@-at mark-

一日の事を延々と君は話したがった
ウワノソラの僕が一言
「日記でもつけたら」

「なぁ~んだ、なぁ~んだ、通話中か」

2012-11-15 02:12:32 | 君がいない窓に響く空しい「ひとりごと」
(今日の話題は、ちょっとしんみりした話なので、明るい話題がお好みの方は、読まないで下さい。) 

 去年の今日、11/15
 息子をオンブしながら夕飯を作り終えてから、ふと充電していたケータイを見ると、着信が…

「あれ?長崎(父方)のおばあちゃんからだ!?」

 おばあちゃんから電話がかかってくることなんて、滅多にないし、
 しかもケータイに!だったので、「どぅしたんだろう???」と思いつつ留守電を聞くと
 タイトルのような一言が入っていました。

 とりあえず折り返してみると
「K(叔父さん)と間違えてかけてしまった。」
と言われ、1分位話をして…目の前に息子(当時10ヶ月)がいたので、
「おしゃべりでも出来れば一声聞かせたいんだけどね~」
なんて言いつつ、何故かいきなり電話が切れて、またかけ直したのですが、繋がらず
「電池でも切れちゃったのかな?」
と思って、とりあえず叔父さんに
「『元気そうで良かった』と伝えて下さい。」
とメールしました。

 ウチのおばあちゃんは、ヂイチャンが耳が遠かったせいか、ダイナマイトボイスで、
 しかもお喋りもすごく、以前入院して手術をした当日に、お医者さんから水を飲むのも止められていた位なのに、
 仕事帰りに寄った叔父さんを相手に30分に話しまくり、叔父さんから
「かぁちゃん、もう休んだらどうだ?」
と言われたくらい元気なヒトだったのですが…


 年末に、ちょっと入院をして、本人は
「お正月は家に帰りたい!」
と言っていた程度だったのですが、実は病気が見つかって………
(その時は、家に帰ってお正月だったのかな?)


 1月の終わりに父とハハが行って、その滞在中の1週間だけでも、みるみる元気が無くなって、
 父からは
「めづは、ワカ(=息子。当時1才1ヶ月)が居るから無理だろう」
と言われつつ、ハハが
「子供たちにとっては、おばあちゃんなんだから!!」
と言って、私とカルちゃんに
「2月の最終土日あたり、長崎に行けないか?」
とメールが来て
(やっぱり「息子連れて行けないだろう」という結論が出て、カルちゃんとハハが2人だけで行くことになった)


 2/11、カルちゃん夫妻とスタ☆レビのLIVEに行って、別れ際に
「じゃあ、おばあちゃんに宜しくね」
なんて会話をしていたのですが…


 翌日の朝、ハハから
「夜中におばあちゃんの心臓が止まった。」
と電話をもらいました。

 両親は、すぐに長崎に向かい、カルちゃん夫妻も職場に休みの連絡をしてから向かったのですが、
 私は行くことが出来ず…

 その日、息子がお昼寝して、皿洗いをしながらジワジワと実感が湧いて、
 台所で体育座りしながらスタ☆レビの『木蘭の涙』と、スキマの『さいごのひ』を聴いてしまいました。

 
 昨日、おばあちゃんのお香典返しの梅干しの最後の2コを使って、さんまの梅しょうが煮を作りました。
 それを息子にも食べさせたら、喜んでおかわりまでされて
「あぁ、魚好きの血がこのコにも流れてるのねぇ~」
なんてしみじみ思って、ちょっとウルっときていたら、さすがに3切れ目を食べて「もっと」されて
「パパとママの食べる分なくなっちゃうよ~」
と言ってしまいました。
(サンマ2匹を5等分ずつ=10切れしかなかったので…/苦笑)


 おばあちゃんは、長崎からほとんど出たことがなかったヒトなので、
 ウチらの結婚式にも呼ばなかったし、息子の顔も写真でしか見たことがなかったケド、
 いつか長崎に連れて行って、会わせたい(お墓参りしたい)なぁ~。

 それまでは、おばあちゃん!大好きなヂイチャンと遠くから息子の成長を見守っていてください。


 ちなみに「おばあちゃんの留守電」は、保護かけて保存しています。
 ケータイが突然壊れたらイヤだなぁ~と思って、SDカードに保存したかったのですが、
 出来なかったんだよね…。


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