの温泉街でこじんまりしている。もちろん、それでいいのだ。鄙びたところだからこそ、ここまで来たのである。今夜の宿の「碧水荘」は、温泉街の一番奥ということだったが、7、8分も歩けば宿の前に着いた。
おお、いいではないか。その宿は阿賀野川の一部のように建っていた。河畔の宿として、風景に溶け込んでいる。いつも通り、絶対相手が感激するお土産(伊勢の赤福餅)を手渡し、部屋に案内されたが、思った以上にいい部屋だった。窓の下は日本有数の大河・阿賀野川。この川は水量が多いことで有名だが、まさに満々と水をたたえ、威風堂々と流れていた。しばらくその流れを見ていたが、飽きることはなかった。
この温泉のもう一つの売りは、素晴らしい温泉力である。薄い緑色の硫黄泉で、源泉掛け流し。規模が小さいので全国区ではないが、知る人ぞ知る名湯である。まずは食事の前にひと風呂浴び、そして貸し切り露天風呂に9時半に入り、明朝7時と、3度入ったが、ほんのり薫る硫黄に魅了された。
2日目は咲花発9時58分の電車で、10時41分に新津へ着いた。ここで、温泉通として、必ず訪れなければならない場所がある。その名は、そのまま「新津温泉」だが、いわゆる日帰り温泉。建物は荒れ放題のあばら家風(失礼)で、玄関で400円払って家の中に入り、そのまま奥に行くと男女ひとつずつの内風呂がある。
なぜここが有名なのか、それは独特の泉質にある。新潟の地下は石油系統の地盤であり、古来から掘削が続いていたようだが、量産的には微々たるものだったらしい。だが、その影響で県下には石油臭のする温泉がいくつかある。その中で有名なのがこの新津温泉なのだ。新津駅から、グーグルマップを頼りににその地を見つけ、温泉に入ったが、なるほど、石油系の臭いが強かった。ただ、湯船が狭く、肌荒れの治療(効果があるらしい)に来ている人が数人いたので、早々に退散した。
ランチは新津のどこかで…と思っていたが適当な店がない。こうなれば少し時間はかかるが、村上市に行った方が良さそうだ。新津から新発田に行き、そこから特急に乗って村上に着いたのは13時過ぎだった。まだ、石田旅館のランチには間に合う。その店は村上駅前だから~。(続く)
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