いよいよ9月ですね。
こちらワシントンでは早くも朝夕がずいぶん涼しく感じられるようになってきました。
一時期に比べて明らかに日が短くなってきているのが分かります。
日本はまだ暑い日が続いているのでしょうか?
ところで、アテネオリンピックが無事に終わりましたね。日本は東京オリンピック以来のメダルラッシュということでかなり盛り上がったことと想像しますがいかがだったでしょうか。
僕のほうはといいますと、今回はオリンピックとほぼ無縁の生活を送ってしまいました。
女子マラソンぐらい見ておけばよかったなーと少々後悔しています。
それにしても、前任のサマランチがIOCの会長に納まって以降、本当にオリンピックは様変わりしました。アマチュアスポーツの祭典などという謳い文句はどこへやら、現在のオリンピックはいまや世界の一流企業がしのぎを削る一大ビジネスの場に取って代わられました。お互いの国の威信をかけたナショナリズムのぶつかり合いというときこえはいいですが、その内情は、一説には何千億円とも何兆円とも言われる巨大市場に群がる大企業同士の争いであって、スポンサーからジャブジャブと金をつぎ込まれ、人間ハイテク装置と化した選手ばかりがメダルを総ナメにするという、当初の崇高な理念からはおよそかけ離れた世界がそこに広がっています。いうなれば過去から連綿と続く南北問題の縮図がそこに横たわっているかのような気すらします。
しかし、そういったオリンピックのドロドロした側面は、これを観戦する我々の目からは巧妙に隠蔽され、我々が実感としてその事実を捉えることは非常に困難な状況です。
などと書きながら僕は、学生時代にディズニーランドでバイトした時のことを思い出してしまいました。
大学生の頃、何度かディズニーランドでバンド演奏のバイトをしたことがあります。ディズニーランドでバイトしたことのある人なら分かると思いますが、あの一見華やかな園内の壁一枚隔てた向こう側では非常に多くの従業員が裏方として働いています。園内の煌びやかさとは似ても似つかない世界が壁の向こう側に広がっているのです。しかし、ディズニーランド内で遊ぶお客達がこのもう一つの世界の存在を認知することはほとんどありません。この裏方達の世界は実に巧妙にお客達の死角を形作っているのです。
そしてオリンピックはまさにこのディズニーランドの世界そのままという感じがします。
何も考えずに無邪気にお膳立てに乗っかるのか、あるいはある覚悟をもって虚構の世界を見透かしたうえでお祭りに参加するのか、、、、
昨今のオリンピック事情を考える時、僕はさながら映画トゥルーマン・ショーの主人公のような気分に苛まれてしまうのです。
こちらワシントンでは早くも朝夕がずいぶん涼しく感じられるようになってきました。
一時期に比べて明らかに日が短くなってきているのが分かります。
日本はまだ暑い日が続いているのでしょうか?
ところで、アテネオリンピックが無事に終わりましたね。日本は東京オリンピック以来のメダルラッシュということでかなり盛り上がったことと想像しますがいかがだったでしょうか。
僕のほうはといいますと、今回はオリンピックとほぼ無縁の生活を送ってしまいました。
女子マラソンぐらい見ておけばよかったなーと少々後悔しています。
それにしても、前任のサマランチがIOCの会長に納まって以降、本当にオリンピックは様変わりしました。アマチュアスポーツの祭典などという謳い文句はどこへやら、現在のオリンピックはいまや世界の一流企業がしのぎを削る一大ビジネスの場に取って代わられました。お互いの国の威信をかけたナショナリズムのぶつかり合いというときこえはいいですが、その内情は、一説には何千億円とも何兆円とも言われる巨大市場に群がる大企業同士の争いであって、スポンサーからジャブジャブと金をつぎ込まれ、人間ハイテク装置と化した選手ばかりがメダルを総ナメにするという、当初の崇高な理念からはおよそかけ離れた世界がそこに広がっています。いうなれば過去から連綿と続く南北問題の縮図がそこに横たわっているかのような気すらします。
しかし、そういったオリンピックのドロドロした側面は、これを観戦する我々の目からは巧妙に隠蔽され、我々が実感としてその事実を捉えることは非常に困難な状況です。
などと書きながら僕は、学生時代にディズニーランドでバイトした時のことを思い出してしまいました。
大学生の頃、何度かディズニーランドでバンド演奏のバイトをしたことがあります。ディズニーランドでバイトしたことのある人なら分かると思いますが、あの一見華やかな園内の壁一枚隔てた向こう側では非常に多くの従業員が裏方として働いています。園内の煌びやかさとは似ても似つかない世界が壁の向こう側に広がっているのです。しかし、ディズニーランド内で遊ぶお客達がこのもう一つの世界の存在を認知することはほとんどありません。この裏方達の世界は実に巧妙にお客達の死角を形作っているのです。
そしてオリンピックはまさにこのディズニーランドの世界そのままという感じがします。
何も考えずに無邪気にお膳立てに乗っかるのか、あるいはある覚悟をもって虚構の世界を見透かしたうえでお祭りに参加するのか、、、、
昨今のオリンピック事情を考える時、僕はさながら映画トゥルーマン・ショーの主人公のような気分に苛まれてしまうのです。
儲からないことには多くの人は手を貸さないわけで、
メダルすら、国によっては名誉のためというより
報奨金とか生活のためという別の目的になって
しまったりするわけで。
仕方がないのでしょう。
私信ですみません。最近えらく多忙です。
キーワードはCBTです。
ROMらせてはいただいているのですが、
何か書こうとするまで気分が
なかなか盛り上がりません。
更新は本当に大変そうですが
気長にがんばってくださいね。
ちなみに昨晩テレビでシックスセンスを見ました。
ホラーものかと思っていたのですが、
最後のとこでビックリ。意外によくできた映画でした。
表のかわいさと美しさから考えると逆に裏方は大変なんですね。
シックスセンスは私もおもしろかったです。オススメです。
ついつい思っちゃったりして・・・。
勝つことがどういう意味合いを持っているのかって
いうところが又微妙だったりしませんかねぇ・・?
お忙しそうですね。
僕もお手伝いできると良いのですが、、、
適度に休みをとって頑張ってください。
エンドレスではモチベーションが持ちませんから、、
それからシックス・センス。
期待しないで観るとやられますよね。
たしか、これとほぼ同じ時期に二コール・キッドマンの“アザーズ”っていう映画があってこっちも面白かったんですが、二つともオチがよく似てるんですよ。暇があったら見比べてみてください。
bobさん
そうなんですよ。ディズニーランドの裏側って面白いんですよ。
ディズニーランドをぐるっと一周する汽車が走ってるじゃないですか。あれに乗ると途中で業者のトラックなど作業用の車両が走る道路の真上を一瞬横切るんですよ(もちろん、園内からは絶対に見えないようになってるんですけどね)。
汽車が来てないときは、その道路を仕入れ業者の車や清掃車などが走り回ってるんですが、汽車が近づいてくると、「汽車がきまーす」という放送がかかって、皆一斉に死角に隠れるんです。そして、汽車が通り過ぎたらまたみんな出てきて作業が続行されるんです。
あれには笑いましたね。
ダイアンさん
勝敗のもつ意味は国によっても随分違ってくるでしょうね。何年か前に南米のある国のサッカー選手が自殺点をいれたという理由でファンに射殺されちゃった事件を思い出してしまいました。
スポーツは代理戦争だっていう人もいますからね。手段を選ばず、勝つということだけを至上命題に掲げる選手などおそらく掃いて捨てるほどいるのではないでしょうか。