今回の新型コロナウィルスCovid-19で誰もが知るようになったPCR検査だが、僕が聞いたのは11年前になる。
一応断っておくけれど、僕は医療関係者ではない。ただ現在の仕事をする前、病院で当直事務をしていただけだ。医療従事者(医者や看護師、検査技師等)ではないし、資格をもった正規の医療事務でもなかった。
僕が当直事務をやる前は大抵大学生や大学院生がバイトでやったりしていた。伝統的に某大学体育会系が引き継いで行くということもあったようで、その中には学生の間職員として働く者もいた。ちなみに待遇は良かったようだ。ボーナスが出ていたと記憶している。
僕は派遣や請負でやっていたので、医療の専門的知識もそれほど問われることはなかった。
この仕事を辞めて何年も経つ頃、豚インフルエンザがメキシコで起こり、パンデミック騒ぎになったと記憶している。バタバタ人が死んでいるとの話であったが、それは噂にすぎず、大した被害もなかった。なんせ豚インフルは季節性インフル程度の毒性しかなく、恐れる必要もなかったからだ。
当時日本でも水際作戦をとったが、もちろん被害はなかった。なんせメキシコが噂だったのだから、当たり前だ。
日本の対応はメキシコから入ってくる人々を発熱相談する部署を決めて対応していたが、熱がある人を季節性インフルエンザとしていたはずだ。
この時だ。PCR検査という言葉を聞いていたのは。その時から、当然そうなわけであるから、それ以前からPCR検査は存在していたことになる。ところが厚労省はこの時PCR検査をしないという方針にしたのであった。だから、季節性インフルエンザとしてカウントしたのかもしれない。
この時外国から豚インフルエンザのDNAデータは感染研だけが持っていて、各大学機関では手に入れることができなかった。
実は日本でもこの時豚インフルが発生したとして、当時厚労の厚労大臣が発表し、実は豚インフルではなかったとして謝罪することになった。この時間違った理由がこの時実施されたPCR検査の感度が80%程度であるために生じた間違いであるということであった。
当時の僕は「医療に関する科学はそういうこともあるだろう」程度と思っていた。ところが今回のコロナでは、PCR検査の感度や特異度が取り上げられていて、当初あたかもPCR検査があてにならないような情報が出ていた。それで思い出し、どこかで怪しいと感じていた。
それ以上に気にかかるのは豚インフルの時感染研が囲い込んだように、今回は感染研も関係しているが、保健所に囲い込まれていることである。そして保健所とは厚労省の医系技官の天下り先である。そのトップが福島靖正医務技監で政府のコロナ対応のトップである。
今回の政府のコロナ対応の問題点はここらが原因ではないかと・・・・。