せっかくの土曜日が、、

今朝出かけようと思ってふと見ると、な、な、なんとトイレが詰まっているではないか！！
急遽外出を取りやめて復旧作業に入ろうと思ったのだが、アパートに“かっぽん”とするやつがないことに気づき慌てて買いにでかけた。

（ちなみにこれって正式名称はなんていうんだろうか）

近くのスーパーで目的の“かっぽん”を発見し、急いで買って帰っていろいろ試したのだがどうもうまくいかない。
どうやらトイレの底のゆるやかなカーブと“かっぽん”の形状とがうまくフィットしていないために、空気が漏れてうまく真空にならないのだ。
その後も散々試したが、結局もっとでかい“かっぽん”を準備する以外にこの緊急事態を打開する方法はないと考え、ふたたび愛車トヨタカムリをかっ飛ばしてスーパ－へ急いだ。

スーパーで、「もっとでかいのをくれ！」と頼むのだが、これ以上でかいのはないという。
仕方なくあちこちのスーパーを駆けずり回り、大小取り混ぜてよせばいいのに4種類もの“かっぽん”を購入してしまった。

なのに、なのに、なのに！！
一個もフィットしないじゃないかー！！！！
ふざけんじゃねー、このトイレ作ったのどこのどいつだ？？？

とぶっちぎれて、アパートのオフィスに駆け込み、
「ここのトイレはどうなってんだ。“かっぽん”が嵌らないトイレなんてトイレじゃねー！失格だ！！」と文句を言ったら、すぐ人をよこすと言う。

いらいらしながら部屋で待つこと一時間。
やっとラテン系の陽気なおじさんがやって来た。
（こういうとき、この陽気さがまた気に障るのだが、、）

しかし彼は慣れた手つきで瞬く間に僕のトイレをFlushableにしてさっさと引き上げていってしまった。まさにあっという間に、、。
「おめーのやり方が悪いんだよー」だって、、

くっ、くやしい、、。
はたして“かっぽん”の使い方に“こつ”なんてものが必要なのか？
俺の使い方に誤りがあったとでもいうのか？

あまりに悔しかったのでそれからさらに30分ぐらいかけて“かっぽん”の効果を最大限に引き出す方法を、ひとり便所にこもって練習してしまった、、
われながら情けないことだ、、

一応、購入してきた“かっぽん”には
「最高の使い心地です！すべてのトイレに完全フィット！お気に召さなかった場合には御代はお返しします！」
などと書かれてあるが、さすがに使用済みで返品するのはいくらなんでもちょっと気が引ける話である。