岸田首相の息子が”おイタ”をして、首相秘書官を辞任になったことは報道でも取り上げられている。一応ニュース貼っておきます。
なんだか母親が、つまり首相の奥さんが辞めさせたくなかったとか。本当かな。
しかも、この忘年会という席に首相自ら出席し挨拶したとか。本当かな。
で、息子本人は「辞める」と言ったが、両親から引き止められ、給料貰うとか貰わないとかで揉めて、それで世論が高じてきて、息子は「もう辞める」と言って、さすがに世論の動向をみて首相も決断。そんな流れのよう。本当かな、多分。
いわゆるネポティズム(縁故主義)というやつだ。まあ世襲議員を守るためなら、なんでもしそうな自民党だから、そんな心情はデフォルトなんだろう。ちなみにネポティズムには別の訳があって、情実主義。まさに血縁の情なのでしょう。
だから、このような情に対して、日本人はなんとも感じないのか、そういうのが常識だとでも思っているのではないかと、そんなことを感じる。ちなみにネポティズムの「ネポ」とは甥のことで、息子は甥ではないが、親戚がいたということだから、甥もいたのかと思ったりするが、そこはどうでもいい。
そもそもその昔ローマ法王が独身でなければならないのに、女性を囲い、子供を作り、その子供を「自分の甥」だとして、周りは分かっているというのに、良い役職につけることから始まった。それがネポティズム。
だから、ネポティズムには初めから不正であるという意味が含まれている。贔屓することで生じる不正を指摘している言葉である。ただ今回ネポティズムを貫けなかった。世論なるものを恐れて。
この世論ってやつはどちらに転ぶかわからない。この首相の息子のことで、これか政権に影響があるからと恐れた、そんなことでしょう。言わなくてもわかるか。
それにしても、自民党が目指す家族主義的な国家の家族って、こんな感じなのでしょうね。僕には封建主義に世論主義の重なりに見えます。この世論は世の中の空気ってことです。