話題もないので、最近読んだ本の話をさくっと。
以前のエントリーでも少し触れたましが「ビル・ゲイツの面接試験」という本を読みました。マイクロソフト社の入社試験について解説した本です。なんで、こんな本を読もうと思ったのか。別にIT企業に転職しようと考えているわけではありません。ただ「富士山をどう動かしますか?」というサブタイトルが気になったのです。
僕はよく知らなかったのですが、マイクロソフト社の入社試験というのは大変にユニークなことで有名なのだそうです。(といっても現在では、アメリカの多くのIT関連企業が同様の試験を取り入れるようになったため、今ではさほど珍しくはなくなったそうですが)。
マイクロソフト社の入社試験の目的は唯一つ「一人でも多くの天才を採用し、一人でも多くの馬鹿を採用しないこと」だそうです。
社員には大きく分けて、1.頭がよくて仕事の出来る社員。2.頭はいいが仕事の出来ない社員。3.頭は良くないが、仕事はそこそこ出来る社員。4.頭も悪いし仕事も出来ない社員。の4通りがあって、マイクロソフトはとりあえず、頭の悪い社員は要らないのだそうです。たとえやる気があっても、あるいは一生懸命の努力家であってもです。そこが、この会社のユニークなところなのでしょうか。
マイクロソフトの入社試験では「わが社を志望される理由はなんですか?」とか「あなたの自己PRをお願いします」などといういわゆる普通の入社面接試験にお目にかかることはまずありません。
では、どういう面接を行うのか。
パズルです。パズルを解かせるのだそうです。ごく普通のパズルもありますが、普通の人なら絶対に答えに窮するような、パズルなんだか、ひっかけなんだかよくわからないような意味不明の問題も多く出題されるそうです。上に挙げた富士山の問題などがそれにあたるといえます。
入社希望者は丸一日かけて、あるときはオフィスで、またある時はカフェで昼食を食べながら、面接官の繰り出す質問に答えていかなければならないのです。
ということで、いくつか例をあげましょう。
1. マンホールの蓋はなぜ丸いのですか?
2. 秤を使わないで、ジェット機の重さを量ってください。
3. 富士山を動かすのにどれだけ時間がかかるでしょうか。
4. 世界中に、ピアノの調律士は何人いるでしょう。
どうでしょう。僕だったらこんなの出されたら手も足もでません。マンホールの蓋の問題は以前に聞いたことがあるので分かりますが、あとはお手上げです。
まあ、そこを想像力と知恵を働かせて、頭脳をフル回転させながら、自分の頭のいいところを面接官に証明して見せなければならないわけです。
もう少しパズルっぽい問題もあります。
こっちは、一問一問の問題文が長いので、2つだけ紹介しておきます。
1. ロシアンルーレットをやってみましょう。あなたは椅子に縛り付けられて立ち上がれません。ここに回転式の銃があります。弾倉もあります。六発入りですが、今は空です。この銃に弾丸を2発入れます。隣り合ったところに入れます。弾倉を銃にもどして、回します。銃をあなたの頭に向けて引き金を引きます。「かちっ・・」弾は出ませんでした。運がいいですね。じゃあ、もう一度引き金を引きましょう。もう一回弾倉を回したほうがいいですか?それともそのまま引き金を引きましょうか?
2. 50組の夫婦のいる村があります。この村の男全員が、不貞を働いています。村の女はみな、自分の夫以外の男が不貞を働けば、即座にそれが分かります。でも、自分の夫が不貞を働いてもわかりません。村の厳しい姦通に関する掟では、自分の夫が不貞を働いたことを証明できる女は、その夫を即日殺さなければならないとしています。この掟に逆らおうなどと思う女はいません。ある日、決して過ちを犯さないことで知られる女王がこの村を訪れます。女王は、この村で少なくとも一人の夫が不貞を働いていると宣言します。さて、その後この村はどうなるでしょう。
答えを書くのがしんどいので、今日はやめておきます。
次回以降のお楽しみとします。
では。
以前のエントリーでも少し触れたましが「ビル・ゲイツの面接試験」という本を読みました。マイクロソフト社の入社試験について解説した本です。なんで、こんな本を読もうと思ったのか。別にIT企業に転職しようと考えているわけではありません。ただ「富士山をどう動かしますか?」というサブタイトルが気になったのです。
僕はよく知らなかったのですが、マイクロソフト社の入社試験というのは大変にユニークなことで有名なのだそうです。(といっても現在では、アメリカの多くのIT関連企業が同様の試験を取り入れるようになったため、今ではさほど珍しくはなくなったそうですが)。
マイクロソフト社の入社試験の目的は唯一つ「一人でも多くの天才を採用し、一人でも多くの馬鹿を採用しないこと」だそうです。
社員には大きく分けて、1.頭がよくて仕事の出来る社員。2.頭はいいが仕事の出来ない社員。3.頭は良くないが、仕事はそこそこ出来る社員。4.頭も悪いし仕事も出来ない社員。の4通りがあって、マイクロソフトはとりあえず、頭の悪い社員は要らないのだそうです。たとえやる気があっても、あるいは一生懸命の努力家であってもです。そこが、この会社のユニークなところなのでしょうか。
マイクロソフトの入社試験では「わが社を志望される理由はなんですか?」とか「あなたの自己PRをお願いします」などといういわゆる普通の入社面接試験にお目にかかることはまずありません。
では、どういう面接を行うのか。
パズルです。パズルを解かせるのだそうです。ごく普通のパズルもありますが、普通の人なら絶対に答えに窮するような、パズルなんだか、ひっかけなんだかよくわからないような意味不明の問題も多く出題されるそうです。上に挙げた富士山の問題などがそれにあたるといえます。
入社希望者は丸一日かけて、あるときはオフィスで、またある時はカフェで昼食を食べながら、面接官の繰り出す質問に答えていかなければならないのです。
ということで、いくつか例をあげましょう。
1. マンホールの蓋はなぜ丸いのですか?
2. 秤を使わないで、ジェット機の重さを量ってください。
3. 富士山を動かすのにどれだけ時間がかかるでしょうか。
4. 世界中に、ピアノの調律士は何人いるでしょう。
どうでしょう。僕だったらこんなの出されたら手も足もでません。マンホールの蓋の問題は以前に聞いたことがあるので分かりますが、あとはお手上げです。
まあ、そこを想像力と知恵を働かせて、頭脳をフル回転させながら、自分の頭のいいところを面接官に証明して見せなければならないわけです。
もう少しパズルっぽい問題もあります。
こっちは、一問一問の問題文が長いので、2つだけ紹介しておきます。
1. ロシアンルーレットをやってみましょう。あなたは椅子に縛り付けられて立ち上がれません。ここに回転式の銃があります。弾倉もあります。六発入りですが、今は空です。この銃に弾丸を2発入れます。隣り合ったところに入れます。弾倉を銃にもどして、回します。銃をあなたの頭に向けて引き金を引きます。「かちっ・・」弾は出ませんでした。運がいいですね。じゃあ、もう一度引き金を引きましょう。もう一回弾倉を回したほうがいいですか?それともそのまま引き金を引きましょうか?
2. 50組の夫婦のいる村があります。この村の男全員が、不貞を働いています。村の女はみな、自分の夫以外の男が不貞を働けば、即座にそれが分かります。でも、自分の夫が不貞を働いてもわかりません。村の厳しい姦通に関する掟では、自分の夫が不貞を働いたことを証明できる女は、その夫を即日殺さなければならないとしています。この掟に逆らおうなどと思う女はいません。ある日、決して過ちを犯さないことで知られる女王がこの村を訪れます。女王は、この村で少なくとも一人の夫が不貞を働いていると宣言します。さて、その後この村はどうなるでしょう。
答えを書くのがしんどいので、今日はやめておきます。
次回以降のお楽しみとします。
では。
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