広島市佐伯区五日市のスポーツサイクル専門店です。
NOKO・メカニックピット BLOG
イカしたブレーキ、イカがでしょう?
店主・仲西です。
今日も少し長文です。(苦笑)スミマセン。
今日は「ダイレクトマウントブレーキ」の事について少しだけ書きます。
数年前にシマノ社が一部のメーカーと共に打ち出したブレーキの新規格が「ダイレクトマウント」です。
見た目的にもブレーキ性能的にもメリットはあるのだと思いますが、個人的にはフレームが専用品となり汎用性が無くなる(フレーム側に専用の取付台座が必要なる)事、BB下にリヤブレーキを配置する事による作業性の難しさ、雨などによるブレーキアーチへの影響を考えると本当に規格として定着するのだろうか?と少しネガティブに思っていました。
当然、最初はブレーキアーチ自体もシマノしかない状況だったので、選択肢もありませんでした。
(*シマノとしては選ぶ必要はない。シマノを使えば良いという事なのでしょうが…苦笑。)
当店でも特に困ったのが「ダイレクトマウント」方式のフレームにCampagnoloパーツを組付ける場合でした。
DE ROSA/KING-XS や COLNAGO/V1R など高性能なフレームもダイレクトマウント方式を採用しています。
当然、シマノパーツで組立すれば何の問題もないんですが、当店では「やっぱり高性能なイタリアンフレームはCampagnoloパーツで組みたい!」というお客様も多い
んです。
当初、Campagnoloにはダイレクトマウントのブレーキが発売されていなかったので他社のブレーキを組み合わせる事になるのですが、単純に「パーツはカンパなのにブレーキだけシマノは嫌だ。」というお客様の想いもありますが、実際にカンパのErgopowerレバーとシマノのダイレクトマウントブレーキでは力率が違うので、通常のブレーキタッチや本来のブレーキ性能が発揮されないという物理的な理由があり、シマノのブレーキを組み合わせるコトが出来ませんでした。
リヤブレーキがギヤクランクに接触するという問題もありましたし…。
(*その時は結果的にCOLNAGOブランドのブレーキをお客様に使って頂いておりますが…。)
2016年からCampagnoloもやっとダイレクトマウント方式のブレーキアーチを発売しましたので、今後は問題なく対応出来そうです。(*正式には昨年に発表はされていましたが…)
お値段の方は流石カンパって感じですが…。(苦笑)
更に FSA から、こんなイカしたダイレクトマウント・ブレーキが発売されました!
往年のベテランサイクリストの方は思わず、昔のCレコのデルタブレーキやMODORO・クロノスを思い出す方も多いかも知れませんね。
構造的には非常にシンプルで昔のシマノAXとほぼ同じです。(*基本的にはセンターブルブレーキですね。)
最近、乗り始めた方達の眼には非常に斬新にうつるかも知れません。現在では非常に個性的なデザインですね。
実際のブレーキ性能は、まだフレームに組み付けていないので分かりません。(笑)
海外のサイクルショウではカンパと組み合わせて展示されていますので、恐らくCampagnolo・Ergopwerにも対応する設計になっていると思います。(*近日中に組み付けて確認します。)
他人とは違う個性的な自転車を作りたい方にお奨めします!
今後、「ダイレクトマウント」方式のフレーム(自転車)がどこまで増えるのかは分かりません。
既にロードバイクの世界には次の流行「DISCブレーキ」の波が押し寄せようとしていますしね。
(*DISCブレーキもシマノさんの意向だと思うんですけど…)
ただ、各社がダイレクトマウント方式のブレーキを発売して来ているというコトは当分は規格として残ると思います。
今日も少し長文です。(苦笑)スミマセン。
今日は「ダイレクトマウントブレーキ」の事について少しだけ書きます。
数年前にシマノ社が一部のメーカーと共に打ち出したブレーキの新規格が「ダイレクトマウント」です。
見た目的にもブレーキ性能的にもメリットはあるのだと思いますが、個人的にはフレームが専用品となり汎用性が無くなる(フレーム側に専用の取付台座が必要なる)事、BB下にリヤブレーキを配置する事による作業性の難しさ、雨などによるブレーキアーチへの影響を考えると本当に規格として定着するのだろうか?と少しネガティブに思っていました。
当然、最初はブレーキアーチ自体もシマノしかない状況だったので、選択肢もありませんでした。
(*シマノとしては選ぶ必要はない。シマノを使えば良いという事なのでしょうが…苦笑。)
当店でも特に困ったのが「ダイレクトマウント」方式のフレームにCampagnoloパーツを組付ける場合でした。
DE ROSA/KING-XS や COLNAGO/V1R など高性能なフレームもダイレクトマウント方式を採用しています。
当然、シマノパーツで組立すれば何の問題もないんですが、当店では「やっぱり高性能なイタリアンフレームはCampagnoloパーツで組みたい!」というお客様も多い
んです。
当初、Campagnoloにはダイレクトマウントのブレーキが発売されていなかったので他社のブレーキを組み合わせる事になるのですが、単純に「パーツはカンパなのにブレーキだけシマノは嫌だ。」というお客様の想いもありますが、実際にカンパのErgopowerレバーとシマノのダイレクトマウントブレーキでは力率が違うので、通常のブレーキタッチや本来のブレーキ性能が発揮されないという物理的な理由があり、シマノのブレーキを組み合わせるコトが出来ませんでした。
リヤブレーキがギヤクランクに接触するという問題もありましたし…。
(*その時は結果的にCOLNAGOブランドのブレーキをお客様に使って頂いておりますが…。)
2016年からCampagnoloもやっとダイレクトマウント方式のブレーキアーチを発売しましたので、今後は問題なく対応出来そうです。(*正式には昨年に発表はされていましたが…)
お値段の方は流石カンパって感じですが…。(苦笑)
更に FSA から、こんなイカしたダイレクトマウント・ブレーキが発売されました!
往年のベテランサイクリストの方は思わず、昔のCレコのデルタブレーキやMODORO・クロノスを思い出す方も多いかも知れませんね。
構造的には非常にシンプルで昔のシマノAXとほぼ同じです。(*基本的にはセンターブルブレーキですね。)
最近、乗り始めた方達の眼には非常に斬新にうつるかも知れません。現在では非常に個性的なデザインですね。
実際のブレーキ性能は、まだフレームに組み付けていないので分かりません。(笑)
海外のサイクルショウではカンパと組み合わせて展示されていますので、恐らくCampagnolo・Ergopwerにも対応する設計になっていると思います。(*近日中に組み付けて確認します。)
他人とは違う個性的な自転車を作りたい方にお奨めします!
今後、「ダイレクトマウント」方式のフレーム(自転車)がどこまで増えるのかは分かりません。
既にロードバイクの世界には次の流行「DISCブレーキ」の波が押し寄せようとしていますしね。
(*DISCブレーキもシマノさんの意向だと思うんですけど…)
ただ、各社がダイレクトマウント方式のブレーキを発売して来ているというコトは当分は規格として残ると思います。
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