MY LIFE AS A DOG

ワイングラスの向こうに人生が見える

さすが

2009年08月30日 23時20分35秒 | 雑感
さすが保守王国。これだけ、与党の大物が落選しまくっているのに、しっかりと議席を死守したのが、私の出身地、石川県第2区の森喜朗氏である。

さすがは石川県である!


ちなみに、先日、あるメディアで報じられていた、早稲田大学の森川友義教授の研究室が行った、ある全国調査の結果が興味深かった。
各年齢層ごとに全国の有権者およそ3000人を対象に以下の質問をした(いずれも4者択一)。

1.今の自民党総裁は誰か?
2.日本国憲法で戦争放棄を謳っているのは何条か?
3.日本の現在の失業率は何パーセントか?
4.京都議定書はどんな問題に関して定められたものか?
5.国連の常任理事国はどこか?

全問正解は全年齢層でたったの26%。まあ、これはこれでやむをない数値かもしれない。
しかし、年齢別の正答率を比較した場合、4問以上の正解率は20才代で43%。
30才代~60才代では50%前後であるのに対し、70才代では35%、80歳以上は31%であった。

一方、人口比率で見ると20-30才代の人口は、70才代以上の人口のおよそ半分しかない一方、投票率も約半分しかない。つまり単純に計算すると、若年者層の意見は年寄りの意見にくらべて4倍近く反映されにくいということになるのではないだろうか。

今回の選挙における若年層の投票率がどの程度なのかいまだ不明であるが、
少なくとも、政治リテラシー能力が若年層に比して劣っているかも知れない70歳以上の高齢者層が投票率、人口比率ともに若年層を圧倒しているという事実を若い人たちはもう少し真剣に受け止めたほうがよいのかもしれないなあ、と老婆心ながら感じたしだいである。
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3 コメント

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4問でした・・・ (DAZ)
2009-08-31 12:09:38
失業率は分かりませんでした・・

ところで、たしかに苦しみながら森元首相が勝ち抜きましたが、
対抗が河村たかし氏の元秘書。
まあ、どんな人かイマイチ見えないし、
ただのイメージ戦略に近い状況で、
かつ、保守王国で、
あの接戦。

よく頑張ったなあっと言うところかもしれません。
ど~も、対抗として弱いというところもあったと思います。

げんに、知り合いが迷っていましたし。
森もだけど、民主党の候補もねぇ・・って。

それよりも、政治家が当選したいために、
土下座したり、歌うたったり、
なんかそんなことをされて、投票する有権者というかそういうのも問題だし、
マスコミの特にフジの選挙報道は、バラエティ化をしようとしてて、虫ずが走りました。

この日本の危機に、
そしてその方向性を決める時に
小泉進二郎の恋愛観とかバカじゃないかと・・・・ 
返信する
Unknown (kazu-n)
2009-09-01 23:23:33
今日、新聞を見たら森さん、かなりきわどい勝利だったみたいですね。次点の民主党の候補者とわずか4000票差ですか。
まあ、確かに森さんは首相経験者ですし、知名度と、地元への利益誘導力という点で言えば、次点の無名の民主党の候補者とは比較にならないでしょうから、致し方ない結果なのでしょう。
むしろ、よくぞ、ここまで森さんを追い上げたもんだと誉めてあげるべきなのでしょうか?

フジTVの選挙特番。あんまり見てなかったですが、たしかに小泉進次郎の恋愛観なんか本当にど~でもいい話ですな。
返信する
追記 (DAZ)
2009-09-02 12:03:31
選挙特別番組ではフジが最も視聴率が低かったようです。

国民はまだまだまともなのかも。。
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